秋の草が大好き!2019/09/06 20:34

秋の草が大好き!
風に揺れるエノコログサの穂先で目にした、ちょっと違和感を感じさせる物体。
風に飛ばされて来て、刺毛に引っかかった枯れ草の断片の様にも見えたのですが・・
エノコログサに止まるヒゲナガカメムシ幼虫
詳細を確認するとこの通り。淡褐色の体色を持つ小さな昆虫でした。
画像上側が頭。小さ過ぎてはっきりしませんが、2本の触覚も確認出来ます。
さて、こいつの正体は?って言う事なんですが、その答えは意外と簡単!。
エノコログサ 昆虫 と言う言葉で検索すると、上位にヒットする昆虫の幼虫でした。
その名はヒゲナガカメムシ。秋の草が大好きな吸汁性のカメムシです。
幼虫も成虫も食性は同じ。秋の草が繁り始める時期に合わせての誕生ですね。
参考に、イヌタデに止まる成虫の画像を下に掲載します。
イヌタデにいたヒゲナガカメムシ
去年の10/10に撮影し、同日ブログ記事に載せた画像です。
イヌタデ(アカマンマ)に止まって吸汁をする成虫です。
この種の好みは、イヌタデやエノコログサなど粒々の実をつける秋の草。
この先、目撃頻度がさらに増えていきそうです。

※9/6に都内で撮影
※成虫画像は去年の10/10に撮影し、同日の記事に載せた画像の引用掲載です。

木立の下に宝石が・・2019/09/04 20:10

木立の下に宝石が・・
音量はかなりダウンしたとは言え、セミ達の合唱音が依然響き渡る木立。
その下にひろがる、野草や幼木等が繁茂する場所が、今日の観察地でした。
とにかく色々な種類の混在でゴチャゴチャ。昆虫の発見は決して容易ではありません。
しかし、そんな場所でも、じーっと目を凝らせば、それなりの手応えあり。
これは、探し求めた相手が見つかって、やったね!の瞬間。
判別しづらいですが、画像ほぼ中央・エノキの幼木の葉上にそいつが止まっています。
アカスジキンカメムシ
驚かさない様に、そーっと近づいて全体像を・・
歩く宝石と呼ばれる程の美麗な体色を持つカメムシ・アカスジキンカメムシでした。
この場所で、この種に出会ったのは、今回が初めての体験。
かなり疲れたけど、じーっと目を凝らして探した甲斐があったと感じた瞬間でした。
アカスジキンカメムシの顔
さっそく前に廻り込んで、顔面迫写を一枚。
背中も凄いけど、顔にまで宝石の輝きが・・美しさを身にまとう徹底ぶりに感心です。
勿論、当人(?)に、その意識はないのかも知れないけれど・・
なお、この輝きも存命中だけ。息絶えると輝きを失い、黒くなってしまうらしい。
そう言う点では、ちょうどいいタイミングで出会えたと言うわけですね。

※9/4に都内で撮影

現在蜘蛛事情2019/08/27 21:01

現在蜘蛛事情
夏の勢いに陰りが見え始める頃、様々な蜘蛛の姿を随所で目にする様になります。
賑わいを増し始める昆虫世界への対応を着々と進めているらしい。
これは水草の葉に網を張っていたコガネグモ。ジョウロウグモといい勝負の大型種。
このデップリ体型から察するに、既に手応え十分で満腹気分を味わっていたのかも・・
木立の中でゆらゆらしてた蜘蛛
こちらは木立の中で出会った超小型の蜘蛛。木の幹の脇でゆらゆら揺れていました。
始めはゴミかなと思ったのですが、よく見ると脚も生えてて蜘蛛である事に相違なし。
極細糸でぶら下がっていた為、まるで宙に浮いている様な不思議な光景でした。
これからしっかりとした網を張る?、或いは宙吊りのまま獲物を捕獲する?・・
とにかく素性がよく判らない不思議な蜘蛛でした。
獲物に気づいていないササグモ
いっぽうササグモは、草の葉上で待機して、目前にやって来る獲物を捕獲するタイプ。
画像下側にいる、針だらけの脚を持つ蜘蛛がそれ。因みに尖った部位がお尻です。
このシーンの見どころは、画像上部、葉っぱの先に止まっている変な形の昆虫です。
カメムシの仲間・アワダチソウグンバイ。吸汁をする為、この草にやって来たみたい。
で、ササグモとしては、待ちに待ったお客さん到来で、やったね!の筈が全く無関心。
頭が下に向いているので、後ろにいる獲物が視野に入っていない様です。
でも、いつ体の向きを変えるか判りません。クンバイ君には早めの避難をお奨めです。

※中段の画像は8/27に、他は8/25に、いずれも都内で撮影

画期的変身!2019/08/07 20:28

画期的変身!
旺盛な繁り具合を見せる野草。そんな緑濃い場所で目にする定番が各種カメムシ達。
その名の通り、亀のそれを連想させる形なんですが、バリエーションは豊富です。
更に幼虫時代の姿に目を向けてみると、一層混迷の度を深める感じ。
例えばこれ。植物の葉っぱを思わせる色形で葉っぱの上をノソノソ・・
ホシハラビロヘリカメムシの幼虫です。
さて、これが成虫になった時の姿とは?・・
ホシハラビロヘリカメムシ成虫
緑の葉っぱが転じてこうなります。幼虫時代の面影はどこにも感じられません。
いわば典型的なカメムシ体形と言えるでしょうか。
幼虫時代の方が面白かったのにねと言いたくなる様な、画期的な変身です。
クサギカメムシ幼虫(推定)
さて、これは?・・私はこの幼虫を見た瞬間にカエルを連想してしまいました。
よく見ればかなり違いますが、ぴょんと飛び跳ねそうな後脚なんかカエルにそっくり。
さて、君はどう変身するの?・・そんな成虫の姿を目にするのももうすぐでしょうね。
(クサギカメムシと推定)

※本日撮影の画像ではありません。
(最上段と最下段の画像は8/6に、中段の画像は8/4に、いずれも都内で撮影)

食べるとクサいよ!2019/07/23 21:06

食べるとクサいよ!
真夏も間近に迫り、旺盛な繁茂ぶりを見せる野草。
それに合わせる様に、各種カメムシの活動がヒートアップしています。
草の緑があるところ、必ずその姿ありと言える程のラッシュ状態。
それぞれが、思い思いの色形で個性を競い合っている感じです。
これは、かなり細長だけど、典型的なカメムシ体形を持つホソハリカメムシ。
名前にあるハリは、肩の突起の鋭いとがり方に由来するものと思われます。
ブチヒゲカメムシ
こちらは、体の後側部や触覚の縞模様が特徴のブチヒゲカメムシ。
ホソハリカメムシ比、ずんぐりむっくり度が際立ちますが、これがカメムシ標準です。
同じ様な体形で、色彩バリエーションが極めて豊富な所がカメムシの面白さです。
どぎつい色を持つナガメ
例えば、こんなド派手なヤツもいます。
赤と黒。大胆な塗り分けパターンが特徴のナガメです。
この配色、ナナホシテントウの体色との共通性が感じられます。
ナナホシテントウのそれは、生物学的には警告色と言われるものらしい。
自分を襲おうとする者に、食べるとニガくて不味いよと告げる為のアピールだとか。
このカメムシの場合も同様?・・って言うか、食べるとクサいよ!でしょうね。

※ホソハリとナガメは7/23に、ブチヒゲは7/22に、いずれも都内で撮影