数少ない出会い2017/11/21 20:36

数少ない出会い
私の足音に気づいてピンと飛び跳ね。そんな反応を見せる昆虫もさっぱりだなぁ・・
草むらでの自然観察で、毎年今の時期になると感じる寂しさです。
でも、たまには、ピンと言う反応を見せる希少種との出会いも・・
今日のそれがこれ。まだ緑が残る場所で出会ったホシササキリです。
体のどこにも傷みが見られず、まだ十分現役として通用しそうな雰囲気。
でも、この種の生存期間は11月迄。今日の出会いが見納めとなるかも知れません。
つくづく、惜しいなぁ・・
ミナミアオカメムシ成虫
こちらは、ピンと飛び跳ねず、ノロノロ。
常緑樹の緑の葉上で目撃したミナミアオカメムシです。
カメムシの多くに見られる様に、この種も成虫として越冬が可能。
天気がいい日には、ノロノロとそこいら徘徊を始めるみたい。
ミナミアオカメムシの顔
ノロノロしているのを幸いに、顔面迫写を一枚。
チャーミングな黒い瞳をキャッチする事が出来ました。
それにしても、鮮やか過ぎる位なこの緑の体色。
緑が少なくなる冬の間は、居場所選定に結構苦労するだろうなぁと・・
余計な心配はご無用と言う事でしょうけどね・・

※11/21に都内で撮影

亀のバリエーション2017/11/14 21:39

亀のバリエーション
最近撮影した画像から、カメムシの仲間・3種を選んで掲載します。
まずは、集団でいる事が多いマルカメムシから・・
この種は成虫のまま越冬が可能。葉の裏などに身を寄せ合って冬を越します。
体長約5ミリと小柄ですが、カメムシ特有のあの匂いは、相当強烈。
遠くからでも、その存在を窺い知れる程。匂いによる自己主張ですね。
ヨコヅナサシガメ
匂いは殆ど発しないけど、直接的な攻撃に要注意なのが、これ。
他の昆虫等を襲い体液を吸う食性を持つヨコヅナサシガメです。
その攻撃対象は人にも・・うっかり指で掴もうとすると、グサッとやるらしい。
冬の間は太い木の幹等に群れていますが、あまり興味を示さない方がいいみたい。
ヨコヅナサシガメのシルエット
冬木立ちの中で、このシルエットを見かけたら要注意!!。
ミナミアオカメムシ成虫
典型的なカメムシ体形を持つこれはミナミアオカメムシです。
イネ科の植物に被害を及ぼすワルらしい。
冬になりイネ科植物が枯れた後も成虫のまま越冬し、春を迎えるそうです。
その越冬の様子について、私は未確認。この冬には目撃したいなぁと・・

※本日撮影の画像ではありません(11/13、11/12、11/6に都内で撮影)

野の花に来て・・2017/10/31 20:13

野の花に来て・・
まずまずの陽射しに恵まれた日、野の花を訪問中のチビ昆虫に注目しました。
小粒なイヌタデの花に止まっていたのは、アオクサカメムシの幼虫でした。
今の時期にまだ幼虫?って言う気もしますが、全然問題無し。
この種は、近づきつつある冬を成虫として乗り越える事が出来ます。
木枯らし一号も吹いたし、早く大きくならなくちゃって、花をムシャムシャ・・
ナナホシテントウ
オオアレチノギクのつぼみには、ナナホシテントウ成虫が逆さまで・・
野草の天敵・アブラムシを退治中でした。
成虫で越冬するこの種は、冬の間も枯野に僅かに残る緑の草を守り続けます。
オールシーズン対応の緑のガード役って言う訳。実に頼もしい。

※10/31に都内で撮影

いまこの姿で・・2017/10/18 20:15

いまこの姿で・・
久しぶりに青空に恵まれましたが、それも、どっしり安定してとはいかない感じ。
天気の崩れを予告する様な雲が掛かる時間帯が、次第に増え始めました。
葉の多くを散らしたサクラの木の枝先にも、アキアカネの姿は無し。
秋の情趣を堪能したい気持ちに対し、今年も天候は余りにも意地悪過ぎだなぁと・・
オンブバッタ幼虫
それでも、晴れ間が覗いた日は、昆虫達の動きも活発化してそれなりに楽しめます。
でも、手放しで楽しめるシーンばかりではないところが、何とも微妙。
例えばこれ。まだ翅も生えていないオンブバッタの若齢幼虫です。
この種は、成虫での越冬は出来ないとされています。あくまでも卵の形でだけ。
そのライフサイクルから判断して、今の時点でこの状態と言うのは余りに遅過ぎ。
この先も無事成長を続けて欲しいけど、まず無理でしょうね。なんか悲しい。
アオクサカメムシ幼虫
一方、このアオクサカメムシ幼虫については、今の時点でこの姿でも全然問題無し。
この種は、成虫のまま、林床に積もった落ち葉の下などに潜んで越冬するそうです。
今の時期は、丈夫な成虫になるために秋の草を猛食中なんですね。
オンブバッタの幼虫とは異なり、こちらは、安心して眺められる幼虫と言う訳。
冬の足音が次第に近づき始める頃、昆虫観察もかなり複雑になって来ました。

※10/18に都内で撮影

差し迫り度の違い2017/10/12 20:48

差し迫り度の違い
明日以降暫くは愚図ついた天気続きになりそうとの予報が出ています。
そんな事を耳にすると、この光景の今後についてが大いに気になります。
昆虫世界に於ける秋の象徴的シーンとも言えるアキアカネの枝先翅休め。
青空を背景にしたそれを目にするのも、当分お預けと言う事になりそうです。
このトンボの生息期間にも、そろそろ先が見え始める頃。
空模様の、出来るだけ早い快復を願いたい気持ちに・・
ホソハリカメムシ成虫
成虫での越冬も可能な昆虫に対しては、そんな差し迫った気持ちは湧きませんね。
イネ科の植物につくホソハリカメムシもその一つ。
いま最盛期を迎えているイネ科の草で、頻繁に目にする事が出来ます。
でもそれらもやがて枯れ果ててしまう定め。
そんな厳しい自然環境の中でどう生き抜いていくのか?・・
よほどの秘策があるんでしょうね。
ナナホシテントウのサナギ
こちらも、”余裕、余裕” って言う感じで、草の葉上でひっそり。
ナナホシテントウのサナギです。
これが割れて誕生する成虫には、やがて訪れる寒い冬の日々が待ち構えている筈。
でも、そんな展開はしっかり織り込み済み。その秘策とは集団で身を寄せ合って・・
冬には、ぜひそんな光景も目にしたいものです。

※10/12に都内で撮影