秋はセンチメンタルに・・ ― 2019/10/16 20:40
陽射しを隠す雲がかかりがちなすっきりしない空模様が続いています。
そんな空の下、それなりの鮮やかさで目に迫ってきたのは、モミジバフウの紅葉。
まだ、染まり始めですが、ピーク時の鮮やかさを予告する感じの色合いでした。
ついこの間終わったと思っていた酷暑の夏ですが、季節は着実に次のフェーズへ・・ 樹下の地表では、秋到来を告げる、こんな物もにょっきり顔見世をしていました。
秋はキノコの季節。その一翼を担う、ちょっぴりとんがり頭の白いやつ。
ササクレヒトヨタケ。今は白さが目立ちますが、やがて黒変してどろどろに・・
そう言う点からは、鑑賞期間限定のキノコと言えそうです。 キノコが告げる秋の訪れ。しかし、夏の名残が完全に消え去った訳ではありません。
キノコが生えていた場所の近くにはこんな物も・・
ツヤツヤの光沢感を持つセミの脱げ殻でした・・と言うのは早計で良く観察すると・・
この殻、背中に、脱皮時に付ける裂け目が見当たりません。
どうやら、地中から這い出す迄は順調だったけど、羽化に失敗した殻らしい。
長い年月暗い地中で過ごして来たのに、最終的な目的を果たせずに、夏が終わり・・
こう言う物を目にすると、ちょっぴり感傷的に気分になりますね。
秋はやはりセンチメンタルな季節だなぁと・・
※10/16に都内で撮影
梅雨明け宣言(セミ編) ― 2019/07/24 21:33
しかし昼過ぎに目にした風景は、本当は明けたんじゃないの?と疑いたくなる様な・・
でも、夏雲の湧き上がり方がまだ遠慮気味な所から見るとその通りなんでしょうね。 雨の恵みを受けて成長したキノコ達は、梅雨明け発表先送りにほっと一息かも・・
途中で少し曲がってしまったけれど、それでも健気に空に向けて伸びあがる姿。
ちょっとほっこりするこんな光景を目にすることが出来ました。 これからが ”我が世の春・否・夏" のセミ達。
梅雨明けの発表を待たずに、声高に合唱を始めていました。
これ迄は、この抜け殻の主・ニイニイゼミが主流でしたが、新メンバーが続々参入中。
今日はアブラゼミやミンミンゼミも加わり、一層大音響に・・
揃って、梅雨明け宣言(セミ編)をしている様に感じました。
※7/24に都内で撮影
ピントがおかしい? ― 2019/04/25 20:45
小さな黒い虫に焦点を合わせたのですが、周囲がボケボケで実態がつかめません。
焦点を何度も合わせ直したのですが、一向にきりっと結像しません。
さて、虫が空中を歩いている様にも見えるこの不思議なシチュエーションとは?・・ 小さな虫が止まっていたのは、樹下の草地に生えた小さなキノコでした。
裂け目が入った外縁部はきりっとしていますが、中央部は相変わらずボケボケ。
どうやら虫が止まっていた中央部は、微細な繊毛の集合構造となっていたみたい。
このレンズ、ピントがおかしいんじゃないの?って疑ったのはえらい勘違いでした。
(昆虫はシロアリの仲間と推定)
※4/25に都内で撮影
冷たい雨があがり・・ ― 2018/03/22 20:25
秋色への変身を・・ ― 2017/10/01 20:23
その色変化の基調は、やはり落ち着いた褐色系でしょうね。
林内で目にした落ち葉とキノコの組み合わせは、まさにその典型でしょうか。
ただキノコの素性を判断するのは極めて困難。
秋の情緒を、目で楽しむだけにしておいた方がいい様です。 これ迄は周囲の緑色との対比で目立っていた褐色バッタも、今はこんなにしっくり。
秋の最終盤までその姿を確認出来るオンブバッタ。
我が世の秋が来た!って言う心境でしょうか。
そろそろ木々の紅葉の便りが届き始める頃。
昆虫にも、紅葉するのがいるよって言いたくなる様な奴に出会いました。
他の昆虫を襲って捕食(体液吸い取り)するアカサシガメです。
この様な緑色の草に止まると目立ちすぎ。でも紅葉した木の葉に紛れれば・・
もうすぐ、ウハウハの時期が来るんだよって言いたい頃合いかも・・
※10/1と9/30に都内で撮影