そろそろ嫌われ者?2018/04/16 20:57

そろそろ嫌われ者?
鮮やかな若緑の葉の上に、違和感を感じさせる黒っぽい甲虫が止まっていました。
近づいて見たらこれ、コガネムシの一種・ビロードコガネ成虫でした。
その名の通り、つや消しの体表面の質感が、いかにもビロードの布地っぽい。
思わず触ってみたくなりましたが、ぽろっと転げ落ちて、バイバイ・・
今季初、それなりに見応えのある甲虫との出会いはあっけなくジ・エンドに・・
花のシベをかじるヤブキリ幼虫
地味な色調の画像の後は、かなり派手目のを一枚。
赤いチューリップの花に止まるヤブキリ幼虫です。
初期の頃に比べると、体もでっぷりして、成長の跡がありあり。
知恵もだいぶついて、花の中でも特に美味しい部分が解って来たのでしょうか。
で、花芯のシベをムシャムシャ。でも、そこは花にとって肝心かなめの部分です。
花は、”そこをかじられちゃ困るんだけどなぁ” と言う気持ちに違いありません。
春に咲く花のお友達って言う感じだった幼虫達ですが、そろそろ嫌われ者に?・・

※4/16に都内で撮影

タイミングが中々・・2018/04/14 19:31

タイミングが中々・・
若草の緑が目に眩しく感じられる今の時期の草むら。
その中では、そこを住処とする昆虫たちの脱皮が密かに行われています。
目にする度に感動を覚える神聖な生命の営み。でも立ち会うタイミングが中々・・
これはヨコバイの一種の脱皮。しかし時既に遅し、殻から完全に抜けきっていました。
脱ぎ捨てた殻とは違う方向を向いて、新しい人生・否・虫生へ第一歩・・
じゃぁなくて、ピンと勢いよく飛び跳ねですね。
ヤブキリ幼虫、脱皮完了
これも完全にタイミング遅れの脱皮目撃です。
細長い草の葉の上で行われていたヤブキリ幼虫の脱皮。
こちらも古い殻から無事抜け出せて、ほっと一息をついている状態でした。
驚くのは、本当にその殻から生まれたの?って思える位の大きさのギャップです。
良くそんなに小さい所に収まっていたもんだなぁと・・窮屈だったろうね。
ヤブキリの幼虫
そしていよいよ、殻を離れて独り立ち。
今の時期の食料である、春の花を求めての旅立ちです。
でも、長い後脚のジャンプ能力を試すにはもう少し時間が必要かもね。
そう、体が完全に固まりきってからの方がいいよ。何しろこの先長いからね。

※4/14に都内で撮影

桜並木の今2018/04/13 21:03

桜並木の今
花見客で混雑した桜並木の現在の様子です。
花の後を受け、枝を賑わしている若緑の葉が目に眩しく映りました。
人の目を惹くサクラ劇場の第二幕開演。その割りには人影もまばらでひっそり。
今の時期限定なのにね。ちょっと惜しいなぁと言う気持ちに・・
サクラの若葉にいたヤブキリ幼虫
人影はまばらでも、ある筋にとって今のサクラ並木は実に魅力的な場所の様です。
柔らかくておいしそうな若葉に惹かれてやって来る昆虫の数、極めて多し。
これは、そんな葉の一枚に止まっていたヤブキリ幼虫です。
”はやく大きくなる為にムシャムシャ食べるんだ” って駆けつけて来たみたい。
確かに今は情けない位に小さいですね。
少しヘンテコな尺度ですが、桜餅の葉を思い浮かべれば、その小ささに納得かなと・・
ヨコヅナサシガメ成虫
同じ木の幹に目を写したら、穏やかならざる物の姿が・・
ヨコヅナサシガメ(カメムシの一種)成虫でした。
この種は肉食性。サクラに来る昆虫を捕らえて体液を吸おうと言う算段の様でした。
毛虫や芋虫などが主なターゲットの様ですが、その他の種も決して油断出来ません。
って言うか、人の場合も・・鋭い口吻で刺されると非常に痛いらしい。
新緑の美に惹かれて、思わず木に近づき過ぎると・・

※4/13に都内で撮影

ほんと悪だよなぁ・・2018/04/08 20:02

ほんと悪だよなぁ・・
春の野の花と昆虫の関係について観察しました。これはジシバリの花で目にした光景。
花びらに止まっている緑色の小さいやつはキリギリスの仲間・ヤブキリ幼虫です。
今の時期は、花に止まって、それをバリバリ食べるのが日課となっています。
この花の花びらにも食い跡と思われる欠損が数カ所確認出来ます。
しかし、この程度じゃ満足出来ていない筈。更にムシャムシャが進む事間違いなし。
その具体例は下の画像で・・
ひどく食われたハルジオンの花
これは同じく野に咲く春の花・ハルジオンの様子です。
画像左上に例示したのが花本来の姿。中央のは昆虫の食害にあった姿です。
花びらも正常比・小さ過ぎますし、花芯部分にもほじくられた形跡がありあり。
かなりの猛食家の食害にあった事は間違いありません。
ヤブキリ幼虫辺りが有力容疑者と言えそうです。それにしてもひどい事するなぁ・・
タンポポに止まるモモブトカミキリモドキ
これは今の時期、タンポポの花で良く目にするモモブトカミキリモドキです。
私見、いかにも悪そうな風体で、花に対してひどい事をしそうな感じなんですが・・
花粉を食べるモモブトカキミリモドキ
接近して詳細を確認したらこの通り。
花のシベに取り付いて、花粉だけを器用に食べていました。
”見かけによらず繊細な事をやるじゃん” って言うのが率直な感想。
”虫はみかけによらない事もあり” と実感させられました。
それにしても、あのキリギリス属の幼虫達、ほんと悪だよなぁ・・

※4/8に都内で撮影

この花も中々だね2018/04/07 21:33

この花も中々だね
草むらの春を彩る花のひとつ・ハルジオンが続々と開き始めました。
北米原産で繁殖力が強く生態系への影響も大な為、侵略的外来種と言う扱いらしい。
しかし昆虫たちにとっては、そんな事はいっさい関係なし。
お腹を満たす貴重な花として、春の野に欠かせない花となっている様です。
今日も来客の数、極めて多し。
これ迄はタンポポの花に夢中だったヤブキリ幼虫も、早速やって来て浮気中。
”タンポポもいいけど、この花も中々だね” って言う事の様です。
開きかけの蕾を食らうアリ
まだ開ききらないつぼみには小さなアリが止まっていました。
で、さっそく、花びらの赤ん坊(?)をムシャムシャ・・
綺麗に咲こうとしていたのに、これをやられたらたまったもんじゃありませんね。
食われたハルジオンの花
こんな風に部分的に欠けてしまった花を見かける事も度々です。
侵略的外来種も、既存の昆虫達の手・否・口に掛かれば・・
草むらでの静かな攻防戦がこの先も続いて行きそうです。

※4/7に都内で撮影