雨は好き?嫌い?2018/09/15 20:22

雨は好き?嫌い?
降り続く弱雨の中、蝶達の活動もさっぱりでしたが、このイチモンジセセリだけは別。
雨滴をたくさん宿す水草の茂みにいる姿を多く目にしました。
この種の産卵は、イネ科の草に対して行われ、幼虫はその葉を食べて育ちます。
今は、そんな繁殖行動の繁忙期に入ったみたい。
”雨だからと言って休んではいられないのよ” って言う事らしい。
カタツムリ、雨滴をチューチュー
イチモンジセセリは、降らない方がいいけど、降っても休む訳にはいかない。
いっぽう、こちらは雨大歓迎。もっと降れ降れ!でしょうね。
クズの葉の虫食い穴に溜まった雨滴を、チューチューやっていたカタツムリ。
日照りの夏には、全然元気がありませんでしたが、見違える程の変身ぶりでした。
”水を得た魚ならぬ、蝸牛” って言う図式ですね。
ツユムシ成虫
雨滴が点々と付いた葉っぱの上に、ツユムシの成虫が止まっていました。
秋風が吹き始める頃に、成熟した姿を披露する、遅めデビューのキリギリス族です。
名前にツユとあるから、カタツムリ同様に雨が大好き?って言うのは、多分誤解。
秋は梅雨時と並んで雨が多い季節。”なりゆき上、仕方なくなのよ” でしょうね。
しかしこのショット、何となく嬉しそうに雨滴を見つめている様にも見えますが・・

※9/15に都内で撮影

そろそろ先が・・2018/08/12 20:24

そろそろ先が・・
記録破りの暑さが続く今年の夏ですが、そろそろ先が見えて来た様に思えます。
草むらのあちこちで、それを感じさせる物に出会う機会が増えて来ました。
この幼虫もそのひとつ。キリギリスの仲間・ホシササキリの幼虫と思われます。
鋭角的な体形は、細身な秋の草に良く似合いそう。
イヌキクイモの花、開く
少数ですが、秋のヒマワリとも言えるイヌキクイモの花も開き始めました。
秋の野に生きる昆虫達にとっては、貴重な蜜源とも言える花。
様々な種が訪れて、その恩恵にあずかる筈です。
と言う流れを予測して、早くもそれを待ち受けるハンターの姿が・・
少し見にくいのですが、花の斜め右下、仰向けで茎に止まる茶色の物体です。
ハラビロカマキリの幼虫
接近して見るとこの通り。褐色タイプのハラビロカマキリ幼虫でした。
秋の終盤までその姿を確認できる、この先、息が長いカマキリです。
秋はどこで待ち伏せしていれば収穫多しって言う事を本能的に察知しているみたい。
確かにその通りだと思うけど、ちょっと気が早すぎるかもね・・
今日のところはかなり暇そうでした。

※8/12に都内で撮影

過ぎ去った後に・・2018/08/09 20:18

過ぎ去った後に・・
ゆっくりとしたスピードで、関東をかすめて過ぎ去った台風13号。
その為でしょうか、台風一過の晴天と迄は行かず、青空を隠す雲が残り続けました。
しかしその隙間に覗く青空には、ちょっぴり秋めいた雰囲気が感じられた様にも・・
ツユムシ成虫
”季節はこのまま一気に秋へ” とは行かないでしょうが、その歩みは着実に・・
草地では、そんな事を感じさせるものに出会う事が出来ました。
スリムな体のツユムシ 。成虫への脱皮が既に完了です。
風を受けしなやかに揺れる秋の草に似合うその姿。
今日はその組み合わせではありませんでしたが、それを目にするのももうすぐ?。
ニイニイゼミ健在
”どっこい!、まだまだ僕らの夏は終わらないよ” って言いたげな奴が木の幹に・・
樹皮の色合いに巧みに擬態したニイニイゼミでした。
ミンミンゼミやアブラゼミ達に負けじと声を張り上げていました。
他のセミ達に先駆けて誕生した早生まれのセミです。
しかし、真夏も後半に差し掛かろうと言う今の時期まで健在と言う超寿命ぶり。
地味な奴ほどしぶといの典型と言えるでしょうか。

※8/9に都内で撮影

逃げ込んだ日陰で・・2018/08/04 20:26

逃げ込んだ日陰で・・
真夏の草地は、強烈な陽射しだけでなく、立ち昇る熱気も加わって正に殺人的な暑さ。
そこでの観察を諦めて、日陰となる場所に逃げ込む事が度々です。
何だか消極的な態度に思えますが、これがズバリ大当たり。
同じく、陽射しを避ける昆虫達の姿を多く目にする事が出来ます。
と言う事で、今日、日陰で出会った昆虫画像を4枚。
まずはこれ。立派な姿に成長したショウリョウバッタのカップルです。
太っちょのがメス、背中にちょこんと乗っかっているのがオス。
バッタの世界では良くある事とは言え、その体格差は歴然ですね。
オオカマキリの幼虫
ショウリョウバッタは、既に成熟の域に達した感じ。
いっぽう、このオオカマキリは、成虫まであともう一歩と言う段階の様です。
まだ翅が生えていないので、長距離移動が出来ないよって言う事?。
と言う訳で、手近な草に止まって、獲物よおいでおいでの待機ポーズに・・
確かに、とんがった形の草に対して相似形と言えなくもないけれど、色がねぇ・・
よほど鈍感な昆虫でない限り、ここには近寄って来ませんよね。
ツユムシの幼虫
しなやかな秋の草に合う昆虫と言えばツユムシが筆頭格に挙げられるでしょうか。
さて、今はどれ位まで成長したかと言うと、これ位でした。
成虫は、かなりおとなしめの雰囲気ですが、幼虫はこの通りワイルドな風貌。
厳しい暑さの夏の野で生きるには、これ位のコワモテが必要って言う事?・・
ツバメシジミの雄
最後は、出会ってほっとした一品を・・
葉っぱの上でゆったりと休息するツバメシジミでした。
おしゃれな尾状突起、ほんの少し覗いた表翅のクールな水色。
木立越しに吹く風が、肌に優しく当たるこの場所の雰囲気にぴったり。
出会えて良かったなぁと感じた瞬間でした。

※8/4に都内で撮影

ラッキーな体験2018/07/10 21:39

ラッキーな体験
真夏の陽射しが照りつける草地で出会った物凄いやつ。
レンズを睨みつける視線、今にも襲いかからんとしている感じの挑戦的なポーズ。
こんな威圧感たっぷりの風貌を持つ昆虫とは?・・
キリギリスの雌・成虫
側面図で正体は明らかに・・逞しく成長したキリギリスの雌・成虫でした。
お尻には鋭い産卵管が生えています。これを見る限り、繁殖能力も万全と思われます。
この日はたまたま枯れ草が積もった場所での出会いでしたので、観察的にはラッキー。
通常は夏草の繁みの中に潜んでしまう為、オスの鳴き声でその存在を知るのみ。
例の、チョン、ギースですね。
さて、こうして、立派な成虫の姿を見るにつけ、思い出すのは、5月のあの日・・
キリギリスの若齢幼虫
・・って言う事で、5月の草むら散策で出会った幼虫画像を一枚。
現状と比較にならない位に小さいし、背中にはまだ翅も生えていません。
後脚だけが頼りって言う感じで、草むらをピンピンと飛び跳ねていました。
これが約2ヶ月の時を経て、上に掲載した通りの見違える様な姿に・・
成長のパワフルさをつくづく思い知らされました。
ただ気になるのは成虫の数。幼虫時はそこら中に沢山でしたが、今はごくたまーに・・
脱皮を繰り返す成長の過程で、外敵に襲われる等の試練に見舞われたのでしょうね。
そう言った意味で、あのきつい視線に睨まれるのは、凄くラッキーな体験かなと・・

※本日撮影の画像ではありません。
成虫は7/8に、幼虫は5/5に、いずれも都内で撮影。
なお、幼虫画像は、5/5の当ブログ記事に掲載した物の引用掲載です。