色変わりが進む野で・・2018/11/12 20:31

色変わりが進む野で・・
緑色から枯れ色へ・・野草の色変わりが足早に進んでいます。
水辺の風景もこの通り。
背高の水草の緑をかすめてトンボ達が飛び交った日々も、遠い記憶の彼方に・・
毎年今の時期になると感じる寂しさは、今年も同じです。
枯野にいたウスイロササキリ
岸辺の草原の変色も、同様に進行中。
そんな中、場違いな程の鮮やかさを見せる緑色が目に飛び込んできました。
私の接近に気付いてじーっと固まったウスイロササキリでした。
背中や足先に褐色部分はあるけれど、頭から胴体への緑色が目立ち過ぎ。
この先、無事生き延びてゆくには、かなりの困難が伴いそうだなぁと・・

※本日撮影の画像ではありません(11/11に都内で撮影)

色変わりする草地で・・2018/11/05 21:06

色変わりする草地で・・
一面の緑色から暖色系に傾いた微妙な色の混合へ・・
秋の深まりにつれて、草地の彩りが急速に変わり始めています。
そこを住処としていた昆虫の賑わいも鎮まり始めて・・と思えますが・・
トリバガの仲間
そんな寂しさを感じるのは、もう少し先の事になりそう。
この時期ならではの変わり者昆虫に出会う事も多く、それなりに楽しめます。
例えばこれ。細い草の葉に止まるへんてこりんな形の蛾・トリバガです。
名前の由来は、鳥みたいな羽根を持つ蛾だからでしょうか。
こんな細い翅でうまく飛べるの?って思いますが、どうしてどうして・・
カメラの接近に気付いて飛び去る姿は、けっこうサマになっていました。
ツユムシのメス
本家キリギリスの姿は既にありませんが、その親戚筋は依然健在です。
これは、細長い秋の草がお似合いのスリムな体形を持つツユムシのメス。
面白いなぁと感じたのは、お尻に生えた産卵管の形。
スリムな体形とは不似合いな程の逞しさで、ニョキッと弓なりに・・
次世代に生をつなぐ大仕事にふさわしい形だなぁと・・
ところでその大仕事は無事終わったの?・・

※草地の風景は11/5に、そこに住む昆虫は11/3に、都内で撮影

ルビーの様な・・2018/10/31 20:33

ルビーの様な・・
最盛期は過ぎましたが、まだ多数が咲いているセイタカアワダチソウの花。
そのひとつで目にしたつぶらな赤目。豊かな陽射しを浴びて輝いていました。
宝石のルビーの様なと言ったら、ちょっとオーバーでしょうか。
さて、この印象的な目を持つ昆虫とは・・
セイタカアワダチソウにいたツユムシ
キリギリスの仲間の中では、体のスマートさでは群を抜いているツユムシでした。
この日は、花をかじる為にここにやって来ていたみたい。
体は大きいのですが、野草に止まると、葉や茎の色に同化して見分けが付き難い。
その事に自信を持ってでしょうか。実にゆったりとした食事スピードでした。
さて、今は体のスマートさが光るこの成虫の幼虫時の姿はどうだったかと言うと・・
ツユムシの幼虫
こうでした。今年の8月4日に、草むらで目にした同じツユムシの仲間の幼虫です。
スリムな成虫とは大違い。ぷっくり膨らんだお腹を持つ寸詰まり体形のチビでした。
触覚の異常なまでの長さに、成虫との共通性が見出せるでしょうか。
感度抜群のこの触覚は、成長過程での様々な危険を回避する為のツールだった筈。
そのお陰で、いま秋も盛りの草むらでゆったりとした余生の時を過ごす。
まずは、無事成長出来てよかったねと声をかけたい気持ちに・・

※本日撮影の画像ではありません。
※成虫は10/28に、幼虫は8/4に(同日ブログに掲載済)、いずれも都内で撮影。

秋の日のにらめっこ2018/10/14 19:44

秋の日のにらめっこ
秋の草が繁る場所で、緑色の昆虫とにらめっこ。
でも、つぶらな瞳の眼力の強さには、到底かないません。
さて、警戒心たっぷりで、こちらを見つめるこの昆虫の正体は?・・
ホシササキリの雌・成虫
キリギリスの仲間のホシササキリ。先が鋭く尖った産卵管を持つ雌の成虫でした。
とても警戒心が強く、こちらの足音を感知して、さっと逃げ去ります。
これは、逃げた先を目で追い、足音を忍ばせ接近してゲットした一枚。
体のスマートさは、キリギリスの仲間の中ではダントツの存在と思えます。
スリムな草が繁る秋の草むらには、まさにジャストフィットって言う感じ。
褐色タイプのホシササキリ
この種には褐色の個体も存在します。これはそのタイプの雄。
緑の草が繁る現在は結構目立ちますが、やがて周囲の環境がこの色に近づいて・・
それを見越しての体色選定でしょうか。成虫の生存期間は11月までとか・・
当分の間、このスマートな飛び跳ね族とのお付き合いを続けられそうです。

※10/14に都内で撮影

手出しは禁物!2018/10/07 19:20

手出しは禁物!
秋の草が繁る場所で出会った凄い顔。目つきもきついですが、何よりも凄いのは口。
何かやばい物食べたんじゃないの?って聞きたくなる様な色、まっかっかでした。
正体はキリギリスの仲間のクビキリギス。草食が主体の雑食性とか・・
秋の草を沢山食べて体力づくり。冬枯れの野でもしぶとく生き続けるタフな奴です。
褐色タイプのクビキリギス
近くには褐色タイプもいました。越冬するにはこの色の方が適していますね。
それにしても、おかしな体形です。
頭とんがり、お尻もとんがり、肩の部分だけがふっくら。
菱形を無理やり引き伸ばした感じでしょうか。
クビキリギスの顔
この角度から見る目つきも結構鋭い。気の荒さを象徴している感じ。
事実、こいつはかなりの曲者らしいので、要注意!。
うっかり指でつかもうものなら、大きな口を開いてガブリ!・・
自分の首がもげるまで放さないとも言われています。
だから付いた名前が、首切りギス!・・
面白い形のバッタがいた!なんて、興味本位で手を出さない方がいいみたい。

※10/7に都内で撮影