陽射しが戻った日に・・2017/08/17 20:45

陽射しが戻った日に・・
八月らしからぬ空模様の連続が、昆虫達にどう影響しているのか気になるところ。
少し陽射しが戻った日、通い慣れた草地でその動向を探ってみました。
まずは、割と平気なんだねって、ほっとできた光景から・・
不順な天候は影響なし。無事成長を果たしたオンブバッタのカップルです。
背中にちょこんと乗っかっているのがオス。乗っかられているのがメス。
晩秋まで生き続ける息の長いバッタです。
メスのお疲れ様態勢は、この先も長く続いて行きます。たいへんだねぇ・・
ヤマトシジミ
草の葉の上に、正におニューって言う感じのヤマトシジミが止まっていました。
質素な中にも自己主張を込めた斑紋。シンプル イズ ビューティ って言う感じ。
秋の野に咲く花の常連客。吸蜜する姿を目にするのもそう先の事ではない筈です。
アオドウガネ熟睡中
少しだけど陽射しが戻ったんだから、動き回った方がいいんじゃないの?・・
そんな気もしますが、このカタブツは葉っぱにつかまって熟睡中でした。
ネボスケ甲虫・アオドウガネ。昼間に見かけるのは、殆どこんな姿ばかり。
眠りこけてる
これなんて、葉っぱに潜り込んで眠りこけていました。頭隠して尻隠さず・・
久しぶりに戻った陽射しを避けるなんて、ほんと勿体ないなぁ・・
この種は、甲虫の多くに見られる夜間活動派。陽が沈んでから動き出します。
でも、ここのところの天気はとても不安定。今夜だって分からないよ・・

※8/17に都内で撮影

水滴を楽しむ2017/08/14 20:35

水滴を楽しむ
梅雨の再来を思わせる様な細い雨が降ったり止んだり・・
こういう雨の日には、野草に宿る水滴のバリエーションを楽しむ事が出来ます。
まずは圧倒的多数の面白さ。
秋本番を間近にして、数を増して来たエノコログサにつく水滴です。
個々には小さな水滴だけど、これだけまとまれば、それなりの重さになるはず。
穂のうなだれ具合が、晴れた日のそれとは明らかに違いました。
葉っぱの上に宙玉?・・
細長い草の葉の先端では、最近話題になっている宙玉レンズを連想させる光景が・・
大粒の水滴の中に、向こう側の景色が写り込んでいました。
茶色は地面の色、緑色はそこに生えた野草の葉。魚眼効果でかなり歪んでますね。
私はこれを見た瞬間、昔、駄菓子屋で買ったあんこ玉を思い浮かべてしまいました。
五円玉だったか、十円玉だったかを握りしめて、”頂戴な” って・・
ハムシ、水滴に戸惑う?・・
濃紺色の小さなハムシが細長い葉っぱの上でひっそり。動くに動けずって言う感じ。
自分よりも大きな水滴も散乱するこの場所の雰囲気に戸惑っていたのかも・・
秋晴れって言うイメージが先行する秋ですが、実際は降る雨の量もそれなりに多い。
いまからこんな調子じゃ、秋の日々を元気に過ごすのはきびしいかもよ・・
(トゲアシクビボソハムシと推定)

※8/14に都内で撮影

お昼寝タイムに・・2017/08/12 20:34

お昼寝タイムに・・
子供の頃の夏休みの習慣の一つに、母親の言いつけに従っての昼寝があります。
何で寝なくちゃいけないのって思いましたが、寝覚めのスッキリ感は確かにグッド。
そんなスッキリ感を期待してでしょうか。
昼下がりの草むらでも、お昼寝中の昆虫を多く見かけます。日陰を選んでぐっすり。
このナナホシテントウもその一例。ちょこまか動き回る為のパワーを充電中?。
カナブンぐっすり
カナブンも心置きなく熟睡中・・って言うか、随分不安定な場所でのお昼寝ですね。
もし落っこちても、硬い殻が身を護ってくれるから、大丈夫なのさ?・・
尺取り虫のお昼寝ポーズ?
こちらは、全身硬直状態でのお昼寝です。
くねくね曲がる体が特徴の尺取り虫・シャクガの幼虫。
このポーズをとっている限り、外敵の目をだませるので安心なのさって言う事?。
私の見立てでは、逆に目立ちすぎだと思うけどなぁ・・
トゲヒシバッタにアリがちょっかい
昼寝なんて言う甘っちょろい事していられるか!って言う奴もいます。
それが超勤勉派の各種アリたち。これはそんな事を示す一例。
枯れ草が敷き詰められた場所で、熟睡中のトゲヒシバッタの前脚先に注目です。
かなり大形のアリがかじりついていました。”しめしめ寝てるぞ” って・・
この直後、バッタが気付いて逃げ去りましたので、大事に至らずでした。
それにしても、ほんと迷惑な奴だなぁ・・アリたちも昼寝ぐらいしろよ!・・

※8/12に都内で撮影

日本発の困った奴2017/08/02 21:03

日本発の困った奴
最近大いに話題となっている外来昆虫が、ヒアリ。
人が刺される被害も出ており、その恐怖心から、アリ退治スプレーが爆売れとか・・
そんなヒアリ騒動では、日本はあくまでも受け身で、困ったなぁの立ち位置。
しかし、立場が全く逆って言う前例もあり。それがこの日本在来種マメコガネです。
今も草むら等に普通に生息するのですが、これが海外に渡るととんでもない事に・・
アメリカに侵入し、トウモロコシなどの農作物に甚大な被害もたらした事で有名。
その猛威から ”ジャパニーズ・ビートル” と呼ばれて恐れられたらしい。
最近でも、新たにスイスでも侵入が確認されたとの報道を目にしました。
食事中のマメコガネ
日本発の困った奴の体長は、10ミリ前後。
甲虫の中でも小形な方で、とるにたらない奴の様に見えるのですが・・
因みにこいつの食事は、この様に葉っぱの内側に、穴あけをする形で行われます。
草むらでこんな食い跡を目にしたら、その幾つかはこいつの仕業と見て間違いなし。
それにしても、日本の農作物でも大きな被害が発生ってならないのが不思議なところ。
防御法の確立もあるのでしょうが、外国の作物の方が好みなのよって言う事?・・

※8/2に都内で撮影

旬の花に来て・・2017/07/29 20:29

旬の花に来て・・
夏を彩る花と言えば、まずヒマワリが思い浮かびますが、それだけでは・・
雰囲気はかなり違いますが、水辺に咲くミソハギも抜かす事が出来ません。
盆花として用いられる事からも判るとおり、宗教的な意味合いが強い花。
色自体は華やかだけど、小粒な花が醸し出す雰囲気は、意外な程に物静か。
亡き人を想う気持ちに静かに寄り添う優しささえ感じられます。
ミソハギの花とベニシジミ
小粒な花には小柄な蝶が似合う。今日はベニシジミが来て吸蜜を繰り返していました。
まさにジャストフィットな組み合わせ。
きつい真夏の陽射しの下でも、ここだけは、優しい雰囲気が漂っていました。
ヤブガラシの花にて
目立たないけれど、ヤブガラシの花のオレンジ色も真夏を象徴する彩りです。
こちらにも可愛らしいシジミチョウがと言いたい所ですが、今日は全く別キャラが・・
窮屈な格好で花に止まり、蜜をむさぼっていたのは、かなり無骨なデカブツ。
シロテンハナムグリでしょうか。
木の幹から出る樹液に群がる姿が今の時期の通例ですが、今季はどうも不作みたい。
仕方なく、野の花の蜜あさりに作戦変更した様です。
私的には、全然似合ってない組み合わせだなぁと・・

※7/29に都内で撮影