災難の再来 ― 2020/09/17 20:41
テカテカに光った頭と思われる部位が確認出来ますので、只者じゃないなと・・
調べた結果、どうやらこれはクズの葉を好むクズクビボソハムシの幼虫らしい。
そう言えば、この草地のクズの葉では、その成虫の姿を何度も目にしています。
その画像を下に掲載します。
(7/28に撮影し、同日ブログ記事に掲載済みの画像です) 自らがつけた大きな食い跡の傍で途方にくれている様子だった成虫です。
クズの葉をターゲットにした食いっぷりの凄さには目を見張るものがありました。
食うだけではなくて、後継者の育成にも怠りなし。
その成果が今日目にした、あのコーヒー豆もどきなんですね。
その数多数!。食われる立場のクズの葉にとっては、とんだ災難の再来です。
※9/17と7/28に都内で撮影
せわしない昼下がり ― 2020/09/07 20:55
いつまでも続いて! ― 2020/08/15 20:52
しかしその猛暑パワーにもそろそろ陰りが見え始める頃でしょうか。
そう感じさせられたのが、木立に響くこのセミの声。
東京では夏の終わりを告げるセミとして認知されているツクツクボウシです。
アブラやミンミンの声にかき消されそうでしたが、それでもしっかり耳に届きました。 とは言え、そうそう簡単には夏は終わらない。そう感じさせられたのがこの光景。
樹木の幹から湧き出す樹液に集まる昆虫達の賑わいです。
今日のそれは、今まで見た中でも最高の密集度でした。
樹液にぞっこんの蝶や甲虫たちとしては、暑い夏よいつ迄も続いて!なんでしょうね。
※8/15に都内で撮影
色合いも様々 ― 2020/08/13 22:53
それぞれが思い思いの衣装をまとって個性を競い合っています。
面白いのは、それぞれの種に対して抱いている固定観念との格差が結構大きい事。
例えばこれ。樹液に来たハナムグリ達ですが、眩いばかりの輝きを放って結構派手。
宝石箱をひっくり返した様な光景があちこちで繰り広げられています。 一方こちらは、艶やかな色の斑紋で着飾ると言うイメージの蝶のいちバリエーション。
林間を居住地とするシジミチョウ・ムラサキツバメです。
シックと表現したらいいのでしょうか。派手さを排除した落ち着いた色合いです。
蛾の仲間だってもっと派手なのがいるのになぁと思いますが、これがこの蝶の個性。
私としては、”センスいいねぇ” と声を掛けたくなるのですが、いかがでしょうか。
※8/13に都内で撮影
樹液にぞっこん! ― 2020/08/11 20:08
木の太幹に印された濃い筋状のパターン。幹から沁みだした樹液の流れです。
気温の上昇に刺激されたのでしょうか。まさにダダ漏れと言える状態でした。 ・・となれば、こんな光景が繰り広げられるのが、自然界の流れ。
樹液を求める昆虫達の集結です。
定番キャストとも言えるハナムグリ系の甲虫に加え、蝶の姿も・・
普段はあまり見かける機会のないゴマダラチョウにも出会えました。 ゴマダラチョウの宿敵とも言える不法(?)外来種アカボシゴマダラの姿も・・
紅色の斑紋が鮮やかだけど、私としては心情的にゴマダラチョウ派だなぁ・・ 甲虫を押しのける様に強引な割り込みをしていたのは、スズメバチ。
こちらも、樹液にぞっこんの昆虫です。
ただ、その場の秩序を乱す動きをするので、間違いなく嫌われ者。
どこの社会にも、こう言うヤツはいるんですね。 樹液ではなくて、それに集まる昆虫達を狙うハンターの姿も・・
樹上性のカマキリ・ハラビロカマキリの幼虫でした。
しかし、この様に獲物となる甲虫の集団を遠巻きに眺めているだけ。
もう少しすると、堂々たる体形になって、向かうところ敵なしになるんでしょうが・・
ちょっと時期が早すぎた様で、残念!。
※8/11に都内で撮影