タデ食う虫も・・2018/10/29 20:54

タデ食う虫も・・
お赤飯に見たてて遊んだ幼い日の思い出につながる野の花・イヌタデ。
秋の野に咲く花の中で、可愛らしさと言う点では高ランクに位置しそうです。
そんな花に来る常連の昆虫たちも、姿形が可愛らしい物ばかりかと言うと・・
イヌタデの花に止まるカメムシ
そうとは言い切れないところが面白い。
その一例がこれ。何やら無骨な雰囲気の昆虫が2匹止まっています。
この花の常連客と言っていい存在です。
ヒゲナガカメムシ
詳細を確認するとこの通り。カメムシの仲間のヒゲナガカメムシでした。
名前の通りヒゲも長いけど、更に特徴的なのがその前脚。
まるで力こぶが盛り上がった様な面白い形をしています。正に筋骨隆々。
このマッチョな体で、花の汁をチューチュー・・
イメージ違いも甚だしいなぁと感じるのですが・・
イヌタデの花にいた甲虫
こちらも、花のイメージにはそぐわないかなぁ・・
黒光りのするころっとした体形の甲虫。
これはカメムシの様に花の汁を吸うのではなく、花をかじるタイプでしょうか。
そう言った点からは、花にとっては嬉しくない訪問客かも知れません。
タデ食う虫も好き好き・・
さて、次の訪問客は?。出来れば花に似合った可愛らしい奴をが願いだけど・・
(ルリゴミムシダマシと推定)

※本日撮影の画像ではありません(10/28に都内で撮影)

ブルーブラックの・・2018/10/09 20:37

ブルーブラックの・・
セイタカアワダチソウの花とツマグロヒョウモン・メスの組み合わせ。
秋本番の到来を実感させてくれる光景です。
オスとメスで斑紋がかなり異なるのがこの蝶の特徴。
オスは割と平凡な豹紋柄ですが、メスはアクセントカラーが小粋に決まっています。
それは、表翅を彩るインクのブルーブラックを連想させる紺色。
秋の澄んだ空気の中で目にすると、その魅力が一層強まる様に感じます。
この日は残念ながら半開き。次の出会いでは、ゆったりと翅を開いた姿をぜひ・・
セイタカアワダチソウにいたコアオハナムグリ
こちらは華麗と言えないけれど、セイタカアワダチソウとしては嬉しいお客かも・・
この花の常連客とも言える甲虫・コアオハナムグリです。
その名前通り、花に潜り込んでの採餌なので、体表面の繊毛に黄色い花粉がびっしり。
花粉媒介役としては、かなり有能な奴なのかも知れません。
この他にも、セイタカアワダチソウの花マニアの昆虫の数は極めて多し。
それらの観察もこの先の楽しみです。

※本日撮影の画像ではありません(10/8に都内で撮影)

緑に映える・・2018/09/12 20:59

緑に映える・・
暑さも峠を越した今、過激な暑さに参っていた植物の緑も息を吹き返した感じ。
そんな緑に映える昆虫を、最近撮影した中から2枚選んで掲載します。
まずは、地味な色合いの物が多い蛾の中では異色とも言えるカラフルな奴。
その名はアカマダラメイガ。クリーム色と紅色の対比が丁度いい按配です。
私はこれを見る度に、旧国鉄の特急列車の車体色を思い浮かべてしまいます。
とんと見かけなくなってしまいましたが・・
クビボソハムシの仲間
秋は、様々な色合いを持つハムシの仲間のバリエーションを楽しめる季節。
これは、それほど派手じゃないけど、緑に映えていい味を出していました。
止まっていたのは、旺盛な繁り具合を見せているクズの葉。
随分派手な食い跡を付けたもんだなぁと・・でも確信が持てません。
この様な食い方をする昆虫と言えばコフキゾウムシが筆頭格に挙げられます。
とんだ濡れ衣かも知れません。
(クビボソハムシの仲間)

※本日撮影の画像ではありません(9/8に都内で撮影)

夏の主役達を殺す・・2018/08/02 20:22

夏の主役達を殺す・・
連日の猛暑を受けカラカラに乾いた地面。そこで目にした異質な輝きを放つ物体。
既に息絶えたリュウキュウツヤハナムグリでした。
南方から流入した甲虫で、暑さには強い種と思っていたのですが、早くもこの姿。
桁違いの暑さの連続により、体力的なダメージを受けてしまったのでしょうか。
息絶えた蛾の幼虫
こちらは、熱気が立ち込めるアスファルト路面に転がっていたイモムシです。
お尻に生えたアンテナ状の突起から判断して、スズメガの仲間の幼虫と思われます。
ぴくりとも動きません。元気に飛び回る成虫にはなれず、炎天下に悲しい姿を晒す。
こちらも、記録的な猛暑によるダメージを受けた犠牲者なのかも知れません。
アブラゼミの翅とアリ
梅雨明け後の暑さを受け、例年より早く始まったセミの季節。
そんな前倒しの結果として、こんな光景を頻繁に目にする様になりました。
片方だけ千切れて転がっていたアブラゼミの翅。
精一杯声を張り上げて、地上での短い生を全うした結果であればいいのですが・・
注目点は、画像左側に写っている黒い物体。翅をしげしげと見つめるアリでした。
この後、翅の先端にかじりつき、巣への持ち帰りにチャレンジしていました。
”夏の主役達を殺す暑さ” そんな今、後始末屋としての活躍がこの先も続きそうです。

※8/2に都内で撮影

見る見る穴だらけ2018/07/30 21:09

見る見る穴だらけ
植物の葉っぱを主食とする昆虫の数、極めて多し。
しかし、種類によって、その食べ方に大きな違いが見られます。
アジサイの葉っぱで見た甲虫・ドウガネブイブイの場合はこの通り。
葉の端からではなく、内側の葉肉部分を、葉脈を残して猛烈に食い漁ります。
結果、この様に大きな穴だらけの葉っぱが出来上がって行くと言う訳。
ドウガネブイブイ集団の猛食ぶり
この甲虫は、アジサイの葉っぱが大好物なんでしょうか。
何匹もが寄り集まって、集中攻撃を敢行中ですから、堪ったものではありません。
誕生したての幼い葉であろうとお構いなし。見る見る悲惨な状態に変わって行きます。
オンブバッタ、葉っぱを食す。
やがて花開くキクイモの葉っぱにも穴あけ職人(?)が・・オンブバッタでした。
自分が空けた食い跡の穴を見つめて、しばし食事休憩の瞬間でしょうか。
秋の始まり、暑さがおさまってからは成熟した昆虫のラッシュ時期になっていきます。
植物にとっては被害の影響を最少にする為にも、出来るだけ沢山葉を繁らせないと・・
葉っぱ大好き昆虫と植物の攻防が、この先も長く続いて行く筈です。

※本日撮影の画像ではありません(バッタは7/29に、甲虫は7/28に共に都内で撮影)