日本発の猛食家2018/07/19 20:25

日本発の猛食家
連日の猛暑に食欲も減退気味ですが、それとは真逆の猛食ぶりを示す痕跡も・・
正に穴だらけ。葉脈を避けて柔らかい部位だけをムシャムシャって言う食べ方ですね。
さて、この特徴的な食べ方をする昆虫の正体は?・・
葉っぱを食害中のマメコガネ
近くの葉っぱで、犯行場面をキャッチする事が出来ました。
穴あけ職人は、小型のコガネムシ・マメコガネでした。
今の時期、様々な植物の葉や花に群れて猛烈な食欲を披露している農業害虫です。
その罪状は渡来先の米国でも、つとに有名。果樹園などに甚大な被害を与えたらしい。
渡来元が日本である事から、ジャパニーズ・ビートルと呼ばれて恐れられたのだとか。
そう言う事で有名になるのは、決して誇れる事ではないような・・
でも、当人(?)は反省の色も見せず、この夏も猛烈な勢いで食いまくっています。

※7/19に都内で撮影

真夏の木にて・・2018/07/16 20:40

真夏の木にて・・
昨日(7/15)、多種の甲虫が樹液を求めて殺到していたクヌギの木を再訪しました。
結果は甲虫の数が減少、種類もハナムグリに限定と言う様変わりぶりでした。
理由は、樹液の噴出量が減少した為と思ったのですが、そうではないみたい。
この通り、発酵して白く泡立った樹液も確認出来ますので、決して少なくはない筈。
あたりには、お酒を思わせる強い香りもプーンと漂っていました。
他の甲虫達は、昨日飲みすぎて、今日は二日酔い状態?・・
いずれにしても、呑んべいNo.1は、この種で決まりと考えてよさそうです。
(シラホシハナムグリと推定)
緑色のチビが、ロッククライミング中
美酒に酔いしれる者もいれば、早く成虫になる為の身体鍛錬に余念なき者もあり。
その一例がこれ。木肌を岩場に例えると正にロッククライミング中と言う趣でした。
慎重に一歩一歩、絶壁を登って行ったこのチビの正体とは?・・
ハラビロカマキリの幼虫
ハラビロカマキリ幼虫でした。この種の成虫は草むらから樹上に居所を移します。
まだ幼虫体形のこのチビも本能に目覚めて練習中と言う事だったみたい。
草むらを徘徊していた時とは勝手が違う筈ですが、このチャレンジ精神さえあれば・・
樹上に住む昆虫達にとって、脅威となる存在が登場間近である事は間違いありません。

※7/16に都内で撮影(クヌギの木での樹液摂取シーンは7/15の記事にも掲載中です)

腹ばい錐の余地もなし2018/07/15 21:37

腹ばい錐の余地もなし
クヌギやコナラ等の幹から沁みだす樹液に群がる昆虫達。
そんな光景を目にするのも、今の時期の昆虫観察の楽しみです。
今日見たこれは今季最大級のラッシュ状態。噴出ポイントに群がる甲虫たちです。
色とりどりのカナブンやハナムグリ達が、ごく限られた噴出ポイントに殺到中でした。
正に立錐(りっすい)の余地もなし・・って言うか、腹ばい錐の余地もなしの状態。
幹上方に止まっているのは、これ又、樹液に目がない蝶・アカボシゴマダラでした。
甲虫達の迫力に気後れして、近づくのをためらっている様子。
樹液を求めるアカボシゴマダラ
しかし、いつまでもためらっていたら、樹液を吸い尽くされてしまいそう。
・・と言う事で、意を決して、甲虫集団の上にふわりと着地しました。
早速、黄色いストロー(口吻)を伸ばして、樹液吸いのチャレンジを開始。
でも予想以上に甲虫達のガードが固かったみたい。いくら探れどポイントヒットせず。
暫くチャレンジしていましたが、諦めて近くの草の葉に引き揚げてしまいました。
なお樹液大好き昆虫としては、あの乱暴者・スズメバチも筆頭格に挙げられます。
今日は姿を見かけなかったのですが、もしあいつがこの場に現れていたら?・・
少し違う展開になっていたかも知れません。その修羅場は次回に期待と言う事で・・

※7/15に都内で撮影

ブロンズメタリックな・・2018/07/05 20:34

ブロンズメタリックな・・
梅雨の戻りを感じさせる様な雨空がひろがった一日。
そんな暗い雰囲気を跳ね返す様な輝きを放つ甲虫に出会いました。
草の葉上で休息中のカナブン。正にブロンズメタリックな輝き。
これはどう見ても金属製だねと言いたくなる様な・・
カナブンの顔面接写
顔面の迫力も相当なもの。
この顔で肉食性だったら怖い事になりますが、この種はもっぱら樹液愛好派。
人相・否・虫相は、必ずしもその性格を反映している訳ではない様です。
カナブン幼虫
さて、光輝くこの甲虫の幼虫時代の姿は?・・
これと思われます。今、乾いた路面等に無造作に転がっているのを度々目にします。
そんな所に転がっていたら、干上がっちゃうよって心配になる位のドジっぷり。
成虫も、どちらかと言えばどっしりタイプで、機敏な動きを見せません。
姿は違えど、その性格は、幼虫時代からずーっと継承と言う事の様です。

※成虫は7/5に、幼虫は6/30に、いずれも都内で撮影

真夏モードに・・2018/07/01 21:10

真夏モードに・・
背丈を競う様に突きあがる夏草。草の繁みの奥からはキリギリスの声も響いて・・
梅雨明けの発表と共に、草むらの風景が一気に真夏モードに突入した感じです。
ヤブガラシで吸蜜するアオスジアゲハ
旺盛な繁茂力を見せるヤブガラシの花に来て吸蜜していたのは、アオスジアゲハ。
青緑色の斑紋が、夏の陽を浴びて一層の輝きを見せていました。
元気な花に、元気な蝶。この組み合わせも真夏を象徴する風景と言えそうです。
アイノカツオゾウムシ(推定)
元気いっぱいと言えるかどうか・・微妙だったのが、この鼻長昆虫でした。
ゾウムシの仲間・アイノカツオゾウムシと思われます。
細い草の茎を、ヨタヨタと、危なっかしい足取りで行ったり来たり・・
ぎこちない足取りだなぁと、ハラハラして見ていたら、案の定、ポロリと落下!・・
その瞬間、翅が開いてふわりと・・但し、大した飛翔距離じゃありませんでしたね。
こんなドジな奴に出会えるのも、昆虫の数が増えてきた事の恩恵です。
暑さ負けしない様に注意しながら観察を続けたいと思います。

※7/1に都内で撮影