季節を進ませる雨に・・2019/11/27 20:09

季節を進ませる雨に・・
音もなく降り続く雨が加速する冬景色への推移。
遊歩道には、鮮やかな黄色の絨毯が敷き詰められていました。イチョウの落葉です。
台風による影響もあり、こんな光景は無理かなと思っていたけれど、ほぼ例年通り。
自然は、人が思うほどにヤワな物ではない事を実感させられました。
微妙な色合いのドウダンツツジの葉
イチョウの葉は、時を合わせた様に一斉に散り落ちる。
いっぽう、低木ドウダンツツジの葉は、長く枝に留まり続けます。
鮮やかな紅色から枯れ色へ・・ゆっくりと色変りを進めます。
今日目にしたのはしっとりと雨に濡れた姿。派手過ぎず、かと言って地味過ぎず。
最も味わい深い色合いを見せる時期が、今なのかも知れません。
所在無さげなジョロウグモ雌
色変りを進める木立の中にいたジョロウグモ・雌。
ぼろぼろに壊れた網を直す気力も失せた様で、所在無さげにぶらさがっていました。
こんな粗末な網に掛かるドジな昆虫の姿は、当然の事ながら皆無。
さらに定番的な眺めである、遠巻きに寄り添う小さな雄の姿も既に無し。
降り続ける雨が、この雌への最後通告を告げていたのかも知れません。

※11/27に都内で撮影

斜光を浴びて・・2019/11/22 20:42

斜光を浴びて・・
厳しい寒さの冬到来を告げるのは、早くから西に傾き始める陽射し。
目にする自然をハイコントラストに浮かび上がらせる照明効果が抜群です。
そんな情景のひとつがこれ。折れ枝で翅休めをする2匹のアキアカネ・雄。
鮮やかな紅色が、斜光を浴びて、なお一層の冴えで目に迫って来ました。
派手なと言う表現が当てはまりそうですが、この色から受ける印象は真逆。
もうすぐ消え去る前の、最後の炎の輝きの様にも感じられて、寂しさが募るばかり。
終焉間近な(?)ジョロウグモの網
斜光を浴びて輝く蜘蛛の網。獲物の姿がさっぱりなのがいかにも今の時期らしい。
網の主はジョロウグモ・雌。
昆虫達にとっての脅威の存在にも終焉が時が迫っている感じでした。
この情景でほっとするのは、雌の上方に小さな雄の姿を確認できる事。
繁殖行動を終えた雌は、用済みとして雄を食べてしまうと言う事をよく耳にします。
このカップルについては、そんな残酷物語とは無縁なまま共に終焉の時を迎える?・・
そうであって欲しいなと言うのは、撮影者の勝手な思い入れでしょうね。

※本日撮影の画像ではありません(11/21に都内で撮影)

1号吹いたはまだだけど・・2019/11/20 21:30

1号吹いたはまだだけど・・
肌を刺す様な風の冷たさに、冬の始まりを強く実感させられた午後。
空に浮かぶ雲も、その風に煽られて激しく形を変えていました。
東京での木枯らし1号発表には至らずでしたが、感覚的には十分該当かと・・
いよいよ、厳しい寒さに身構える時期に入ったんですね。
ユキヤナギに産み付けられたオオカマキリ卵のう
昆虫達の冬への準備も着々と進行中。
成虫での越冬が不可能な種の多くは、次世代の命が宿る卵の産み付けに多忙です。
これは、ユキヤナギの枝に産み付けられたオオカマキリの卵のう。
細枝が複雑に交差するこの木は、卵を狙う宿敵の目を欺く上では最良の選択肢。
今年も、そのノウハウに従っての、手際の良い産み付けが着々と行われています。
これも、かなり見つけにくい箇所に、どっしり安定した形で固定されていました。
さすがです。
ハチを捕食中のジョロウグモ雌
このジョロウグモ雌は、既に産卵を済ませたのでしょうか?。
でも、ハチを捕食しているこの光景から推察すると、まだなのかも・・
産卵を完遂する為には十分な栄養摂取が必要。じゃんじゃん食べまくるぞ!・・
そんな時期なのかも知れません。
数は大分減ったとは言え、生き続ける昆虫にとっては要警戒の日々が依然続きます。

※11/20(空)と11/19(オオカマキリ卵のうと蜘蛛)に、共に都内で撮影。

良からぬ者も・・2019/11/13 20:42

良からぬ者も・・
南アフリカ原産のユリオプスデージー。
花期は11月から翌5月迄とか。花の少ない時期に咲く貴重な花といえそうです。
今年も順調に開花し始めました。・・となれば当然のことですが・・
吸蜜に夢中なミナミヒメヒラタアブ
花の数の減少を嘆いていた昆虫にとっては、正に救いの神的な存在となっている筈。
今日目にしたのは、小さなハナアブ・ミナミヒメヒラタアブでした。
蜜源がびっしり並んでいるので、こたえられないよと言う感じで張り付いていました。
この花がある限り、寒さが厳しくなってもへっちゃらさって言う気持ちでしょうか。
ユリオプスデージーにいたハナグモ(推定)
救いの神的な花ですが、そこには、良からぬ者の姿も・・
それがこれ。早く獲物がやって来ないかと待ち伏せ中の超小型の蜘蛛でした。
網を張らずに、俊敏な動作で獲物をキャッチするハナグモでしょうか。
花芯の大きさと比べても、いかに小さいかが判ります。
蜜に夢中な昆虫達にとっては、さして関心を呼ばないゴミ的な存在かも・・
そこが狙い目の、この小ささ、目立たぬ色合いなんでしょうね。
やるなぁ・・

※11/13に都内で撮影

限界の時期に?・・2019/11/12 20:21

限界の時期に?・・
全盛期とは大きく異なる雰囲気が漂い始めた昆虫の世界。
そんな光景がここにも・・
がっくりうなだれたポーズをとるオオカマキリのメス。
自慢のカマを振るって多数の獲物を捕らえた日々の疲れが、どっと出て?・・
カメラを睨み返すオオカマキリ・メス
それは、こちらの勝手な思い込みだった様です。
カメラの接近に気付き、きーっと睨み返す視線の鋭さは相変わらず。
この分だと、まだまだいけそうかな?・・
息絶えた(?)ジョロウグモ
いっぽうこちらは、もう限界越えの様でした。
エノキの枝からぶらんと吊り下がっていたジョロウグモのメス。
微風を受けてゆらゆら揺れていましたので、既に息絶えた個体だったのかも・・
毎年、この時期になると、多く目にする事になる寂しい光景です。
今年も、いよいよ、そんな限界の時期に差し掛かったんですね。

※本日撮影の画像ではありません(11/10に都内で撮影)