輪廻を感じさせる・・ ― 2020/11/27 20:06
秋は空を見上げる機会が他の季節に比べて、格段に多くなります。
さて、今日は?と期待したのですが、どんよりとした曇り空。
なかなか思い通りには行きません。 これは、絶妙なカーブの雲を楽しんだ昨日、地上で目にした光景。
ポプラの木の細枝に、完璧な状態で残されていたセミの抜け殻です。
遠く過ぎ去った日の置き土産。依然ツヤツヤの質感を保っている所が何か悲しい。
再び、賑やかな蝉時雨を耳にする迄には、長い長い時間が必要。
しかしこの木立の地中には、来夏の誕生を目指す幼虫が多数潜んでいるんでしょうね。
昆虫世界の輪廻を感じさせる光景でした。
※11/26に都内で撮影
猛暑の夏の・・ ― 2020/09/04 23:34
時の移ろいの・・ ― 2020/09/02 19:41
猛暑の日に木立で・・ ― 2020/08/12 21:09
これは午後に見た西の空。遠くから雷鳴が耳に届き、只事ならぬ雰囲気が・・
暑さを鎮める効果を望んで一雨ざーっとを期待したのですが、それは叶わずでした。 連日の猛暑はセミ達の活動に一層のパワーを与えている様です。
後に続く新顔達も続々と地上デビューを準備中。これもその一つ。
透けて見える青緑の体色から判断してミンミンゼミの幼虫と思われます。
殻の背中がパカッと割れて、賑やかな合唱団の一員としてのデビューを果たす。
既に秒読み段階に入った様です。今日の日暮れ後でしょうね。 蝉時雨が降り注ぐ木立で目にした、かなり気がかりな光景がこれ。
幹の根元に近い箇所に、ドリルであけた様な丸い穴がいくつも空いていました。
近くには白っぽい木屑がびっしり。
この手の狼藉を働く者としては、カミキリムシの幼虫が筆頭格に挙げられるらしい。
その被害は甚大で、この悪者に取り憑かれた樹木は衰弱の一途を辿るしかないとか。
蝉時雨は夏の雰囲気を盛り上げる効果音なんて、呑気に構えてはいられないかも・・
※8/12に都内で撮影
目利きの名手も・・ ― 2020/08/08 21:49
今にも襲いかかられそうな恐怖心を感じながらシャッターオン!。 全体像はこの通り。
何と表現していいのわかりませんが、只者ではないなぁと言う雰囲気が漂っています。
アオメアブ。昆虫を捕らえ、その体に口吻を突き刺して体液を吸う食性の持ち主。
全方角を見渡せそうな大きな複眼は、その荒技行使の為の必須の装備なんですね。 荒技行使の代表種を挙げるとすれば、スズメバチの仲間も抜かす事は出来ません。
その恐ろしい行状については、度々、夏場のニュースネタになる事でも承知の通り。
人への攻撃はまだしも、他の昆虫を襲うなんて言うのは、朝飯前のちょろい行為。
でも、たまにはドジをしでかす事もあるみたい。今日目にしたこれはその一例ですね。
葉上に残されたセミの抜け殻に飛びつき、口器を接しさせてガシガシ・・
でも、すぐに、こりゃ餌にならんわと気づいたらしく、すごすごと退散しました。
目利きの名手もたまにはねって言う事で、ちょっとほっとさせられる光景でした。
※8/8に都内で撮影