季節の落し物が・・2017/10/05 21:36

季節の落し物が・・
高空に掛かるのは、陽射しを邪魔しない軽快な雲。
空の表情が一段と秋らしくなってきました。
地表に落ちたセミの抜け殻
そんな今、地表に目を落とすと、季節の進展を示す物がいっぱい。
いわば過ぎ去った季節の落し物発見!と言えるでしょうか。
これはその一例。妙に艶かしい光沢を放っていた、小さなセミの抜け殻です。
この殻から誕生したセミ成虫の姿は、既にこの木立にはなし。
後は、周囲の枯葉や枯れ枝と共に、土に還る日を待つだけ。
地表に落ちたアシナガバチの巣
近くには、アシナガバチの巣も落ちていました。
同種ハチは、古い巣の使い回しはせず、順次新調の巣での子育てをしていくらしい。
いわば、これは、用済みのお古と言う訳ですね。
この様に、今の地表は過ぎ去った季節の落し物ばかりの寂しい状況と思えますが・・
それを否定する物がこの画像にも・・巣の直下に緑色の若芽が写っていました。
幼木の前段階の赤ちゃんみたい。周りの枯葉等を養分として、この先スクスクと・・
そんな逞しい展開を想像したくなる、ちょっぴり嬉しい発見でした。
アカボシゴマダラ幼虫
もっと具体的な、次の季節につながる感じの逞しい物にも出会いました。
エノキの幼木に止まっていたアカボシゴマダラ(蝶)の幼虫です。
当ブログでも何度かとり上げていますが、今日のこれの巨体ぶりは明らかに桁違い。
こんな立ち上がりポーズをとっている事から見て、サナギ化する寸前と思われます。
そのまま冬木立ちの中に潜み、冬を越す事になるのか・・
この後の展開は分かりませんが、その決断の時は目前に迫っている様です。

※10/5に都内で撮影

お別れの予告?・・2017/09/12 21:02

お別れの予告?・・
独特の抑揚を付けて林間に響くツクツクボウシの声。
東京では、夏の終わりを告げる寂しげな音の風物詩と言っていい様です。
これ迄は、幹の高い場所に止まる姿ばかり。見上げても一体どこに?って言う感じ。
それが観察者の眼前、ほぼ水平の位置にまで降りて来ました。
これは、アブラゼミやミンミンゼミにも共通する傾向。
そのセミの季節の終わりが近い事を告げている様に思えます。
ようやくお近づきになれたのに、それが、お別れの予告とは・・
ツクツクボウシを眼前観察
眼前観察のメリットは、ディテールまでじっくり確認できる事。
私の印象に強く残ったのはこの眼。黒く光るつぶらな瞳が何ともチャーミング。
別れを思い、涙で潤んでいる様に見えたのは、私の思い過ごし?・・

※本日撮影の画像ではありません(9/11に都内で撮影)

相変わらずの空に・・2017/09/07 21:08

相変わらずの空に・・
秋雨前線がどっかりと腰を据えた感じ。
今日も、すっきりしない空から、細かい雨が断続的に降り続きました。
秋の野の主役のひとつ・エノコログサの穂にも、細かい水滴がびっしり。
雨に濡れるアジサイは梅雨時の風物詩。秋のそれはこの草と言っていいのかも・・
ツバメシジミ
同じく水滴を宿す草の葉に、真新しい翅を持つツバメシジミが止まっていました。
この場の空気は、じとーっと湿って、不快指数は相当高め。
そんな中で目にしたこのクールな姿、ほっと救われる様な気がしました。
セミの抜け殻
愚図ついた天気の連続は、夏の主役達の早期退場を促す物となっている様にも・・
微かに耳に届くセミの声も、切れ切れな感じで、一時の様な生彩が感じられません。
雨に濡れた木の幹に残された抜け殻も、どこか寂しげ。
この様な痕跡を残して樹上に登った目的は、異性と出会い繁殖行動を果たす事。
生憎の天候続きの夏だったけれど、その目的が無事成就された事は祈るばかり。

※9/7に都内で撮影

ばったり途絶えた日2017/08/31 20:37

ばったり途絶えた日
遅生まれのツクツクボウシも含め、全てのセミの声がばったり途絶えた日。
しとしと降る雨に、夏の主役達の勢いが完全に削がれてしまった感じ。
雨粒を宿した草の葉上では、こんな寂しい光景も目にしました。
何らかの理由でもげてしまったアブラゼミの片翅。
じっとりと雨に濡れていました。
鳴かないアブラゼミ
でも、目を凝らせば、いることはいるんです。現役が・・
雨に濡れた木の幹にひっそり止まるアブラゼミ。
天気さえ快復すれば、まだまだ大声を出せるんだよ・・であって欲しいもの。
カタツムリは大喜び
セミとは対照的。湿気たっぷりになる程、元気倍増って言う感じなのがこれ。
今日は、まさにカタツムリの展示会って言う雰囲気さえ感じられました。
でも、このヒト(?)達がウハウハ喜ぶ八月と言うのもねぇ・・

※8/31に都内で撮影

終わりとなれば・・2017/08/28 19:58

終わりとなれば・・
東京でのセミの季節の終焉を告げるのが、このツクツクボウシ。
名前通りの抑揚を付けた鳴き声が、次第にボリュームアップして来ました。
この声が途絶えた時、夏も終わったなぁと、寂しい思いにかられる事が通例。
今年も、その時が間近に迫ってきた様です。
ツユムシ幼虫
かなり変則的な夏だったけど、終わりとなれば、やはり寂しい。
そんな気持ちを元気付けてくれるのが、こんなチビ達の姿です。
長すぎる足を持て余し気味にしている感じのツユムシ幼虫。
背中の翅もだいぶ伸びて来て、あともう一歩で成虫への段階に入ったみたい。
夏の暑さを鎮める雨に濡れながら、秋の草に止まる姿を目にするのも、もうすぐ。

※8/28と8/27に都内で撮影