晴天よ、長く・・2017/11/19 20:08

晴天よ、長く・・
不順な天候続きでしたが、秋から冬への遷移はほぼ正常に進んでいる様です。
草むらには、先端から白く泡立ち始めたセイタカアワダチソウ。
そして樹々の葉も、思い思いの色に色づき始めました。
ヨシの穂光る水辺
水辺では背高なヨシの穂が、西陽を浴びて輝きながら、風に揺れていました。
毎年、この時期になると目にする光景。いわば晩秋の定番とも言える眺めです。
一見華やかに見えますが、この後に訪れるのは、枯れ色に覆われた冬景色。
数日の冷え込みから考えて、そんなに先の事ではないでしょうね。
アキアカネ垂直止まり
「まだ頑張っていたんだね」そう声を掛けたくなるものにも出会えました。
水辺に打ち込まれた木杭で翅休めをするアキアカネ。
そのポーズは、この通りの陽射しを背にしての垂直止まりでした。
陽射しを全身で浴びる為の必然的な体勢と思われます。
アキアカネの日向ぼっこ
こちらは、鉄製の構造物に腹ばいでへたり込む様に止まる個体。
表面からの輻射熱で暖をとろうとしている様です。
こんな姿を目にすると、穏やかな晴天よ、この先も長く続けと念じたくなります。

※11/19に都内で撮影

色変化が足早に・・2017/11/16 21:02

色変化が足早に・・
緑から枯れ色への変化が足早に進む草むら。
晩秋を生きる昆虫達にとっては、焦りを強く感じる頃でしょうか。
例えばこのオンブバッタ。枯れ色に上手く紛れる体色だけど、それだけじゃね。
食料となる草が枯れてしまっては、もう生きてはいけないよぉ。
枯れかかった草にオンブバッタが・・
そんな当惑の表情(?)を浮かべて、枯れかかった草に止まっていました。
何とかしてあげたいけれど、これだけはね。
ヤマトシジミの日光浴
近くの草の葉では、ヤマトシジミが翅をフルオープン。
今日の陽射しの恩恵を、生き延びる為のパワーとして蓄えたい気持ちなのかも。
お陰で普段はじっくり見られない表翅の斑紋を観察出来たんだけど・・
しかし、これもまた、いまの時期ならではの寂しい光景と言えそうです。
タンポポ
いま、草むらで最も活気がある物と言えばこれでしょうか。
綿毛を飛ばし続けているタンポポ。
殆ど全シーズン対応可能なタフな奴。冬の間も所々で黄色い花を咲かせ続けます。
しかし、これだけじゃ、昆虫達の冬越しをサポートしきれる筈もありません。
やはり多くの昆虫が冬の間、姿を消すのは自然の摂理なんでしょうね。
手持ち無沙汰の寂しい時期が、もう、すぐそこです。

※11/16に都内で撮影

枯れ色に変わる野で・・2017/11/10 20:06

枯れ色に変わる野で・・
緑一色に染まっていた草地ですが、いま枯れ色の侵食が急速に進んでいます。
中には、力尽きて倒れこんでしまう草も・・
後戻りしない季節、冬の足音が間近に迫っている事を実感させられました。
ウラナミシジミの日光浴
そんな寂しい気持ちを少し慰めてくれる様な昆虫との出会いも・・
枯れた草の葉を、絶好の日向ぼっこ場所として利用していたウラナミシジミ。
翅を全開にして、陽射しの暖かさを目一杯享受しようと言う算段の様でした。
空の青さを映した様な表翅の色合いが何とも魅力的。
翅の傷みも見られないし、この分だと、まだまだいけそうだね。
オオカマキリの卵のう
倒れこんだ枯れ色の草で、次世代に生をつなぐ苦心作を目にしました。
この草地に長く生息していたオオカマキリの卵のうです。
草に巻きつく様にがっちり固定されていました。
色も枯れ草に巧みに紛れる淡褐色。
こう言う見栄えになる事を、しっかり予測しての産卵だったんですね。
毎年繰り返される事とは言え、昆虫達の知恵にはいつも感心させられます。

※11/10に都内で撮影

時間差で見頃に・・2017/11/09 20:22

時間差で見頃に・・
澄んだ青空をバックにして見上げたサクラの木。
少し前迄は、枝先に止まるアキアカネを目に出来たのですが、既にその姿は皆無。
枝に残る葉も残り少な。いよいよ冬姿への変身完了が間近に迫った様です。
セイタカアワダチソウの花
賑わいを見せた秋の野の花も、最盛期を過ぎた感じ。
そんな中、まだまだ行けるよって言いたげな花を見ると、ほっとします。
これは、頻繁に除草作業が入る草地で目にしたセイタカアワダチソウ。
除草終了後に背丈を伸ばし始めた様で、見下ろす程の低さだけど十分にこの花らしい。
いわば人為的な時間差で生じた最盛期のズレって言う事でしょうか。
自然観察上は、余り好ましくないと思っていた除草作業も悪くはないかなぁと・・
セイタカアワダチソウとアリ
花の最盛期には様々な昆虫達の来訪が・・って言いたい所ですが、現実はノー。
既にレギュラーメンバーの数が激減している様で、至って寂しい状態でした。
僅かに目にしたのはガッシリ体形のアリ。正に独り占め状態で、採餌に夢中。
アリの仲間の多くは、オールシーズン対応OK。
この先もちょくちょく色々な場面で目にする事になりそうです。
でも地味ですねぇ・・

※11/9と11/8に都内で撮影

視線をアップ&ダウン2017/11/07 20:41

視線をアップ&ダウン
秋の深まりとともに、次第に数を減らし始めた昆虫たち。
観察散歩も、良く目を凝らさないと・・って言う時期に入りつつあります。
しかし、まだまだ、諦めるには早過ぎる。
こんな時期に必要なのは、全視界への注意力の集中って言う訳で・・
視線をアップ方向に向けた結果、見つけたお宝がこれ。
白く輝く翅を持つウラギンシジミ・雄でした。
背高の草の葉や木の葉に止まる姿が、これからの時期の定番です。
ウラギンシジミ・雄の表翅
陽当たりのいい高所に止まる理由は、ずばり日向ぼっこですね。
今日は半開きでしたが、チャーミングな表翅の橙色パターンも確認出来ました。
この先、更に季節が進めば、翅全開でのソーラーパワー享受ポーズも目撃出来る筈。
今日出会ったこの場所をしっかり記憶に留めておこうと・・
ヨモギの葉の色づき
視線をダウン方向に落としたら、こんな草の葉が目に飛び込んで来ました。
先尖りのヨモギの葉。初期段階はこの様に先端から紅色に染まって行く様です。
私にとっては新しい発見。これはこれで面白いなぁと・・
ヨモギの花にいたダンダラテントウ
目をヨモギの花に転じたら、さらに嬉しい発見が・・
既に枯れ色に変わった花にダンダラテントウが張り付いていました。
このテントウがここにいる理由は、当然、餌を捕食する為の筈。
好物はアブラムシ。こんな終末期の花にも、依然しつこく取り付いている様です。
ヨモギの花にとっては、もっと早い時期に退治してくれればと言う気持ちかも・・

※11/7に都内で撮影