嗜好の違い2017/04/26 19:32

嗜好の違い
旺盛な成長ぶりを見せる野草。そこで良く目にする光景がこれ。
黒く写っているのはアブラムシの一種です。
この様に群れて、葉や茎から液を吸い出し枯らしてしまう、いわば野草の敵。
それを退治してくれる頼もしいガード役が各種テントウムシ達の筈なんですが・・
この画像に登場したテントウは、アブラムシには全く関心を示さず、移動中。
その訳は嗜好の違いでした。これはムーアシロホシテントウと言う一寸変わり者の種。
この種の食事対象は、植物につく菌なんだとか・・
だからアブラムシには全然無関心だったんですね。
草としては、折角だからアブラムシも食べて行ってよって言う気持ちかも・・
ダンダラテントウ
そんな草にも、すぐ救いの神が現れるのが、賑やかさを増す昆虫界ならではの流れ。
同じ草にやって来たのは、このダンダラテントウでした。
こちらはアブラムシグルメの肉食性テントウです。
この後、目を覆いたくなる様な殺戮シーンが繰り広げられた筈。
でも、私としては、あまり好ましいシーンではないので、あえて省略!・・
(野草はギシギシ)

※4/26に都内で撮影

若緑の中で・・2017/04/25 21:17

若緑の中で・・
自然が繰り広げる今の時期ならではの色の競演。
寂しい枯れ景色を長く見続けてきた目には、戸惑いを感じさせる程の贅沢さです。
葉っぱの赤ちゃん
辺り一面の若緑・・って言うイメージなんですが、それ程単純ではありません。
中には、まず最初に赤く染まる葉もある所が、自然界の面白いところ。
これはタブノキの若葉。今の時期限定の鮮やかな色合いです。
やがて普通の緑色に・・つまり ”葉っぱの赤ちゃん” って言う段階なんですね。
クロイトトンボ
草むらでは、若緑の草の間を縫って飛び回るものの姿が、今日も・・
これは今季初遭遇のクロイトトンボ。背中の黒さが特徴的なイトトンボです。
この個体は、飛ぶ際に羽ばたく翅が、陽射しを受け白く輝いて見えました。
多分羽化後それ程時間を経ておらず、翅がまだ乾ききっていない個体と思われます。
そのぎこちない飛び方が、若草に覆われたこの場所にマッチしているなぁと・・

※4/25に都内で撮影

開幕を告げるのは・・2017/04/24 20:02

開幕を告げるのは・・
枯れ色の水草の根元から、若い緑が急速に背丈を伸ばし始めました。
水辺の今を象徴する光景です。
そしてもうすぐ枯れ色は跡形もなく消え去って・・
さて、こんな生き生きとした風景にぴたりはまる昆虫と言えば・・
アジアイトトンボの未成熟個体
やはりトンボを置いて他に無い様に思えます。
逞しい体形の者達が、伸び盛りの緑をかすめて飛ぶ姿を目にするのも、もうすぐ。
それに至る一段階前の今は、これが主流派ですね。
水辺の草から草へ、超スロースピードで飛び交うイトトンボ達。
真っ先に姿を見せたのは、生まれて間もないアジアイトトンボでした。
これは未熟な時点特有の紅色の体色を持つメス。若い緑とのコントラストが鮮やか。
アジアイトトンボのオス
いわばイトトンボの標準色と言えるのが、同種のオス。
この画像では割と明確に判別出来ますが、草の緑に紛れると見分けが付きにくい。
でも、目を凝らして見ると、結構の数を確認する事が出来ます。
トンボの季節の開幕を告げるのは。今季もやはりこのスリム派でしたね。

※本日撮影の画像ではありません(4/23に都内で撮影)

謎の物体とは?・・2017/04/22 20:01

謎の物体とは?・・
今の時期の草むらで度々目にするのが、この水滴型の謎の物体です。
何となくウニョウニョ動き出しそうな雰囲気もありますが、触れても全く反応なし。
ここにもあった(ヒラタアブの仲間のサナギ)
ギシギシの葉っぱにもひとつ付いていました。
表面の模様は違いますが、形はほぼ同様の水滴型です。
さてその正体は?って言う事ですが、答えは今の時期の草むらの多数派に関係あり。
ヒメヒラタアブ吸蜜中
多数派の代表格のひとつがこれ。
咲き揃った野の花で度々目にする蜜大好き昆虫・ヒラタアブの仲間です。
あの水滴型の物体は、この種が成虫化する一歩手前のサナギだったと言う訳。
(花はハルジオン、昆虫はヒメヒラタアブと推定)
ヒメヒラタアブ、お腹いっぱい
サナギがあれだけ多いと言う事は、この先も続々と誕生する展開で間違いなし。
野の花にとっても、花粉媒介役として貴重な存在なので、大いに歓迎でしょうね。
で、孵化した成虫には、蜜をたっぷりプレゼントして歓迎の意を表する訳ですね。
このアブなんて蜜を吸いすぎて、お腹がプックリじゃないの・・

※4/22に都内で撮影

緑が復活した草地で2017/04/21 20:04

緑が復活した草地で
枯れ色に覆われた草地にも新たな緑が復活し、活気溢れる雰囲気が漂い始めました。
それを待っていた様に、緑の葉を食する昆虫がデビューするのが、当然の流れ。
今日目にしたこのゾウムシもその一つ。ころっと小粒だけど、食欲は相当な物の筈。
さて、この葉から食べ始めようかなって思案中?・・
(象とは言え、鼻が全然長くないカシワクチブトゾウムシと推定)
散り落ちたサクラの花芯
今の時期、樹下の草の葉上に、こんな紅色の物体が点々と落ちています。
目にも鮮やかなコントラストが印象的。
これは役目を終えて、枝から散り落ちたサクラの花芯部分です。
薄紅色の花びらを失った姿は、何だか別の花の様にも見えますね。
もう暫く枝上に留まっていてもいいのに・・散り際の良さは流石にサクラだなぁ・・

※4/21に都内で撮影