葉っぱの劇場で・・2017/06/19 21:17

葉っぱの劇場で・・
旺盛な繁り具合を見せる草の葉っぱ。
昆虫観察者にとっては、様々なドラマを見せてくれる見所一杯の劇場と言えます。
多彩な出演者(昆虫)が入れ替わり立ち替わり・・
つい夢中になって、その一枚一枚に、目を凝らしてしまいます。
今日最初に出会ったのはこれ。超ミニサイズのノミハムシでした。
周囲の葉脈等と比較しても、いかに小さいかが判ります、
最初は小さなゴミ片と思った位。
ノミハムシ
横から見ると、完璧なテントウムシ体形でした。
ハムシの仲間と言う事は、当然の事ながら、主食は植物の葉っぱの筈。
益虫・テントウムシに見せかけて、駆除の難を逃れようと言う算段でしょうか。
ナミテントウ等に見られる赤い斑点まで付けて、中々芸が細かい。
でも、こんなに小さなやつ、誰も相手にしないと思うけどね。
クロウリハムシお食事中
多種多様なハムシ達には、それぞれの登場舞台があります。
黄色い顔のクロウリハムシのそれは、カラスウリ類。
今日の舞台もその柔らかそうな葉っぱ。既に食痕もつき始めていました。
”今の時期の葉っぱが一番おいしいのよ” って言う事らしい。
ミバエの一種
葉っぱの劇場鑑賞も楽しいのですが、表舞台だけに注目するのでは片手落ち。
裏舞台(楽屋?)にも目をやると、控えの役者の姿に出会える事があります。
そんな視線で見つけたこれは小形のハエ・ミバエの一種です。
葉っぱの裏に器用に止まって、出番待ち中?・・
或いは梅雨晴れの陽射しがあまりにも眩しくて?・・

※6/19に都内で撮影

旬の花・バリエーション2017/06/14 20:40

旬の花・バリエーション
今の時期を象徴する花と言えば、やはりこれで決まりでしょうか。
雨に濡れる姿がバッチリ決まるアジサイ。
しかしこれ迄のところ、梅雨らしい天気はほんの僅かって言う展開。
この日も晴れ空に向かい雨乞いをしている感じで、花開いていました。
(ガクアジサイとホソヒラタアブ)
カラスウリの花
至る所で目にする事が出来るアジサイですが、この旬の花は場所と時間限定です。
木立の中、陽射しが届かぬ暗い所で、怪しい雰囲気を漂わすカラスウリの花。
夜になってから咲き始める、いわばアダルトな花。
日中行動を旨とする自然観察者としては、縁遠い存在と言えるでしょうね。
でも、何とも不思議なこの姿をたまに目にすると、ちょっとクラっと・・
ムラサキカタバミの花
物静かな感じの花が多い今の時期、群れて咲くムラサキカタバミは一寸異質かも。
林床の草地、鮮やかな薄紅色が、周囲の緑と好対照を見せています。
みんな揃って、昆虫に向かい、おいでおいで・・
ただこの日に限っては、訪問客の姿はさっぱり。
本来は、冒頭に掲載したホソヒラタアブあたりが常連客の筈なんですが・・
只今、あちらは、アジサイにクラっときて、浮気中?・・

※本日撮影の画像ではありません(6/12に都内で撮影)

やはり願い下げだなぁ2017/06/11 20:22

やはり願い下げだなぁ
時ならぬ枯れ景色。自然観察者にとっては目を覆いたくなる様な惨状です。
伸び盛りの草原に入ったエンジン除草機による徹底作業の結果と言う訳。
いずれ緑が蘇るとは思うけど、ここ迄刈られると、当分の間はダメだなぁ・・
しかし、それでも目を凝らしてなんとかと言うのが、自然観察者のしつこい所で・・
オンブバッタの赤ちゃん
根性を込めて探してみれば、居るもんです。動くやつ。
これはカラスノエンドウの豆のさやに止まっていたオンブバッタの幼虫。
除草機のカッターの攻撃を逃れて、僕はバッチリ元気だよ・・
秋が深まる頃まで生き続ける息の長い種。
こんな事に負けてたまるかって言う事の様です。
イナゴの赤ちゃん
しおれた草の葉にも鮮やかな緑色のチビが一匹・・
誕生後間もないと思われるイナゴの幼虫でした。
この小ささから見て、除草作業が終わった後、生まれ出たのかも・・
緑の草の旺盛な繁りが、ベビーフードになる筈だったのに、全くの当て外れ。
とりあえず、僅かに残る緑繁る場所への移住を検討しないといけないかも・・
ショウジョウトンボの雌
飛び跳ね族のチビたちにとって、かなり困った状況。
でも、ショウジョウトンボ・雌は、こんなにいい場所って他にないじゃん・・
地味な体色の為、枯れ草にうまく紛れ込めるし、倒れた枯れ草は止まりやすいし・・
しつこいオスのアプローチを避ける上では、最適な場所と思っているみたい。
徹底した除草作業結果への受け取り方は様々。
しかし、自然観察者としては、時期外れの枯れ景色は、やはり願い下げだなぁ・・

※6/11に都内で撮影

今は一人勝ち2017/06/10 20:36

今は一人勝ち
クヌギの木の周りを忙しく飛ぶ蝶を目撃しました。
ほぼ同じコースを巡る事の繰り返し、そして時折この様に枝に止まります。
そのポイントも、これまた毎回ほぼ同じでした。
多分あれをしてるんだなと言う事で、そーっと接近して見たら・・
サトキマダラヒカゲの樹液摂取
やはりそうでした。
渋い斑紋を持つサトキマダラヒカゲ、口吻を枝に伸ばして沁みだす樹液を摂取開始。
気温の上昇と共に、樹々の生命力が一層活発化する夏モードへ・・
樹液大好き昆虫にとっては、ウハウハの時期にさしかかった様です。
でも、樹液量は、現状まだチョボチョボみたい。
それで、木の周りをまわって、樹液ポイントの品定めに念を入れていたんですね。
ヒルガオの花にいたコアオハナムグリ
樹液量が多くなれば、蝶だけでなく、各種甲虫やズズメバチ等も争奪戦に参戦します。
今は、目先のきくサトキマダラヒカゲの一人勝ちって言う感じ。
さて、これは樹液ではなく、ヒルガオの花粉食いに夢中なコアオハナムグリです。
この種は樹液には関心無い様ですが、同じハナムグリ属には樹液大好き派が多数。
頭突きを食らわせ合っての激しい争奪戦を目にするのもそう先の事ではない筈です。

※6/10に都内で撮影

待ち受け場所は?・・2017/06/09 20:15

待ち受け場所は?・・
同じ卵鞘から孵化し、思い思いの場所に散っていったハラビロカマキリ幼虫。
今日は、ドクダミの花に止まっている一匹を目撃しました。
まさに今の時期の旬の花とのコラボシーンと言う訳。
さて、お決まりのファイティングポーズを決めて待ち受ける獲物とは?・・
ドクダミの花とアリ
まだ超小形なベビー体形なので大物は無理。さしあたり狙いはこれ辺りでしょうか。
特異な形の花なので、訪れる昆虫は割と限られますが、アリは常連とも言える存在。
ブラシ状に連なった黄色の小花から沁みだす蜜を狙ってと言う事らしい。
でも、蜜に夢中になり過ぎて油断をすると・・小さいながら恐るべき鎌が・・
アジサイに止まるハラビロカマキリ幼虫
この幼虫は、旬の花の代表とも言えるアジサイに止まってスタンバイ中。
でも、何となく手持ち無沙汰な感じに見えたのですが・・
アジサイに止まるシラホシハナムグリ
アジサイの花って、咲いている数が多い割に、訪れる昆虫はそれ程多くない感じ。
葉や花に毒があると言う話もありますので、その辺が関係しているのかも・・
ハラビロカマキリ幼虫にとっては、それほど旨味のない待ち受け場所かも・・
でも、たまにはこんな手応え十分の奴がやって来る事もあります。
シラホシハナムグリ。でもデカいし硬いし、さすがにこれには手が出せませんね。
ハラビロ君、やっぱりドクダミあたりに場所替えした方がいいと思うよ・・

※6/9に都内で撮影