眺めるぶんには・・ ― 2022/06/16 15:13
草の葉の間に張られた蜘蛛の網には、雨の名残の水滴がたくさん。
宝石みたいな輝きを放っていて、眺める分には、それなりに趣きあり。
でも、施工主の蜘蛛にとっては、網の存在がバレバレで最悪だよ!でしょうね。 道端のアジサイの繁みで、おかしな模様付きの葉を目にしました。
葉の外縁に沿う形で薄紅色の筋模様がくっきり。
もちろん自然にこうなる筈はなく、これには、当然犯人(?)がいる筈です。
そいつが這い回った軌跡が、くっきり残されたんでしょうね。カタツムリ?・・
葉っぱにとってはとんだ災難。葉色も冴えない緑に変わっていました。 今年もいよいよデビューしたねって言う思いで見つめたのがこれ。
クサカゲロウの幼虫です。成虫とは似ても似つかない異様な姿が目を惹きます。
左側が頭部。はさみみたいな触覚も確認出来ます。
注目点は背中。鋭く尖った部位は、草の実を寄せ集めてのカムフラージュです。
却って目立つ様にも思えるのですが、代々受け継がれてきた護身術なんでしょうね。
無事を祈るって言う気持ちで一枚!。
※6/16に都内で撮影
※PENTAX K-3III / SMC PENTAX-DA 1:2.8 35mm Macro Limited.
ハナムグリ達はいま・・ ― 2022/06/15 16:05
その花で多く見かけるのが、ハナムグリの仲間達。
大きさ的なバランスとして最もしっくり感じられるのが、このヒメトラハナムグリ。
体毛がびっしり生えているので、花粉媒介役としても、とても有能でしょうね。
花としては、ゆっくりしていってねと言う気持ちかな。 一回り大きなシロテンハナムグリもこの花の常連客。
ご覧のとおり、花を抱きかかえる体勢での食事になってしまいます。
このケースでは大丈夫の様ですが、虫の体重で花がうなだれてしまう事も・・
仮にそうなっても、花粉を沢山媒介してくれればOKなんでしょうが・・ 一回り以上大きなリュウキュウツヤハナムグリは、小さな花での採餌はムリ。
と言う事で、大きな葉に止まって一休み。
さて、どこへ行ったらいいものか、思案中の一コマでしょうか。
小回りが効くと言う機動性では、小柄なハナムグリには到底かないませんね。
※6/13に都内で撮影
頑張ってるね! ― 2022/06/13 14:36
絶妙なカーブを描く雲も、陽射しを邪魔する程には厚みを増さず。
空梅雨は困りますが、この先もこんな空の日が適度に挟まればいいなぁと・・ 旬の花・アジサイにとって、今日みたいな日はどうなんでしょう。
葉上にくっきり描かれた影が、ちょっと異質な雰囲気を漂わせていました。
似合うか、似合わないかと問われれば、答えは明らかにノーでしょうね。
(ガクアジサイ) ハードな性格の昆虫には、ハードなシャドーがお似合い。
葉上で獲物の到来を待っていたハラビロカマキリ幼虫を見て、そう感じました。
実体よりシャドーの方が遥かに迫力があって、このチビの性格を表している感じ。
”暑い中、頑張ってるね!” と声を掛けたくなりました。
※6/13に都内で撮影
しびれますねぇ・・ ― 2022/06/12 14:07
雨の日には、なりを潜めていた昆虫達もパワー復活!。
草の上でファイティングポーズをバッチリ決めていたのは、ハラビロカマキリの幼虫。
体はまだまだ小さいけれど、気の強さは既に成虫並みですね。 レンズを睨みつける視線のきつさもこの通り。
喧嘩なら喜んで買ってやるぜ!って言う迫力を感じました。
いつもの事ながら、しびれますねぇ・・ 並外れた繁殖パワーを見せていたのは、ホオズキカメムシのメス。
草の葉裏に産みつけた卵の数の多さたるや!・・
この時点でも産卵ポーズを崩していませんでしたので、まだまだいけそう・・
晴れ間が拡がっているうちにパワー全開で・・と言う事の様ですね。
ただただ、凄いなぁと・・
※6/12に都内で撮影
こんな日もあるさ・・ ― 2022/06/11 16:41
草地で待機中の蜘蛛幼体も、収穫全く無しで、腹減ったなぁの様子でした。
梅雨時だから、こんな日もあるさって、諦めるしかないのかも・・ お目当ての昆虫達、良く目を凝らせば、いることはいるんです。
例えばこれは、大きな葉っぱの上で一休み中だった大きな蛾。
シャクガの仲間・ツマジロエダシャクです。
翅を大きく拡げたこの姿は、実に堂々として、向かうところ敵なしの感じ。
小さな蜘蛛では、とうてい歯が立たない相手でしょうね。 天気が悪くても、食欲はダウンせず、モリモリ!。
そんな感じでヒメジョオンの花に止まっていたのは、ヒメトラハナムグリでした。
他のハナムグリに先駆けて目にする機会が増えてきた種。
はやくもアクセル全開って言う感じでしょうか。
後脚をピンと跳ね上げたこのポーズからも、その元気さがうかがい知れます。
※6/11に都内で撮影