見えない糸で・・2019/08/19 20:01

見えない糸で・・
葉っぱの上で脚を踏ん張る小さな虫とにらめっこの図。
ぽちっとした黒目を貫通して走る黒いアクセントラインがユニークでした。
さて、宇宙人(見た事はないけど・・)的な顔を持つこの昆虫とは?・・
オサヨコバイ
全体像を確認すると、この通り。
ヨコバイの一種・オサヨコバイでした。この種は南方系のヨコバイとされています。
確かに他のヨコバイに比べ目撃頻度は極めて少ない。
そんな珍種が何故ここに?・・
キョウチクトウの花
思い当たるのは、これでした。
この種が好んでつくのは、イヌビワやキョウチクトウなんだとか・・
確かに、この観察地には、キョウチクトウの木が数本植えられています。
もう盛りの時期は過ぎましたが、南国ムードの花を華やかに咲かせていました。
好みの植物がある場所を敏感に察知してやって来る。
植物と昆虫の縁故関係は、見えない糸で繋がれた強固なものなんでしょうね。

※8/19(ヨコバイ)と8/13(花)に、いずれも都内で撮影

緻密さに感心!2019/05/14 20:24

緻密さに感心!
初夏の陽を浴びてキラキラと虹色に輝く物体。草の葉の間に張られたクモの網でした。
とにかくその緻密さに感心!。
これを張り終える迄のクモの頑張りはいか程のものだったのかと・・
このアングルだと結構目立っていますが、視線を変えると途端に見分けが困難に・・
草の葉から葉へ飛び回る昆虫達にとっては、恐るべき死の罠と言えそうです。
コガネグモ幼体の捕獲シーン
こちらは、ごく普通に見られるクモの巣・円網による捕獲シーン。
網の主はコガネグモの幼体。捕獲されたのはヨコバイの仲間でした。
幼体なので、網の大きさはまだそれなり。しかし捕獲成果は上々の様でした。
この先、成熟した個体になれば、網もより大規模な物になる筈。
昆虫達にとっては、恐るべき罠がそこいら中にと言う事態になって行きそうです。
野の花で待ち伏せをするクモ
網を張らない待ち伏せ型のクモの姿も、数多く目にする様になって来ました。
当然の事ながら、待ち伏せをするポイントは、昆虫達が集まる場所。
これは、今人気絶頂の花・ハルジオンでの待ち伏せです。
大きく開いた長い脚で、うっかりタイプの昆虫を瞬時にキャッチ!・・
綺麗な花には毒ならぬ、恐るべき殺戮者が潜むのシーンですね。

※本日撮影の画像ではありません(5/12に都内で撮影)

頻尿2019/05/10 20:02

重度な頻尿症状
濃さを増し始めた緑の空間。その中をピンピンと飛び跳ねる昆虫の姿あり。
同系色なので見分けがつきにくいのですが、目を凝らすとかなりの数が生息中。
セミの親戚・ヨコバイの仲間です。
植物の茎に取り付いて、口吻を突き刺し樹液や草の汁を摂取する生活を送っています。
ヨコバイのお尻に注目!
ヨコバイの仲間に出会ったら、そのお尻に注目!・・
多くの場合、こんな光景を目にする事が出来る筈。
ぷっくりと膨らんだ水玉は、言うまでもなくオシッコです。
ヨコバイがいる所、水滴多数
これは別の個体の一休み風景。
お尻付近の葉っぱの表面に4つの水滴が確認出来ます。
これを見る限り、汁を吸ったら即排出と言う慌ただしい食生活を送っているみたい。
重度な頻尿症状ですね。栄養分はしっかり獲れているの?と余計な心配を・・
(クワキヨコバイ)

※5/10に都内で撮影

親戚筋は健在2018/10/17 21:41

親戚筋は健在
夏の暑さを盛り上げたセミの声が途絶えて久しい今ですが、その親戚筋は健在です。
それは、同じカメムシ目ヨコバイ亜目に属するヨコバイの仲間たち。
イネ科の植物が隆盛を極める今、それからの吸汁に大忙しの日々をおくっています。
これは典型的なヨコバイ体型をもつクロミャクイチモンジヨコバイ。
翅上に走る筋模様や、頭部の形に、セミとの類似性が感じられます。
野草の茎にも・・
野草の茎に付いた黒いゴミって言う感じのこれも、実はヨコバイの仲間。
クロヒラタヨコバイ
詳細を確認してみるとこの通り。
らしくない、ぼってり体型ですが、体の構成要素的にはヨコバイの特徴そのもの。
以上2例だけを見てもわかる通り、ヨコバイのバリエーションは極めて多様。
秋の草が繁る今の草むらでは、意外と多くの種に出会う事ができます。
ただ、あまりにも小さいので、発見が中々と言うのが難点ですが・・

※本日撮影の画像ではありません(10/15と10/14に都内で撮影)

風は北から2018/08/17 20:35

風は北から
風向きが、北からに変わった事を実感できた日。
陽射しは強いものの、肌に当たる風は若干の冷気を含んでいました。
見上げる空の様子も、ちょっぴり秋を感じさせるものに・・
ミンミンゼミ
夏の終焉の近づきは、木立から湧き上がるセミの声からも実感出来ます。
これ迄は夜になっても賑やかに継続していた合唱音が、日没と共にばったり。
いささか見飽きた感じのこんな情景も、じきに思い出の彼方に去ってしまいそう。
(ミンミンゼミ)
アオバハゴロモ成虫
セミの季節の終焉は間近。いっぽう親戚筋に当たるこちらはこれからが旬。
セミと同様に、木の幹や枝から吸汁する食性を持つアオバハゴロモです。
幹に止まる姿はセミと同様ですが、鳴き声はいっさい立てずにひっそり。
薄い青緑の体色も、爽やかな秋の空気にぴったりマッチしている様に感じます。

※8/17に都内で撮影