まずはミニから・・2020/02/19 20:21

まずはミニから・・
春霞?・・そんな薄ぼんやりとした空に筋状の優しげな雲が浮かんでいました。
澄み切った冬の青空ともお別れ。そんな事を思わせる穏やかな風景でした。
キカタバミの花開く
地表に目を落としたら、やや遠慮気味ながら、小さな春の彩りが一輪だけ・・
敷き詰められた枯れ落ち葉の隙間から顔を覗かせたキカタバミの花。
穏やかな陽射しに誘われて、眠たい目をこすりながらお目覚めの様子でした。
この花は、ヤマトシジミ(蝶)にとってホスト的な存在です。
蜜を吸う事は勿論、葉に産卵し、やがて誕生する幼虫の食草としても活用されます。
今日のところはその姿はありませんでしたが、花が開いたとなれば、遅からず・・
クロミャクイチモンジヨコバイ
ヤマトシジミとの初遭遇はお預け。その代りにこの元気者との出会いが実現しました。
こちらの接近に気付いて、ピンと飛び跳ね、近くの落ち葉に着地!・・
セミの親戚筋にあたるヨコバイの一種・クロミャクイチモンジヨコバイでした。
こうして見るとかなり存在感がありますが、実際は目に止まらない程の小ささです。
大物の登場はもう少し先。春の昆虫ステージは、まずこの手のミニから幕開けですね。

※2/19に都内で撮影

びくとも動かないぞぉ・・2020/01/14 21:26

びくとも動かないぞぉ・・
寂しい雰囲気が漂う冬木立。そんな中、意外な程の賑やかさを見せる木があります。
それがこれ。水辺に立つハンノキ。細い小枝の先に吊り下がる雄花序がユラユラ。
いま正に花盛りの賑わいを見せています。
この木の注目点はもう一つ。この木を好んで生息する昆虫の存在です。
ハンノキの小枝にターゲットが・・
小枝をクローズアップしてみた画像がこれ。
クローズアップした理由は、画像ほぼ中央に目指すターゲットが止まっているから。
でも、この距離だと、いまひとつ判然としないので、さらに接近してみると・・
コミミズクの幼虫
ターゲットはこれ。
枝にべったりと張り付く感じで止まっているコミミズクの越冬幼虫でした。
色や形も含め、枝の質感に巧みに同化して、殆ど見分けが付きません。
おまけに、硬く閉じた冬芽の近くに陣取っている事からも、擬態効果は抜群!。
これだったら、野鳥達の鋭い目線からも確実に逃れられそうです。
時期が来るまで、この姿のまま、びくとも動かないぞぉ・・
寒い中、大変だなぁと思いますが、これがこの幼虫の生きる知恵なんでしょうね。
賞賛に値するなぁと・・(ヨコバイ科ミミズク亜科)

※1/14に都内で撮影

厳しい時期に・・2020/01/09 20:00

厳しい時期に・・
秋風を受け、しなやかに揺れていたススキの穂も、今はこの状態に・・
ドライフラワー化したと言えるかもですが、こんな風に縮れた姿は何とも痛ましい。
ヤツデの花で吸蜜するホソヒラタアブ
長い間、目を楽しませてくれたヤツデの花も、終末期の様相を呈し始めました。
これは、僅かに残った花で目にしたホソヒラタアブの吸蜜シーン。
冬の間も活動し続けるタフなアブですが、いよいよ厳しい時期に突入した様です。
今の内に沢山吸っておかないと・・とは言え、吸い溜めできる訳じゃないしなぁ・・
ヤツデの葉につくヨコバイの一種
花は終わってしまうけど、青々とした葉っぱはこの先も大丈夫。
と言う事で、葉っぱに張り付いて汁を吸うヨコバイの仲間は余裕の態度?・・
小さすぎて見つけにくいのですが、目を凝らすと複数を確認出来ました。
止まっていたのは太い葉脈の上、吸汁の絶好ポイントはズバリ把握済みなんですね。

※1/9に都内で撮影

見えない糸で・・2019/08/19 20:01

見えない糸で・・
葉っぱの上で脚を踏ん張る小さな虫とにらめっこの図。
ぽちっとした黒目を貫通して走る黒いアクセントラインがユニークでした。
さて、宇宙人(見た事はないけど・・)的な顔を持つこの昆虫とは?・・
オサヨコバイ
全体像を確認すると、この通り。
ヨコバイの一種・オサヨコバイでした。この種は南方系のヨコバイとされています。
確かに他のヨコバイに比べ目撃頻度は極めて少ない。
そんな珍種が何故ここに?・・
キョウチクトウの花
思い当たるのは、これでした。
この種が好んでつくのは、イヌビワやキョウチクトウなんだとか・・
確かに、この観察地には、キョウチクトウの木が数本植えられています。
もう盛りの時期は過ぎましたが、南国ムードの花を華やかに咲かせていました。
好みの植物がある場所を敏感に察知してやって来る。
植物と昆虫の縁故関係は、見えない糸で繋がれた強固なものなんでしょうね。

※8/19(ヨコバイ)と8/13(花)に、いずれも都内で撮影

緻密さに感心!2019/05/14 20:24

緻密さに感心!
初夏の陽を浴びてキラキラと虹色に輝く物体。草の葉の間に張られたクモの網でした。
とにかくその緻密さに感心!。
これを張り終える迄のクモの頑張りはいか程のものだったのかと・・
このアングルだと結構目立っていますが、視線を変えると途端に見分けが困難に・・
草の葉から葉へ飛び回る昆虫達にとっては、恐るべき死の罠と言えそうです。
コガネグモ幼体の捕獲シーン
こちらは、ごく普通に見られるクモの巣・円網による捕獲シーン。
網の主はコガネグモの幼体。捕獲されたのはヨコバイの仲間でした。
幼体なので、網の大きさはまだそれなり。しかし捕獲成果は上々の様でした。
この先、成熟した個体になれば、網もより大規模な物になる筈。
昆虫達にとっては、恐るべき罠がそこいら中にと言う事態になって行きそうです。
野の花で待ち伏せをするクモ
網を張らない待ち伏せ型のクモの姿も、数多く目にする様になって来ました。
当然の事ながら、待ち伏せをするポイントは、昆虫達が集まる場所。
これは、今人気絶頂の花・ハルジオンでの待ち伏せです。
大きく開いた長い脚で、うっかりタイプの昆虫を瞬時にキャッチ!・・
綺麗な花には毒ならぬ、恐るべき殺戮者が潜むのシーンですね。

※本日撮影の画像ではありません(5/12に都内で撮影)