けなげに花開く・・2021/12/07 16:49

けなげに花開く・・
時折細かい雨を降らせる重苦しい曇り空に覆われました。
底冷えがする寒気の中、サクラの樹下には落ち葉の絨毯が敷き詰められていました。
冬景色完成間近。陽射しが途絶えた日には、それを強く実感させられます。
ユリオプスデージーにとまるコアオカスミカメ
そんな寒気の中でも、けなげに咲く、寒さに強い花があります。
小さなヒマワリと言う感じのユリオプスデージーもそのひとつ。
その花弁に止まっていたのは、カメムシの仲間・コアオカスミカメでした。
色合いもパッとしない存在感希薄な種ですが、寒さの中でも目にする事が度々です。
ひ弱なその姿とは裏腹に、耐寒性はかなりなものの様ですね。
アブラムシを退治するナミテントウ
これから開こうとする蕾に、ナミテントウ(二紋型)が止まっていました。
その目的は、花につく害虫・アブラムシを退治する事。
見分けが付きにくいのですが、蕾の中に潜む白っぽいゴミみたいのがそれです。
厳しい気象条件の中、健気に咲こうとしている花にとっては、何とも頼もしい援軍。
”どうかよろしくお願いします” のレスキュー・シーンですね。格好いい!。

※12/7に都内で撮影

寒々しい冬姿2021/12/06 13:34

寒々しい冬姿
薄雲越しにぼんやり顔を覗かせた太陽、空気を温める力は全く期待出来ません。
街路樹も、葉の殆どを落とした寒々しい冬姿。
この先、長く付き合って行かなければならない冬景色が拡がっていました。
何とか花開いたタンポポ
地表スレスレでは、寒さに負けず花開いたタンポポを目にしました。
咲いたと言っても、落ち葉を押しのけるパワーに欠ける様で、ここ迄が限界みたい。
蜜や花粉を求める昆虫達へのアピール力が明らかに不足している感じ。
案の定、訪問客はさっぱりでした。
サザンカの花で吸蜜するハエ
これは、まずまずの陽射しに恵まれた昨日、サザンカの花で目にした光景。
花芯に潜り込んで吸蜜をするハエの仲間です。
こんな感じで、寒い冬を成虫のまま過ごすタフなヤツも結構な数存在します。
ただし、陽射しが豊かな日でないと、持ち前のパワーを出しきれないみたい。
観察者としても、穏やかな晴天を希望なんですが、予報上は明日も望み薄。
なかなか思うようにはいきません。

※12/6と12/5に都内で撮影

計算づくの事?2021/12/05 14:40

計算づくの事?・・
穏やかな陽射しが降り注ぐ観察地。真冬に向けて変身する樹々の姿が多様でした。
葉の殆どを散らした木、葉の色づきがピークに達している木。
おのおの時間差はありますが、やがて枝剥き出しの冬木立に・・
毎年繰り返される樹々の変身が、今年も順調に進んでいます。
ユキヤナギの南向きの枝にて
来季に新しい命を継承する昆虫たちの営みも順調に・・
雌としての責務を果たしたカマキリの卵のうを目にする時期に入りました。
これはユキヤナギの枝に産み付けられたオオカマキリの卵のう。
方角は正しく南向き。冬の間も陽射しの恩恵を目一杯受けさせようと言う配慮ですね。
いまも存命かは判りませんが、この出来栄えを褒め称えたい気持ちに・・
葉を抱き込んで産み付けられたカマキリの卵のう
アカメガシワの枝にも、同種の卵のうが産み付けられていました。
二枚の葉を抱き込む様に固定されたその姿。おまけに冬芽まで抱き込んで・・
ズバリ安定感抜群!。
しかしこの状態だと枯れた葉は散る事ができません。芽もすんなりと開けるやら・・
アカメガシワの木にとっては、とんでもなく迷惑な状態と言えそうです。
産み付けたメスにとっては、計算づくの事なんでしょうが・・

※12/5に都内で撮影

のんびりいこうや!2021/12/04 13:48

のんびりいこうや!
枯れ草が積もる地表で目にした落ち葉。表面にびっしりと水滴が付いていました。
夜間の冷え込みで付いた霜(しも)が暖かな陽射しを浴びて溶けたものでしょうか。
いよいよ冬本番だなぁを実感させられる光景でした。
同じ木で日向ぼっこ中のオオカマキリ雌2匹
枯れ色が目立ち始めた野ですが、寒さに負けず緑色の葉を付け続ける木もあります。
昆虫観察をする私としては、ここを訪れる時に必ず足を向ける場所です。
その目的は、ここに定住するオオカマキリ雌に出会うこと。
今日もいました!って喜んだのがこの光景。
陽当たりがいい場所で日光浴をする姿を確認出来ました。それもいっぺんに2匹も・・
この画像には、両方写っているのですが、小さすぎるので三角マークで位置表示を・・
しかし、これでも、何が何だかって言う感じなので、個々への接近撮影を行いました。
下に掲載します。
エメラルドグリーンの視線の先には・・
まず、右側の個体から・・
私が以前からお気に入りのエメラルドグリーンの目を持つメスです。
その魅惑的な目を差し向けている方向に注目です。
茶目の個体も相手を見てる
次に左側の個体。こちらはちょっと渋めの茶目が特徴。
三角印を付けた画像から推測できる通り、2匹はお互いを見つめあっていたんですね。
本来なら、争いに転じてもおかしくないのですが、その気配はまったく無し。
ここ迄生き延びてきたんだもの、争いはやめてのんびりいこうやって言う事かも・・
いいですね。こういう平和的な関係!。

※12/4に都内で撮影

罪作りな一輪2021/12/03 15:09

罪作りな一輪
予報通り、すかっとした青空がひろがり、気温もそれなりに上昇しました。
まだ本当の冬は始まっていないよ!・・そう告げている様な眩しい陽射し。
こんな陽気の日がこの先も長く続けば最高なんですが、果たして?・・
一輪だけ花開いていたタンポポ
陽射しの強さに誘われて花開いていたタンポポ。でも満開迄はもう一歩と言う感じ。
いまの時期ならではの戸惑いの気持ちを表している様でした。
タンポポの蜜にぞっこんのキタキチョウ
やや中途半端な開き方でも、蜜を求める昆虫達へのアピール度は十分。
やって来たのはキタキチョウ。口吻を密源に差し向けて固まっていました。
黄色い花に黄色い蝶。ズバリお似合いの組み合わせだなぁと・・
蜜を吸いたくてたまらないアブ
近くの草の葉に止まっていたのは、こちらも蜜にゾッコンのホソヒラタアブ。
はやくどいてくれないかなって言う感じで、タンポポを見つめていました。
このあたりで花開いていたのは、蝶が止まっているあの一輪だけ。
まさに需要と供給のバランスがとれていない感じ。
どうにも我慢できずに、突撃して蝶を追い払い気持ちだったかも・・
なんとも罪作りな一輪でしたね。

※12/3に都内で撮影