真逆な生き方の ― 2012/07/01 21:37
バッタ系の多くが幼虫の段階である今、この立派な姿には違和感を覚えます。
このイナゴのライフサイクルは、他とは半年分真逆なことで知られています。
秋に成虫化しそのまま越冬、翌年の今頃に産卵をしてその寿命を終えます。
翅の傷みが認められるこの個体も既に余生を過ごす段階に入った様です。 普通のイナゴの現状はまだこんな感じです。
眼にもとまらぬ極小サイズで草の葉から葉へぴんぴんと飛跳ねています。
この赤ちゃんの成長は、イネ科の植物の成長とぴたり同期している様です。
立派な体形のに出会うのはもう少し先ですね。 おまけとしてショウリョウバッタ幼虫の現状を一枚。
成虫時の体形にちょっと近づいた感じ。
旧盆の頃には真夏の陽を浴びてキチキチと飛ぶ姿を目撃出来そうです。
※7/1に都内で撮影