夜に花ひらく2012/07/22 22:02

夜に花ひらく
真夏の花の代表格と言えばヒマワリ。ぎらつく陽射しが似合う花です。
もう一つ忘れちゃいけない真夏の花がこれ。
何とも不思議な形。もじゃもじゃの髭を生やしたカラスウリの花です。
ヒマワリとは真逆に花開くのは陽が落ちた後の暗闇の中。
月光に浮かび上がる白に誘われ集まるのは、花粉媒介役を務める夜行性の蛾達。
夜の静寂の中で繰り広げられる幻想的な光景 って言うよりやはり不気味かな。
クロウリハムシ
花は夜専門ですが、葉っぱは当然のことながら昼間も開いています。
それを目指してやってくる常連客がこのクロウリハムシです。
他の葉の上で見かけることは殆どなし。この葉っぱが余程好物なんでしょうね。
小さな身体に似合わず、盛大な食い跡を残してむしゃむしゃやっていました。
トホシテントウ
もうひとつカラスウリにぞっこんの昆虫がいます。
それがこのトホシテントウ。異様な程に大きな黒点が特徴です。
テントウムシは害虫を駆除する益虫と言うイメージですが、これは珍しく草食性。
種類が多ければ、こう言う悪役も現れると言う道理の様です。
オオニジュウヤホシテントウ
おまけに悪役のテントウムシをもう1枚。
つや消しの甲羅が特徴のオオニジュウヤホシテントウです。
この種は、ナスやジャガイモ等野菜の葉を食害する事で知られています。
困ったちゃん度を比べると、こちらの方がよりハイレベルだと思います。

※7/22に都内で撮影