今、草原で ― 2012/10/20 23:12
そんな中、秋を感じさせる彩りに出会う楽しみは格別です。
イヌタデ。ままごと遊びの思い出につながる草。
イメージは言う迄もなくお赤飯です。 外来種ながらシジミチョウの仲間に人気抜群の花・コセンダングサ。
蜜をたっぷりプレゼントしてくれるケーキって言うイメージでしょうか。 しかしこの草は中々の曲者。花がしぼんだ後にその本性を現します。
実らせる実は、針状の種子の集合体で、所謂ひっつき虫の典型とも言える物。
まだ数は少ないのですが、今年も姿を現し始めました。
この先の自然観察散歩では、ズボン等にひっつかれない様に注意が必要です。 秋の草にはひっつきたがる物が多い。このチカラシバもそのひとつ。
冬の足音が聞こえ始める今、少しでも生息エリアを拡げようと必死の様です。 枯れ色に染まる前の草原は意外な程新鮮な緑に覆われていました。
そんな緑と好コントラストを成していたのがマイコアカネの雄。
今年は出会いがだいぶ遅れましたが、ようやく元気な姿を確認出来て一安心。
近くには雌もいましたので、来年もこの鮮やかな赤を目に出来そうです。
※10/20に都内で撮影