陽射し歓迎派2012/11/01 23:56

陽射し歓迎派
草の繁みを分けて続く道にツマグロヒョウモンが止まっていました。
私の接近に気づいて飛び上がりますが、少し先に降り立って再びこの体勢に・・
秋晴れが長く続かず、空模様が日ごとに目まぐるしく変化しています。
今日の穏やかな陽射しは貴重。日光浴最優先の午後と言う感じでした。
アキアカネ
だんだん希少価値が出て来たアキアカネ。こちらも陽射し歓迎派です。
曇り日には地面すれすれに止まる姿ばかりでしたが、今日は枯れ枝の先。
時々飛び上がっては又この場所に戻るを繰り返していました。
日光浴兼餌取りに絶好のポジションがここと言うことらしい。
この分だとまだもう暫くは大丈夫そうです。

※11/1に都内で撮影

秋の深まりを実感2012/11/02 19:46

秋の深まりを実感
秋の深まりを実感する頃。
寂しい冬を迎える前の最後の賑わい・樹々の葉の色づきが始まっています。
今日出会ったのは青空に映える黄色。目に鮮やかでした。
ヤマトシジミの日光浴
草むらを彩るのは、水色基調のグラデーションカラー。
緑色と好対照を成すヤマトシジミの表翅です。
この様に翅を全開にして秋の陽を目一杯浴びる姿を度々目にします。
厳しさを増す気候に耐える為の必須な行動と思われます。
アキアカネ
造成地を囲む鉄線の柵に止まるアキアカネ。これ迄何度も目にした光景です。
でもこの個体、止まり方がかなりおかしい。
水平に止まるのが常態の筈なのに、今日のこれは何故か垂直。
アキアカネ
しばらく観察してみたらこの通り。
いつもの通り、水平に止まろうとしますが、叶いません。
翅をばたつかせて体勢を立て直そうと必死。その姿が何とも哀しい。
この先この様に体力の限界を迎えた個体を度々目にする筈。
赤トンボの季節の終焉、いよいよ近づいて来た様です。

※11/2に都内で撮影

華やぎの時始まる2012/11/03 23:17

華やぎの時始まる
晴れの特異日とされる文化の日にしてはいまひとつの空でしたが、やがて回復。
穏やかな表情の青空が戻って来ました。
その空をバックに重厚な色づきを見せていたのはケヤキの葉。
様々な公園樹が色とりどりに染まる華やぎの時、いよいよ始まりました。
ハゼの木の紅葉
毎年この時期になると真っ先に色づき始めるハゼの木。
まだ完全な紅葉とまでは行かないまでも、既にここ迄進んでいました。
サルスベリの紅葉
サルスベリと言えば夏に咲く薄紅色の花が思い浮かびますが、秋の紅葉も中々。
決して派手ではありませんが、色合い豊か。今食べ頃のカキと同系色ですね。
オンブバッタ
頭上の樹々の葉は色鮮やか。一方草むらの昆虫は・・
色褪せる草の緑に合わせる様に、地味な体色のものが増えて来ました。
オンブバッタも然り。
他のバッタの数が減り、寂しくなった草むらで依然頑張っています。
今日出会ったこれなんか、片方の触覚が欠けちゃってますが、まだまだ大丈夫。
結構元気に飛跳ねていました。

※11/3に都内で撮影

豊かな陽射しを受けて2012/11/04 23:36

豊かな陽射しを受けて
澄んだ青空がひろがり陽射しも燦々でした。
晴れの特異日と言われる文化の日が一日遅れでやって来た様にも・・
こんな穏やかな日がこの先も安定して続けばいいのですが、さて。
オサヨコバイ
秋の昆虫たちにとっても、好天の継続を望む気持ちは同じ筈。
葉っぱの上のオサヨコバイ。
人の接近に極めて敏感な種なんですが、今日は警戒心ゼロ。
日光浴を満喫している感じで、じーっと動きません。
クダマキモドキ
大人しい昆虫・クダマキモドキには今日の陽射しは一寸強過ぎるみたい。
頭隠して尻隠さずって言う感じの面白いポーズで休息していました。
まぶしいのは嫌い。お尻だけ暖まればいいやって言うことかも。
クダマキモドキ
前に回って見たらこの通り。
何しろこの目です。
眠りこけているのか、起きているのか。昆虫の場合は全く判別不能ですね。

※11/4に都内で撮影

冬は駆け足?2012/11/05 21:18

冬は駆け足?
もうこんな光景を目にする時期になったんだ・・
道端に吹き寄せられたからからの落葉。昨夜吹いた強風の仕業と思われます。
ついこの間までしつこい残暑だなぁと言っていた様な気がするのですが・・
こんな年に限って、冬の訪れは意外と駆け足でなのかも知れません。
ハナミズキの紅葉
ハナミズキの葉が赤く色づき、秋の終わりが近い事を告げています。
葉に隠れる様な感じですが、小枝の先に小さな花芽も確認出来ます。
長い冬のその先に向けて、準備万端を整えて冬の眠りにつこうとする樹々。
自然のしたたかさを実感させられました。

※11/5に都内で撮影