冷え込みに拍車が・・2012/12/02 23:07

冷え込みに拍車が・・
12月に入った途端、冷え込みに一段と拍車が掛った気がします。
気になるのは、ここに来て顔なじみとなったハラビロカマキリ・メスの状況です。
流石にこの寒さには耐えられないのでは・・いつものクヌギの木を目指しました。
ちょっと苦労しましたが、無事出会えました。
これ迄は葉に止まる姿ばかりでしたが、今日は葉の奥に隠れた枝にちょこんと・・
寒風の直撃を避ける為の場所替えでしょうか。
それともこの枝を産卵場所に決めたのかも。
しばらく待機しましたがその動きはなし。今後が気になるところではあります。
ハラビロカマキリ
無事出会えた記念に接近写を一枚。
”私の事にそう関心を寄せないでよ” って言う表情かも。
秋の昆虫ステージの最終盤に出会ったこのメス、気になって仕方ありません。
ハラビロカマキリの卵のう
他のメスはそれぞれが最適な場所を選び、無事産卵を終えてしまったと言うのに・・
この卵のうも、小枝の付根のしっかりした場所に産みつけられていました。
あののんびり屋のメスは果たして?・・
イボタ蝋
イボタノキの枝に何やら怪しげな物体が付着していました。実はこれも昆虫の仕業。
カイガラムシの一種イボタロウムシが分泌した蝋質物体の塊です。
この物質は ”イボタ蝋” として、潤滑の用途に利用されるらしい。
すべりが悪くなった敷居などに塗り込むと効果てきめんなんだとか。
やってみようかな・・
モズのはやにえ
一方これは野鳥の仕業です。いわゆる ”モズのはやにえ” 。
捕らえた獲物を一時的に保存して、後でゆっくり食べようとするモズの貯食行動です。
ここで犠牲になったのはケラ。鋭く尖ったカラタチの棘に突き刺さっていました。
目を背けたくなる光景ですが、これも冬の野では当たり前の一コマです。

12/2に都内で撮影