冬の情景整う ― 2012/12/09 21:53
この情景に欠かせない重要なキャストが冬鳥たち。その代表種の一つがツグミ。
今日もキキキッと言う鋭い声が空気を引き裂く様に響いていました。 見上げる空には悠々と飛翔するタカの姿が・・これも冬を象徴する情景です。
さすがに猛禽類。これが姿を現すだけで、あたりにぴーんとした緊張感が漂います。
騒がしく鳴き交わす小鳥たちには大いなる脅威と感じられる様です。 カエデの木も紅葉した葉を散らし尽くし、完璧な冬姿に変身しました。
その枝の一つに産みつけられていたのがハラビロカマキリの卵のう。
今迄は多くの葉で隠されていたのですが、今やこれだけ目立つ存在に・・
このあたりを飛び交っているのは人以上に目のいい野鳥達です。
格好の捕食対象にならなければいいのですが・・ ”あっ、あそこにもあった” って言う感じでカマキリの卵のうの発見が続いています。
これはエノキの枝に産みつけられていた一品。
惚れ惚れする様な(?)整った形。さてこれを産んだ几帳面な親虫はいずこに?。
時期的にみても、既にこの世にはいないのかもと思いましたが・・ 同じエノキの木の幹で目撃した緑色型ハラビロカマキリのメスです。
大きく膨らんだお腹がメスの特徴。でもこの個体のは明らかに萎んでいました。
無事産卵を済ませた個体と推測しました。
後は余生をのんびり・・と言う訳にはいかないでしょうね。
何しろここに来ての冷え込みの厳しさたるや・・ 期待していなかっただけに、嬉しい成虫との出会いでした。
と言うことで、いつもの通りポートレートを一枚。
驚かせて悪いなぁとは思いましたが・・
※12/9に都内で撮影