困った時のヤツデ頼み2012/12/16 22:19

困った時のヤツデ頼み
昆虫探索の成果はさっぱり。一年の内で最も退屈な時期にさしかかりました。
この時期になると、毎年頼りにしたくなるのがヤツデの木。
多くの植物が冬の眠りにつく中、艶つやの葉と共に、面白い形の花が沢山開きます。
となれば、それに惹かれた昆虫たちが集まるのが道理と言う訳。
さて今日は?・・
クロスジホソサジヨコバイ
のっけから期待したものに出会えて大満足でした。
クロスジホソサジヨコバイ。ヨコバイの中でもかなりの個性派です。
ちょっと見には前と後が非常に判りにくいのが特徴です。
クロスジホソサジヨコバイ
この画像だと少し判り易いかも・・
左上の大きな黒目はカモフラージュ。右下の白目に黒いぽちがあるのが本当の目です。
蝶の翅に良くある眼状紋と同様、外敵からの目への攻撃をそらす狙いと思われます。
目にも留まらぬ程の小さな昆虫でも、生存の為の必死の工夫をしているんですね。
ハエとクモ
葉っぱに集まるのはヨコバイ等の吸汁性の昆虫。
一方花に集まる昆虫の代表格が大小様々のハエです。今日も顔ぶれ多様でした。
そしてこれは葉っぱの上で一休みの図。今日見た中では最大のデカ物でした。
近くにいる小さなクモも手出しが出来ない感じ。
逆に襲われそうな雰囲気すら感じられました。まさかとは思いますが・・
ナミテントウ
ヤツデはひとまず置いといて、近くの木に注目してみました。
見つけたのは小さなナミテントウでした。
天気のいい日には、この先もこんな姿をたびたび目撃出来る筈です。
じっくり撮影したかったけれど何やらとても忙しそう。
どんどん上を目指して登って行ってしまいました。

※昆虫は全て12/16に撮影 ヤツデの花のみ12/13に撮影