真冬への加速が・・2012/12/06 22:27

真冬への加速が・・
数日前迄、鮮やかな紅色の葉を沢山付けていたカエデの木も最早この姿に・・
色あせた名残りの葉もあと僅か。明日には完璧な冬姿に変わってしまいそう。
ますます加速する真冬への歩み、もう歯止めが効かない感じです。
ヨシの穂
ここに来て強く感じるのは、極端に短くなった日照時間です。
午後3時をまわる頃には、陽射しの力が大幅にダウンしてしまいます。
水辺のヨシの穂が、それまでの白い輝きを急速に失い始める頃。
吹く風の冷たさも一段と強まった気がしました。
ツチイナゴ成虫
弱々しい冬の陽射しでも、今を生きる昆虫にとっては貴重な活力源。
今日目にしたのはツチイナゴの日光浴。色変わりしたクズの葉に止まっていました。
バッタ系の中では異色の存在で、成虫のまま越冬し春を迎えます。
長い冬の生き抜く為には、晴れた日には陽光を目一杯浴びておく事が必須の様です。
カメラを近づけても動じることなく、この姿勢を保っていました。
ツチイナゴ成虫
さすがに一寸近寄り過ぎたみたい。のろのろと葉っぱの裏に隠れてしまいました。
折角の日光浴タイムだったのに、えらく邪魔をしてしまった様です。
真冬に出会える数少ない成虫です。今後は気を付けないと・・
ホソヒラタアブ
真冬に出会える成虫と言えば、このホソヒラタアブも代表格のひとつ。
花のあるところ、必ずと言っていい程姿を現す元気者です。
この日は、残り少なくなったアキノノゲシでの吸蜜に夢中でした。
(この画像のみ12/5に撮影。他は12/6に撮影)

※12/5と12/6に都内で撮影

夕暮れ時に2012/12/07 22:40

夕暮れ時に
足早に訪れる冬の夕暮れ。
暖かな色合いの夕焼けも束の間のこと。寒々とした冬空の予告でしかありません。
張り詰めた空気を引き裂く様に、高空を行くジェットの音が響いていました。
川面の水鳥
河口近く。夕凪の川面に波紋を起こしていたのは二羽の冬鳥。
越冬のため渡って来たこの地の生活にもだいぶ慣れた様です。
ねぐらに急ぐ前の、最後の餌取りに精を出していました。
振り返った空は
全天を染め上げる力に欠ける冬の陽。
振り返って見上げた空には、西の空とは全く違う雰囲気が漂っていました。
今夜の冷え込みもかなりのものになりそうです。

※12/7に都内で撮影

最後に変なのと・・2012/12/08 22:12

最後に変なのと・・
強風に煽られて樹々の葉が散り急ぎ空中を舞った日。
クヌギの木に残っていた葉も、急速にその数を減らしていました。
葉陰にひっそり産みつけられていたハラビロカマキリの卵のうも野ざらしに・・
来春の誕生に向けて眠る新しい生命にも、いよいよ厳しい季節の到来です。
クヌギの落葉
樹下はこの状態です。からからに乾いた落葉が敷き詰められていました。
落葉を踏みしめて歩く感触は今の時期だけのもの。
足裏で感じる冬の訪れと言ったところでしょうか。
マルカメムシ成虫
がさごそと言う音をたてて歩いていたら、嗅覚にぴーんと来るものあり。
落葉に目を落としてみたら、その一枚にマルカメムシが止まっていました。
小形のカメムシですが、例のカメムシ臭の発生源としては決して侮れない存在です。
成虫で越冬する例もあるらしい。この臭いとのお付き合い、まだこの先も続くかも。
コミミズク幼虫
手応えさっぱりの昆虫探し。そろそろ切り上げようと思った時に見つけたのがこれ。
変な形の昆虫として良く取り上げられるコミミズク(ヨコバイの一種)幼虫でした。
幼虫の姿で越冬する種です。
幹にべったり張り付いたこの姿、寒さをしのぐ為の定番ポーズなのかも知れません。
コミミズク幼虫
カメラの接近に気づいて、頼りない足取りで移動し始めました。
ちゃんと目もある足も6本ある。昆虫の一種である事に間違いありません。
コミミズク幼虫
前方からみるとこの通り。定評どおりのおかしな形です。
頭の形なんて正にスコップそのものでした。機能的な必然があるのか無いのか・・
手応えの少ない昆虫観察でしたが、最後にこんな変なのに出会えて満足でした。
やはり歩いてみないことにはね・・

※12/8に都内で撮影

冬の情景整う2012/12/09 21:53

冬の情景整う
丸裸の木立と澄んだ青空の組み合わせ。この先長く目にする冬の情景です。
この情景に欠かせない重要なキャストが冬鳥たち。その代表種の一つがツグミ。
今日もキキキッと言う鋭い声が空気を引き裂く様に響いていました。
タカの飛翔
見上げる空には悠々と飛翔するタカの姿が・・これも冬を象徴する情景です。
さすがに猛禽類。これが姿を現すだけで、あたりにぴーんとした緊張感が漂います。
騒がしく鳴き交わす小鳥たちには大いなる脅威と感じられる様です。
ハラビロカマキリの卵のう
カエデの木も紅葉した葉を散らし尽くし、完璧な冬姿に変身しました。
その枝の一つに産みつけられていたのがハラビロカマキリの卵のう。
今迄は多くの葉で隠されていたのですが、今やこれだけ目立つ存在に・・
このあたりを飛び交っているのは人以上に目のいい野鳥達です。
格好の捕食対象にならなければいいのですが・・
ハラビロカマキリの卵のう
”あっ、あそこにもあった” って言う感じでカマキリの卵のうの発見が続いています。
これはエノキの枝に産みつけられていた一品。
惚れ惚れする様な(?)整った形。さてこれを産んだ几帳面な親虫はいずこに?。
時期的にみても、既にこの世にはいないのかもと思いましたが・・
ハラビロカマキリのメス
同じエノキの木の幹で目撃した緑色型ハラビロカマキリのメスです。
大きく膨らんだお腹がメスの特徴。でもこの個体のは明らかに萎んでいました。
無事産卵を済ませた個体と推測しました。
後は余生をのんびり・・と言う訳にはいかないでしょうね。
何しろここに来ての冷え込みの厳しさたるや・・
ハラビロカマキリのポートレート
期待していなかっただけに、嬉しい成虫との出会いでした。
と言うことで、いつもの通りポートレートを一枚。
驚かせて悪いなぁとは思いましたが・・

※12/9に都内で撮影

河岸は冬本番2012/12/10 20:46

河岸は冬本番
この先が思いやられる様な寒さが続いています。
空気も、正月の頃のそれを思わせる程の澄み方になって来ました。
となれば、まず確認したいのが遥か彼方にそびえる富士山の眺望です。
これは多摩川河口近くの河岸から撮影した一枚。
距離相応の霞み方でしたが、雪雲を頂く姿を割と明瞭に確認出来ました。
(35mm版換算:450mm相当の望遠域で撮影)
ヨシ原は優しげに
川辺にひろがるヨシ原。枯れ色への変貌が一気に進んでいました。
枯れ切ってしまう一歩手前の優しげな色合い。
今の時期だけに味わえる特別な眺めです。
セイタカシギ
この河原を訪れた目的のひとつは水鳥の観察でした。
今日は満潮に近い潮目だった為か、その数が極少。
間近で観察出来たのはこのセイタカシギだけでした。
干潟の岸辺に来て餌取りに夢中でした。狙っているのはゴカイでしょうか。
傾く陽
力尽きた様に傾き始めた陽。
川面をわたる風も急に冷たさを増した気がしました。
冬の自然観察はせっかちな陽の動きにせき立てられる様で、何とも慌ただしい。
ハクセキレイ
河原に続く小道にも人影はなし。
帰りを急ぐ私の先導役を務めてくれたのは小さなハクセキレイでした。
私の歩調に合わせる様に、一寸ずつ距離をおいて立ち止まり、お尻をふりふり・・
人なつっこさと警戒心が適度にミックスされた面白い野鳥です。

※12/10に都内・多摩川河岸で撮影