モズ君に倣って・・2013/02/09 20:42

モズ君に倣って・・
じーっと目を凝らして下界を監視するモズの雌。
何か獲物を見つけた様で、眼力の鋭さが一層増していました。
冬枯れの野を彷徨う昆虫観察者としても、こう言う眼を持てたらなぁ・・と。
モズ君には到底敵わないことは判っていましたが、精一杯努力して見ました。
違和感を感じて
何の変哲もない木の枝ですが、画像中央あたりに何となく違和感を感じました。
こう言う時には、とにかく近づいて見るのが一番。
その結果・・
マルカメムシの卵
違和感の基はこれ。二列に産みつけられた昆虫の卵でした。
とても小さいのですが、かなり精巧な形をしています。
私のイメージでは超精密な歯車の様に思えたのですが・・さてこれは何の卵?。
帰宅して「虫の卵ハンドブック(文一総合出版)」で調べた結果・・
マルカメムシ成虫
産みの親はこれ。成虫での越冬も可能なマルカメムシでした。
これは去年12/8のブログに掲載した画像です。
枯葉の上で日光浴をしていました。
もしかするとこの頃生存していた個体が産み落とした卵なのかも知れません。
木の枝にあるあれは?
次に違和感を感じたのは遥か上方。木の枝の一つに出来たコブでした。
カマキリの卵のうかと思ったのですが、色、質感、形ともに何か違う感じが・・
早速、望遠ズームに付け替えて拡大してみました。
ドロバチの巣
結果はこれ。泥で塗り固められた球形の物体でした。
中央には丸い穴が開いています。私の判定ではこれはドロバチの巣。
トックリバチやドロバチは、この手の巣を様々な場所に作る事で知られています。
この先も観察アイテムの一つとして注目して行こうと思います。

※2/8に都内で撮影(マルカメムシ成虫は2012/12/8に撮影)