春の兆しを見つける2013/02/24 19:57

春の兆しを見つける
陽射しの明るさとは裏腹に、吹き付ける風の冷たさが身にしみる一日でした。
しかし地表すれすれに目を落として見れば、春への確かな手応えがいくつも・・
土を割って姿を現したのはスイセンの若芽。
こうなる迄に結構苦労したけれど、もう大丈夫。この後一気にって言う感じです。
ヤノウエノアカゴケ
これは道ばたで見たコケの一種・ヤノウエノアカゴケ。
その名の通り赤色系主体ですが、若緑色も数多く点在しています。
中々気づきにくいコケの世界の春の芽生え。それに出会えて嬉しくなりました。
オオイヌノフグリ
地表すれすれに咲く早春の花の代表格・オオイヌノフグリ。
寒さは厳しくても、陽射しさえ感じられれば、一気に咲いちゃおうと言う積極派です。
今日もかなりまとまった数の群落を目撃出来ました。
ヒラタアブの一種
オオイヌノフグリの鮮やかな青紫は、早春の野では一際目立つ色合いです。
昆虫の目にも相当のアピール度で迫っている筈。
惹き付けられる様にやって来たのはヒラタアブの一種。吸蜜目的の来訪です。
一寸アップにし過ぎで、巨大昆虫っぽく見えますが、実際はとても小さいアブです。
いかにこの花が小さいかの証明です。
キョウチクトウの蕾
地表から目を少し上に戻してみたら、そこにも春への確かな手応えが・・
今にも割れそうな感じで膨らんでいたジンチョウゲの蕾。
甘い香りがあたりに漂う日もそう遠くではないと感じました。

※2/24に都内で撮影