鳥に非はなし2013/02/26 20:23

鳥に非はなし
賑わいを見せていた冬鳥達も明らかに減少傾向で、かなり寂しくなって来ました。
いま目に留まるのは、オールシーズンOKの留鳥達の姿。
このハクセキレイも、私の居住地付近では、極々おなじみと言える種類です。
お尻ふりふり大股で歩く姿は愛嬌たっぷり。今日も元気だねと眺めていたら・・
ハクセイキレイ
気がついたらベンチに座る私の足下にちょこんと。手を伸ばせば届く位の近さでした。
どうやら、人の与える餌(パン屑等?)を食べる習慣がついてしまったらしい。
私にとっては、ハトやスズメ等に比べれば遥かに野生種と言う位置づけなんですが・・
しかし当然の事ながら鳥には全く非はなし。餌を与える人間側を責めるべきですね。
でも結構愛嬌あるからなぁ・・
コアオカスミカメ
寂しくなって来た野鳥の世界に変って、賑わいを増す筈の昆虫の世界ですが・・
まだまだ本格的なスイッチが入らない感じです。
たまに目にする物も、動きが感じられない地味な種類が殆ど。
花壇の花にいたこのコアオカスミカメ(カメムシの一種)も、その典型です。
花芯にへばりついたまま微動だにしません。一見すると葉っぱ等の屑かと思える位。
これ位不活発な種類でないと、厳しい今の時期には生きていけないと言う事の様です。
ワタフキカイガラムシ
更に輪をかけて不活発なのがこれ。夏蜜柑の枝に取付いたワタフキカイガラムシです。
昆虫とは思えませんが、立派に昆虫網カメムシ目ヨコバイ亜目と言う肩書き付き。
この様に、樹木に寄生して養分を吸い取ってしまう悪役です。
貝殻状の白い部分は蝋質で形成された卵のう。中には沢山の幼い命が眠っている筈。
この木にとっては、大いに困った事態と思われます。
(本種の別名はイセリアカイガラムシ)

※2/26に都内で撮影