多摩川河岸の春2013/04/04 22:31

多摩川河岸の春
週末にはまた荒れ模様の天気になりそうです。
束の間の晴れ日は貴重。定例観察地の一つ多摩川河口付近の河岸を歩きました。
草原を白く染め上げているのは野生のハマダイコンの花。
ハマダイコンの花
野菜の花なので、派手さはありませんが、数が数だけに見応えは十分。
薄紫の混じったこの白色を眺めていると、春もいよいよ佳境を実感させられます。
ヨシ原の今
水辺のヨシ原にも春の雰囲気が漂い始めていました。
枯れ色一色の眺めに変化を与えていたのは、根元から立ち上がり始めた若緑。
こうなってから、緑色優勢の世界に逆転する迄にそれ程長くは掛かりません。
トホシクビボソハムシ
一足はやく緑色優勢の世界に変っているのが、岸辺の草むら。
緑の葉が繁れば、それを食べる昆虫・ハムシが出現するのが、自然界の道理。
今日はこのトホシクビボソハムシを数多く目撃しました。
今はまだそれ程でもありませんが、食跡だらけの葉を目にするのも間近か・・
キタテハ
春浅い頃から活動を始めていたキタテハ。今日も活発に飛び回っていました。
長い越冬生活を終えて迎えたこの春は、次世代に生をつなぐ繁殖の時期。
この個体はもうその大役を果たし終えたのでしょうか。傷んだ翅が気になります。
カモの群飛
春霞が掛かった空を水鳥が群れをなして飛んでいました。
暫く眺めていたら、遠くに飛び去るでもなく、この編隊のまま行ったり来たりでした。
そろそろ北へ旅立つ頃。とりあえずその予行演習をしている最中なのかも・・

※4/4に都内(多摩川河口付近)で撮影

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