穴場スポットにて2013/04/15 22:17

穴場スポットにて
爽やかな晴天の一日。降り注ぐ陽射しにノイバラの若葉が目に眩しく映りました。
淡い緑色の葉が繁り始める頃、ノイバラの木は昆虫観察の穴場スポットになります。
観察の目標は各種テントウムシ。今日も今季初遭遇の連続で嬉しい状況でした。
▲まず目に止まったのがキイロテントウ。
身体は小さいし、若葉の色と紛らわしい色なので存在感は今ひとつですが・・
しかしこれ、ノイバラにとっては厄介な病気から救ってくれる特効薬的存在なんです。
このテントウが食べるのは、葉に取り付いて枯らしてしまううどん粉病菌。
撮影したこの葉っぱでも、所々に白い菌の付着が確認出来ました。
キイロテントウ活躍の時来たる。まさにジャストタイミングでの誕生と言う訳ですね。
ナミテントウ二紋型
ノイバラは植物の大敵 アブラムシにとっても絶好の標的となります。
でも自然の循環は実に絶妙。アブラムシなら任せとけの援軍がいま続々誕生中です。
それは様々な斑紋を持つナミテントウ。今日も沢山が奮闘中でした。
これは黒字に赤い斑紋が二つの二紋型です。
ナミテントウ紅型
星の数がやたら多いこれは紅型。
似た色合いを持つナナホシテントウも真っ青って言う感じの豪華絢爛ぶりです。
この他にも様々な斑紋を楽しめるのがナミテントウの特徴。
さて今季はどれだけの種類に出会えるのか、楽しみです。
アシナガバチ
今季初遭遇の連続で、楽しみが増えて来た昆虫観察ですが、注意も必要。
人に対して決して穏便じゃない奴らも続々と誕生中です。
これはセグロアシナガバチ。ぶんぶんと羽音をたてながら飛び回っていました。

※4/15に都内で撮影