草むらにカツオが・・2013/05/13 21:49

草むらにカツオが・・
草むらにもカツオがいます・・って言っても、当然の事ながら魚じゃありません。
カツオゾウムシの仲間。体色が粉を吹いた鰹節に似ている為の命名です。
毎年今の時期になると、草の葉に止まりぼーっとしている姿を目撃出来ます。
但し鰹節っぽいのは今の内だけ。やがて粉が剥げて黒い体色に変ってしまいます。
オオカマキリ幼虫
今日も出会えたオオカマキリの幼虫。
でも得意のファイティングポーズではなく、べたっとへたり込んだ脱力姿勢でした。
まだ生まれたばかりで、足腰が立たない様にも見えました。
しっかりせい!って喝を入れたい感じ。
暫く観察していたら、勇ましいポーズに変身。一休み中だったのかも・・
ハエトリグモ
昆虫の天敵・蜘蛛の世界で今主役的活躍を見せているのが、小さなハエトリグモ。
網を張らず、葉っぱの上で待ち伏せて、ハエ等の小昆虫を捕らえるスタイルです。
今日は、ハエではなくて、ヨコバイの一種をキャッチしていました。
警戒心が旺盛なヨコバイですが、この蜘蛛の俊敏さには勝てない様です。
繁り過ぎた草
草原の眺めが猛スピードで変化しています。
今急速に勢力を拡大しているのが細いイネ科の雑草。カゼクサでしょうか。
余りにも密度が高いので、他の草がぼーっと霞んで見える程でした。
自然観察にとっても余り嬉しくない状況と言えます。
今日もこの観察地周辺で、除草機のエンジン音が高く響いていました。
一回リセットが掛かるのはやむを得ない事なのかも知れません。
但し根こそぎにではなくて、適度にと願いたいところではあります。

※5/13に都内で撮影