夏日を記録した日に・・2013/06/09 21:32

夏日を記録した日に・・
関東各地で夏日を記録した日。いつもの観察地にも夏の陽射しが降り注いでいました。
水気を多く含んだ泥地に降り立っていたのはナミアゲハ。
暑い日に、蝶の多くが見せるミネラル分補給を兼ねての吸水行動です。
空梅雨と言う特殊事情はありますが、もうそんな時期になったんだなと思いました。
ホシベニカミキリ
葉を繁茂させたタブノキの木陰は、陽射しを避け一息つく場所として最適でした。
そこで目に飛び込んで来たのがこれ。幹に取り付いている見慣れたシルエット。
今季は特に目撃する機会が多いホシベニカミキリでした。
樹皮を食い荒らして、その窪みに穴を掘り卵を産みつける習性のカミキリです。
今日も黙々とその作業を続けていました。
ホシベニカミキリの食い跡
同じ木の別の個所に大きな食い跡が残されていました。
この様な長円形に近い形状が、ホシベニカミキリの食い跡の特徴です。
窪みの周囲が、ほぼ均一な寸法で丁寧に面取られています。非常に芸が細かい。
ホシベニカミキリのどじっぷり
木の上では芸が細かい事をやる割には、木を離れると途端に駄目になるカミキリです。
これは6/1に見た個体。木から転げ落ちたのか、草の葉で四苦八苦しているシーン。
草地で出会うと、いつもこんな感じの姿ばかり。落差が結構激しい。
コフキゾウムシの恋の争い
クズの葉に盛大な食い跡を残す小さな大食漢・コフキゾウムシ。
食い気だけではなく、色気の方も相当だねって言う感じ。
これは一匹のメスをめぐる争いのシーンです。正につばぜり合いの様相。
何もこう迄しなくても、メスは他にも沢山いると思うのですが・・
ヒメカメノコテントウ
小粒なヒメカメノコテントウは食い気優先。
小さな身体に似合わぬ猛烈な食欲でアブラムシを捕らえていました。
捕食の名手・ナナホシテントウも顔負けって言う感じ。

※6/9に都内で撮影(ホシベニカミキリの参考画像は6/1に撮影)