草の葉劇場で・・2013/06/30 21:12

草の葉劇場で・・
今日、ニイニイゼミの声を初めて耳にしました。
ここ数日の梅雨晴れは、真夏に向けての自然の歩みを一気に加速させた感じ。
様々な夏草が激しくせめぎ合う草むら。そのパワーに圧倒されそうです。
何かがいる
草の繁茂と共に、そこを生活の場とする昆虫達の活動も増々活発化しています。
少し目を凝らせば、何らかの手応えあり。
この画像にもファイト満々なのが一つ写っています。判りますか?。
※答えは本日の記事の一番下に。
ベッコウハゴロモの成虫
風変わりな昆虫・ベッコウハゴロモ。今日は成虫に初遭遇しました。
一見すると蛾みたいですが、大きな分類としてはカメムシ目に属します。
セミの遠い親戚って言う訳。そう言われてみれば、そんな雰囲気も若干・・
ベッコウハゴロモの幼虫
成虫の数はまだ極少。まだ多くがこの幼虫体形のままです。
それにしても、これがある日突然、あの成虫の姿に変身するなんて・・
一寸ギャップあり過ぎです。
フタモンホシカメムシ
カメムシ目直系のカメムシの一種・フタモンホシカメムシに出会いました。
カメムシも色々。亀と言う名前に納得出来る物もいれば、そうでない物も・・
これはどちらかと言えば後者でしょうか。
オジロアシナガゾウムシ
葉っぱの上で良く見かける昆虫がゾウムシの仲間。
住み慣れた環境と言う事で、動作もきびきび手慣れているかと言うと全然・・
ぎこちない動作ばかりが目立ちます。このオジロアシナガゾウムシもその典型。
葉っぱの先端まで行って ”うわー怖いよー”って脚がすくんじゃったみたい。
ぽろっと転げ落ちるのも時間の問題ですね。
ヤブキリの成虫
舞台が整った草の葉の昆虫劇場。決して呑気なシーンばかりではありません。
弱肉強食の厳しい場面に出会う事も度々です。
今日見たのはヤブキリ成虫の捕食シーン。何かの幼虫を捕獲していました。
幼虫時代の草食性から、肉食性への変換が完全に終わった様です。
顔つきもそれに見合った獰猛なものに変った気がします。
小昆虫にとって、警戒すべきなのはカマキリだけではないんですね。

※6/30に都内で撮影(2枚目に写っているのはハラビロカマキリ幼虫です)