がんばれ在来種 ― 2013/07/21 20:34
甲虫だけでなく、樹液を好む蝶にとっても、嬉しくない状況の様です。
樹液を期待してやって来たゴマダラチョウも、当てが外れてがっかり。
しばらくこうしていましたが、諦めて飛び去りました。 人為的に放蝶されたと言われる外来種アカボシゴマダラも、同じタブノキに・・
こちらは、僅か数カ所しかない樹液スポット見つけ、口吻を伸ばし始めました。
既に先客の甲虫がいたのですが、強引に割り込む感じで樹液をあさっていました。
在来種のゴマダラチョウに比べて、生息数としては優位に立つ印象があります。
その差は、このバイタリティの違いによるものでしょうか。
ゴマダラチョウよ負けるなって思うのですが・・一寸淡白過ぎるんだよなぁ。 セミの世界でも、新顔ののさばりが目立つ様になって来ました。
従来は関西以西にしか生息していなかったクマゼミの北上です。
今日も、シャッシャッシャと言う独特の鳴き声を度々耳にしました。
画像は従来からの定番アブラゼミ。その声をかき消す程の大音響でした。
心情的には、ゴマダラチョウ同様、新顔に負けるなって言いたいんですが・・
アブラゼミの声も、暑さをより一層煽る感じで、結構ノイジーだからねぇ・・ コバネイナゴが3匹、水草・ヨシの茎に整列していました。
揃って生まれ、揃って成長し、これからの生活の場・水辺にやって来たらしい。
好物のイネ科植物の葉を、むしゃむしゃ食うぞぉって意気込んでいる感じ。 草むらでは、まだこんなに小さな幼虫を多く目にする事が出来ます。
このまま全てが無事成長したら、最盛期の秋には相当な賑わいとなりそう。
水辺を青々と彩るイネ科植物にとっては、恐怖の季節が始まった様です。
※7/21に都内で撮影