バリエーション・亀2013/07/24 23:08

バリエーション・亀
今、夏草が生い茂る草むらでは、様々なカメムシを目にする事が出来ます。
同じ仲間とは思えない程、形のバリエーションが多いのがこの虫の特徴です。
▲ころっとした球形のこれはマルカメムシ。クズの葉や茎に止まり吸汁します。
身体は超ミニサイズなのに、存在感はある意味抜群。
遠くからでも "あっ近くに居るな" と判る程の強烈なカメムシ臭を漂わせます。
ホシハラビロヘリカメムシ成虫
同じくクズの葉で良く見かけるのが、ホシハラビロヘリカメムシ。
成虫はこの様に典型的なカメムシ体形なんですが、しかし・・
ホシハラビロヘリカメムシ幼虫
似ても似つかない形のこれが幼虫です。
幼虫と成虫の姿に差異が大きいのがカメムシの特徴ですが、これもかなり凄い。
草の葉と見紛う程の見事な擬態で身の安全を守っているんですね。
この色のまま成虫になればいい様に思えるのですが、何故かあの鉄錆色に・・
一寸不思議に思える変貌ぶりです。
イトカメムシ
良く目を凝らしてみないと発見は不可能。存在感殆どゼロのこれもカメムシです。
名は体を表すで、付けられた名前がイトカメムシ。
こんなひ弱そうな身体で、過酷な自然の中、無事生きていけるのか心配になる程です。
しかしここに来て、かなり多くを確認出来ますので、生命力は意外と強いのかも・・

※本日撮影の画像ではありません(成虫は7/23に、幼虫は6/30に都内で撮影)