早いけど梅雨明け2013/07/06 21:59

早いけど梅雨明け
随分早い梅雨入りだったので、もしかするとと思っていたのですが、予想が的中。
関東甲信が梅雨明けしたものと思われるとの発表が今日ありました。
例年に比べてかなり早めだけど、この空を見れば素直に納得です。
梅雨明けの空
浮かぶ雲も陽射しを邪魔する様なものではありません。
容赦なく降り注ぐ真夏の陽射し。気温の上昇も桁違いでした。
アオスジアゲハの求愛飛翔
その空をバックに、アオスジアゲハが求愛のダンスを繰り広げていました。
青空に吸い込まれる様に、ぐんぐん高度を上げて行き、しまいには小さな点に・・
元気な蝶が思う存分の活躍を見せる季節がいよいよやって来ました。
アオスジアゲハ
・・と思ったら、そんなシーンばかりでも・・
繁みの奥の日陰になる場所で、同じくアオスジアゲハが翅休めをしていました。
強過ぎる陽射しに晒され続けるのはやはり苦手な様です。
我を忘れて舞い上がってしまうのは、相思相愛のカップルだけなのかも。
マメコガネ
頑丈そうな甲虫・マメコガネも日陰に逃げ込んでいる感じ。
とは言え、葉っぱに穴をあける食事はしっかり実行中でしたが・・
あまり食べ過ぎると、日陰の部分がなくなっちゃいそう。
ショウジョウトンボの雄
強い陽射しを苦にせずに、自分の縄張りで頑張っていたのがショウジョウトンボ。
暑い日にはお尻をぴんと跳ね上げる避暑ポーズを見せますが、今日はその素振りなし。
この程度の暑さで音をあげていたんじゃ、夏は越せないよって言う事の様です。

※7/6に都内で撮影

初の猛暑日に・・2013/07/07 20:44

初の猛暑日に・・
東京では今年初、35℃超えの猛暑日を記録しました。
7月もまだ初旬。今からこれと言う事は・・本当にこの先が思いやられます。
▲余りの暑さに人はへとへと。しかし空には暑さを物ともしない昆虫の姿が・・
この画像には、チョウトンボが3つ、それにアオスジアゲハが1つ写っています。
光のスポットが
夏草の葉にも陽射しの強さの証明が映り込んでいました。
しかしこの形、木漏れ陽にしては随分こじんまりしていますが・・
草の葉に残された食痕
葉の上のスポット状の光点の発生源はこれ。虫の食痕だらけの葉っぱでした。
さて、この食痕の特徴から犯人(?)は容易に推測出来ます。
きっとあれだなと辺りを探ってみたら・・
マメコガネの昼寝
やはりいました!。
身体は小粒だけど、食い気にかけては誰にも負けないパワーを持つマメコガネ。
クズの葉の上でぐっすり寝込んでいるみたい。
お腹が一杯になったら寝ると言うのがこのコガネムシの生活パターンです。
その昼寝風景を撮影していたら、小さなアリが近づいて来ました。
マメコガネとアリ
葉から葉へ、ちょこまかと動き回るアリはとてもいたずら好き。
マメコガネの前脚にちょっかいを出し始めました。でも相手は全然無反応。
面白くないやと言う事で、この後アリは別の葉に移動してしまいました。
”あんなに固い奴、餌にも出来ないしなぁ”って言うことみたい。
ミズイロオナガシジミ
日陰になった場所で、ミズイロオナガシジミがひっそり翅休めをしていました。
暫く見ない内に、淡い水色の鱗粉が剥げて一寸痛々しい翅色に・・
クヌギ林の妖精と表現したくなるこのシジミチョウの季節も終わりが近い様です。

※7/7に都内で撮影

うだる様な暑さに・・2013/07/08 20:17

うだる様な暑さに・・
昨日に引き続き、うだる様な暑さに見舞われました。
水辺のショウジョウトンボも完璧な暑さ対策ポーズに。
正面から見て、真っ赤な胴体がこれだけ丸見えと言うことは・・
ショウジョウトンボ
横から見ればこの通り。
お尻をぴんと跳ね上げて、日光の直射を避けようとしています。
果たして効果の程は?って言う気もしますが・・
この角度は、人が感じる暑さに比例して変るので、暑さの指標としては有効かも。
いわば生きた温度計と言ったところ。色も赤いアルコール温度計に似ているし・・
シオカラトンボ
いっぽうシオカラトンボは全くの自然体。
でも、少し飛んではすぐにこの葉の上に戻って来てしまいます。
さすがの夏のトンボも、今日の暑さに少し参っている様にも感じられました。
アメンボウ
アメンボウの集団。手漕ぎのボートが水面を滑るみたいにすいすいっと・・
暑さを避けると言う意味では、正に最適な生活環境かも知れません。
でも本当に涼しいかどうかは、アメンボウに聞いてみないと判りませんが・・

※7/8に都内で撮影

うんざりの日続く2013/07/09 21:23

うんざりの日続く
熱中症の心配の上に、光化学スモッグ注意報まで出されてうんざり。
自然観察散歩には至って不向きな日が続いています。
見上げる空には、この花と相似形の太陽がぎらぎらと・・
真夏と言えばやはりヒマワリ。少しお裾分け願いたい程の元気さでした。
ハマボウの花
なよなよとした花びらで、ひ弱そうに見えるハマボウも暑さには滅法強い。
花が少ない今の時期の貴重な彩りです。
ドングリ
これだけ暑い日が続くと、秋の訪れを待ち望む気持ちがつのります。
とは言っても、まだまだずーっと先の事。
秋の実り・ドングリもまだ赤ちゃん状態の超ミニサイズ。
生い茂った葉っぱの陰で、ひっそり昼寝をしている感じでした。
モンシロチョウ
暑い日中は昆虫達の姿もばったり。
日陰になる場所で、わずかにその姿を目にするだけです。
クローバーの葉で翅休め中のモンシロチョウ。
どこにも傷みのない翅は生まれたての証明です。
モンシロチョウの求愛
オスがメスにアタックをかける場面も目にしました。
暑さに強い感じはしない蝶なのですが、モンシロも意外とタフなのかも・・

※7/9に都内で撮影

4日連続の猛暑日に・・2013/07/10 20:17

4日連続の猛暑日に・・
4日連続の猛暑日。真夏の猛威が一向におさまりません。
そんな中、見頃を迎えているのがサルスベリの花。
余りの暑さに自然発火した炎みたい。空に向け勢い良く突き上がっていました。
オンブバッタの幼虫
今草むらでおびただしい数を確認出来るのがオンブバッタの幼虫。
真夏に生まれて育つ子とは言え、ここの所の暑さには参っているみたい。
揃って日陰の草に逃げ込み、暑さをやり過ごしている感じでした。
トウキョウヒメハンミョウ
日照りの日々。からからに乾いた環境を苦にしないタフな昆虫がいます。
トウキョウヒメハンミョウ。別名:路導(みちおしえ)。
道を教える様に、人の行く道の前に飛び降りる事を繰り返す習性からの命名です。
今日もそんな動作を見せてくれました。
トウキョウヒメハンミョウ
葉っぱに止まった事を幸いに、そーっと前に回り込んで顔面迫写を一枚。
ぎらつく大きな目、鋭い大あご、小さな身体に似合わず存在感抜群。
アリやミミズ等を捕食する獰猛な肉食性昆虫です。
この顔を見ればその素性は明らかですね。

※7/10に都内で撮影