木立に逃げ込む ― 2013/08/08 21:37
たまらず逃げ込んだ木立の中。若干ましだけど、ほっと一息つける程でも・・
降り注ぐ蝉時雨が、暑さをより一層高めている様に感じられました。 特に暑さを助長する感じなのが、ミンミンゼミのやかましい鳴き声です。
その声の主の姿はこの通り。透き通った翅、緑色基調のクールな体色。
声のイメージとは大違いなんですが・・ ニイニイゼミの抜け殻が木の幹にいくつも残されていました。
他のセミのそれに比べたら、ずーっと小柄で色合いも地味です。
ひっそりと止まるその姿に、どこか哀愁感さえ漂う様に感じます。 木立の主役は当然の事ながらセミ。
しかし目を凝らしてみると、意外な程多くの昆虫を目にする事が出来ました。
これはアオバハゴロモ。涼しげな色合いが目に心地よい。
セミの遠い親戚なので、こうして木の幹に張り付くのは自然な行動です。 ヨコバイの一種の幼虫でしょうか。
木の幹を伝いながらどんどん上方に移動して行きました。
目指す食べ物は木のてっぺん付近にありと言う事の様です。 これも上を目指して移動して行きました。ニレハムシの幼虫と思われます。
その名の通り、ニレ等の木の葉に甚大な被害をもたらす害虫です。
盛大に生い茂った樹々の葉も決して安泰とは言えない様です。
※8/8に都内で撮影