木立で謎解き ― 2013/08/13 22:05
日照りの場所から逃げ込むと、ほんの気持ち程度ですが、涼感を味わえます。
そして、ここは謎解きみたいな楽しみが潜んでいる場所でもあります。
例えばこれ。どこに昆虫がいるか判りますか?。 ほぼ中央部分に接近してみるとこの通り。
割と大形なスズメガの一種、サザナミスズメが木の幹に張り付いていました。
色合いに若干の違和感がありますが、木肌の質感に近い見事な擬態ぶりです。 角度を変えてみると、存在感が少しアップするでしょうか。
それしにても、紛らわしい事この上無し。
自分の存在をうまく隠せる場所をしっかり判っているんですね。 蛾の仲間には、この様に、騙し上手が多いのですが、これも凄い。
折れた小枝の様に見えるこれも蛾の一種なんです。 シャチホコガの一種・ツマキシャチホコ。
翅を開くと普通の蛾なんですが、折り畳んでしまうと、正に小枝そのもの。
ぱきんと折れた切り口まで本物そっくりです。
これは繁殖行動に入ろうとしているカップルの様です。
騙しのテクニックが二倍になった感じで、更にややこしい。
※8/13と8/12に都内で撮影