樹液スポットで2013/08/27 20:04

樹液スポットで
秋が近づくにつれて、芳しくなかった樹液の沁出しに変化が出始めたのでしょうか。
これ迄は閑古鳥が鳴いていたタブノキの幹が結構な賑わいを見せていました。
これは、ハナムグリの仲間とアカボシゴマダラの樹液吸い出しシーン。
沁出しスポットがごく限られている為、どうしてもこの様なガッチンコ状態に・・
アカボシゴマダラの喧嘩
スポットに張り付いた甲虫に邪魔されて、思う様に樹液にありつけないアカボシ。
樹液そっちのけで喧嘩を始めてしまいました。頭をぶつけ合っての攻防戦です。
そんな事してないで、順番に譲り合って吸った方がいいと思うのですが・・
ゴマダラチョウ
近くには、同じく樹液を狙ってやって来た在来種のゴマダラチョウがいました。
遠目にタブノキを眺めるだけ。樹液争奪戦に加わる事を諦めてしまっている感じ。
そんな事だから外来種のアカボシがのさばるんだぞと、はっぱを掛けたい気分でした。
サトキマダラヒカゲ
サトキマダラヒカゲも樹液大好き蝶のひとつ。
こちらは無駄な争奪戦には加わらず、陽が高いうちは昼寝が一番って言う感じでした。
何れにしても、樹液の出がもう少し改善されない事にはって言う状況ではあります。

※8/27に都内で撮影
※撮影メモ:
一番上の画像の様に、接近して、ある程度ピント範囲の深い画像にはコンパクト機を使用中です。機種はリコーGR IV で28mm単焦点、1/1.7インチCCDで最近接1cmと言うスペックを持っており、レンズの性能的にも十分満足出来る機種です。
この機種は、後継のGR(APS-Cに撮像素子拡大、最近接は10cm)の登場により販売終了です。昆虫撮影への適性からすると、消え去るのが実に惜しい機種と言えます。
昆虫撮影では撮像素子の小ささはネックではなく、深い被写界深度が強力な武器となります。販売終了ではなく、可能な限り併売を望みたいところだったんですが・・
少数意見なんでしょうね。手元にあるGR IV 大切に使っていかなければ・・