猛暑のまま9月 ― 2013/09/01 20:51
ショウジョウトンボのお尻上げ角度もご覧の通り。
まさに目で見る高温注意報って言う感じでした。 ちなみにこれは8/29に同じ場所で撮影して同日のブログに載せた画像です。
ちょっぴり涼しさを感じた日のショウジョウトンボの姿。
違いは歴然ですね。 陽の当たらない草の繁みにいたハラビロカマキリ。
いつものファイティングポーズはどこへやら。葉陰でひっそりって言う感じ。
獲物狙いはひとまずお休み。多少は涼しいこの場所に逃げ込んだみたい。 これ迄主流だったアブラゼミやミンミンゼミの声が次第に遠のく頃。
それに変って目立ち始めたのが、ツクツクボウシの声です。
夏の終わりを感じさせる少し寂しい声の調子は、例年通りなんですが・・
強い陽射しが当たる木の幹で鳴く姿は、だいぶイメージ違い。
長過ぎる夏を象徴している様に思えました。 それでも目を凝らせば、秋を感じさせる昆虫に出会う事が出来ます。
しなやかな草に止まっていたのは、細身のツユムシ。
爽やかな秋の空気の中で目にしたい昆虫です。
一体いつになったら実現することやら・・
※9/1に都内で撮影(2枚目の参考画像は8/29に撮影)
竜巻の元凶か ― 2013/09/02 20:30
東京湾岸から見た北の空は、その波乱の展開を窺い知るに十分な眺めでした。
次々に涌き上がる積乱雲。寒気と暖気の壮絶なぶつかり合いの結果です。
中央やや左はとうきょうスカイツリー。越谷はこの方角です。 やがて現れたのが、恐ろしい形相のこの雲。
超巨大な積乱雲・スーパーセルと思われます。
今回甚大な被害をもたらした竜巻と思われる突風の原因と推測されています。
撮影時刻は午後1:58。時間的にもぴたりと一致します。 圧倒的なボリューム感に都心のビル群も押しつぶされそうな感じでした。
中央は東京タワー。 振り返って南の空を見れば、秋を思わせる優しげな雲が掛かるだけ。
夏と秋のぶつかり合いが空の上でも激しく繰り広げられている様です。
※航空機は、ANAのボーイング787。羽田にファイナルアプローチ中。
※9/2に都内・城南島海浜公園で撮影
過渡期の空の下 ― 2013/09/03 20:14
もくもくと涌き上がる夏雲。まだ俺の季節は終わっていないよと主張しているみたい。 背丈を伸ばした水草の上を通り過ぎて行く雲は、夏から秋への過渡期に良く見る形。
積乱雲になろうとしたけど、なりきれず、風に流されてって言う感じでしょうか。 雲が通り過ぎた後には、高空に掛かる薄雲が残されていました。
”天高く” を感じさせる眺めです。
こんな感じの秋空が定着するのは、いつ頃でしょうか。 澄んだ青空をバックに、ナミアゲハのペアーが求愛のダンスを踊っていました。
秋は昆虫たちにとって、次世代に生をつなぐ追い込みの時期。
この先、こんな光景を度々目にする事になりそうです。 求愛ダンスを始める前は、こうでした。
ヤブガラシの花に来て吸蜜に夢中。そこに割って入ったのがオス。
メスにとっては、おちおち蜜も吸っていられない多忙な時期に入った様です。
もてもてのアイドルはつらいよって言うところでしょうか。 水草の繁みで見た一寸ショッキングな光景がこれ。
アジアイトトンボ・メスの食事風景です。
問題はくわえている獲物。その色から判断して同じトンボのオスの尾部の様です。
カマキリのメスが交尾後にオスを食べてしまうのは良く知られていますが・・
もしかしてこのトンボも??・・
昆虫の愛の行動は、人が考える様な甘美なものではないのかも知れません。
※9/3に都内で撮影
ぶつかり合いも程々に・・ ― 2013/09/04 20:23
季節のぶつかり合いを実感する眺めでした。
ぶつかり合いは仕方ないけれど、余りに過激なのは勘弁して欲しい気が・・
先日の埼玉、千葉に続き、栃木でも同様の竜巻被害が発生してしまいました。 激しい表情を見せる空とは違って、草むらには秋の風情が濃く漂い始めています。
セミの声に変って、優しげな虫の声も切れ切れに耳に届きました。 そんな優しい雰囲気の草むらで、今頻繁に目にするのがこのデカ物です。
日本最大のバッタ・ショウリョウバッタ。
特にメスの巨大さには目を見張ります。 堂々としたメスに対して、オスは完全に貫禄負けって言う感じ。
交尾はメスの背中におんぶして行う為、余り大きくなると都合が悪い様です。
但し重いメスに比べて、動きは軽快。今日も元気に飛び回っていました。
”いい娘がいないかな・・”
※9/4に都内で撮影
それぞれの雨上がり ― 2013/09/05 23:18
天気の不安定さが今日も相変わらずでした。これは雨が止んだ直後に見た光景。
フェンスに咲くヤブガラシの花の蜜を求めてやって来たアオスジアゲハ。
この時を逃すまいと、忙しく吸蜜を繰り返していました。 鱗粉に護られた翅を持つ蝶は、雨には意外と強い。
硬い殻をまとった甲虫も同様かと言うと、そうとばかりも・・
草の葉に止まっていたシロテンハナムグリ。この姿勢のままじーっと動きません。
背中には水滴がまだ残っています。身体が冷えてエンジンが掛からない状態かも。 アオドウガネも同様。
でもこちらは昼間、寝込んでいる事が殆どなので、昼間の雨は関係なしと言えそう。
背中の水滴も、この寝坊助が活動を始める夕方には乾いていた筈です。 雨上がりの木立で一番活き活きしていたのがこれ。
雨に濡れたサクラの木の幹にいたカタツムリ。
”あれっもう止んじゃったの、雨、大好きなんだけどなぁ” って言う感じでしょうか。
※9/5に都内で撮影