深まる秋に ― 2013/10/20 21:17
流石にこのまま一気に冬へはないでしょうが、秋が深まっている事は間違い無し。
草むらの昆虫の姿にも秋の深まりを感じる事が出来ます。
緑色だったオンブバッタですが、この様に薄汚れた体色の物が増えて来ました。
次第に枯れて行く草の色に、一足早く合わせましたって言うことかも・・ 色の変化だけでなく、身体の状態で秋の深まりを感じる事も出来ます。
水草に止まるコバネイナゴ。よく見ると右の後脚が欠けてしまっています。
秋の昆虫シーンの終盤では、この様に何らかの支障を持った個体を多く見かけます。
宿敵の数が多い草むらでの生活。常に身の危険と隣り合わせの筈。
片足が欠けた位なんでもないさって言う逞しさが、長く生きる上では必要な様です。 逞しく生きるバッタもイナゴも、秋の終わりにはその姿を消してしまいます。
その後、冬の寒さを物ともせず、生き残る更に逞しい奴もいます。
例えばこのアオクサカメムシの幼虫(5齢)。やがて成虫になり越冬します。 カメムシの仲間には結構逞しい顔ぶれが揃っています。
鉄錆色のクサギカメムシも、成虫のまま越冬する種とされています。
でも、寒さを避けて、人家に入り込む事もあるそうなので、注意が必要です。
※本日撮影の画像ではありません(10/19と10/18に都内で撮影)