冬支度を急ぐ2013/11/08 21:22

冬支度を急ぐ
日中に限れば、寒さを全く感じない穏やかな日和となりました。
しかし見上げる空には、冬を思わせる飛行機雲が・・
上空のあの寒気が地上に降りて来るのも間近なんでしょうか。
天候が至って不順。今年は秋の風情をまだ堪能しきれてはいないのですが・・
オオカマキリの産卵
近づく冬の足音に昆虫達は敏感に反応し、それぞれの冬支度を急いでいる様です。
今日はオオカマキリの産卵シーンに出くわしました。
産卵場所として選んだのは、低木の葉の繁み。かなりややこしい場所でした。
この姿勢で固まり、お尻から白い泡状の卵鞘をむくむく産み出していました。
オオカマキリの卵鞘
しばらく時間をおいてから、再びさっきの場所に行ってみたらこの通り。
親虫の姿は既になく、産卵直後と判る白い卵鞘が小枝に固定されていました。
オオカマキリの卵鞘
近くでは、産み落とされてから時間が経過した卵鞘も確認出来ました。
産卵直後は白っぽいのですが、時間を経てこの様な茶色系に変色して行きます。
これはまだ鮮やかな方。次第に冬枯れの野に馴染むもっと地味な色に変ります。
アキアカネのメス
カマキリたちは産卵に奔走中。一方トンボの現状は?。
秋のトンボの代表・アキアカネ。大分数を減らしましたが、まだ出会いは可能。
しかし以前の様に、木の枝先を探しても駄目。
この様に低い草の葉にとまり、日向ぼっこをする個体ばかりです。
これはメス。産卵も終わり、ゆったり余生を過ごしている様です。
ホソミオツネントンボ
ふわふわと飛んで、草の葉に止まったのはホソミオツネントンボ。
こちらは、アカネみたいに余生を過ごす段階ではなく、現役バリバリ。
成虫のまま越冬するトンボです。この先も何度か出会えればいいのですが・・

※11/8に都内で撮影