寂しさと賑やかさと2013/12/14 21:09

寂しさと賑やかさと
昨日吹き荒れた強い風もやみ、穏やかな冬の青空がひろがりました。
見上げているのはプラタナスの木。
葉の多くが散り落ちてしまい、枝から垂れた実だけが目立っていました。
”愛しの小鈴”と唄われたこの実もやがて地上へ・・丸裸の冬姿に変るのも間近な筈。
蜘蛛の巣
落葉樹の多くが葉を散らした今、春を目指す冬芽が目立つ様になって来ました。
その冬芽を上手く利用して懸けられた蜘蛛の巣を見つけました。
しかし中央に陣取っていた筈の蜘蛛の姿は既になし。
賑わいを見せた秋の昆虫シーンの終焉を静かに告げている様に感じました。
ススキとセイタカアワダチソウ
枯れ色に支配される時が近づいた草むら。
秋の主役とも言えるススキやセイタカアワダチソウもそろそろ見納めです。
在来種vs外来種として領域争いを繰り広げて来た両者も静かに肩を寄せ合って・・
来シーズンまで取りあえず休戦にしようやって言う雰囲気も・・
シジュウカラ
寂しくなる一方の自然ですが、反対に賑わいを増しているのが様々な野鳥たち。
これは代表的な小鳥の一つシジュウカラ。忙しく活動中です。
枯れた水草の茎から幼虫をほじくり出したり、樹木の冬芽を食べたり・・
やる事はいくらでもあるって言う感じ。
ハラビロカマキリの卵鞘
小鳥達が数を増し始めた今、要警戒なのが各種カマキリの卵鞘。
これはクヌギの枝で見つけたハラビロカマキリの卵鞘です。
小鳥の目に止まらぬ様、枝の下側に隠れる様に産みつけられていました。
しかしこれだけ周到に産卵しても、絶対安全とは言い切れません。
同じ様な卵鞘を激しくついばむ小鳥の姿を、過去に何度も目にしていますから。

※12/14に都内で撮影