歳末の水辺で ― 2013/12/30 19:38
冷え込みを反映して、昨夜に張った薄氷が昼過ぎになっても融けきりません。 白く輝いていたヨシの穂も枯れ色に染まって・・
水辺を緑色に染めた水草の世界も最終末の雰囲気が濃厚でした。 わずかに賑やかさを感じられたのが、ガマの茂み。
風を受けて白い穂綿を盛んに舞い上がらせていました。 これはまだフランクフルトソーセージ状の面影を多く残している穂先。
徐々に崩れて穂綿となり、僅かな風が吹いただけでも軽々と舞い上がります。 穂綿を飛ばす目的は、種子を散布して繁殖範囲を拡大する事。
しかしその全てが所期の目的を果たせる訳ではありません。
この様に、池周辺の木の枝等に絡んで the END となる数も膨大です。
一本の穂が放出する種子の数は数十万にも及ぶと言われています。
この様な失敗事例を十分に見越して、大量にばらまいているんでしょうね。
※12/30に都内で撮影