完璧なピーカン2014/08/06 19:51

完璧なピーカン
あまりの暑さにそそくさと逃げ込んだ木陰。しかし期待した清涼効果はいま一つ。
差し込む木漏れ陽も、点滅するストロボ光の様に強烈でした。
雲一つない空
何しろ今日の空は、雲一つ漂わぬ完璧なピーカン。
紫外線ギラギラの陽射しを、ストレートに地上に浴びせかけている感じでした。
他の季節だったら大歓迎の快晴も、真夏に限っては少しご遠慮願いたい気分に・・
サルスベリの花
そんな空に似合う花のひとつがサルスベリ(百日紅)。
白色のもありますが、真夏の青空に映えるのはやはりこの紅色です。
くっきりとしたコントラストを成して、澄み切った空に突き上がっていました。
ショウリョウバッタ
同じく空に向かって突き上がっていたのがショウリョウバッタの触覚。
暑さに負けないぞのVサインか。真夏に生きるバッタはさすがにタフですね。

※8/6に都内で撮影

日照り続き2014/08/07 20:35

日照り続き
各地での豪雨被害が報じられていますが、東京は真逆でカラカラの日照り続き。
強烈な陽射しの下、干上がった池の底には亀裂が縦横に走っていました。
そろそろお湿りを期待したい所ですが、一旦降り出すとゲリラ豪雨の可能性大。
気象の過激さが年々強まっている感じですが、この夏は特に顕著な様に思えます。
ギンヤンマ
休む事なく飛び続け、縄張りを死守する構えのギンヤンマも時々こんな姿に・・
真夏に於ける最強トンボも、ここ数日の猛暑には相当参っている様です。
シオカラトンボ
ギンヤンマに追いかけられる立場のシオカラトンボも日陰を選んで翅休め。
休戦状態成立で、意外な程に静まり返る真昼の水辺でした。

※8/7に都内で撮影

秋の近づきを・・2014/08/08 22:29

秋の近づきを・・
お盆間近。水辺では盆花とも呼ばれるミソハギが一斉に咲き揃っていました。
夏の咲く花は大柄で派手めな物が多いのですが、この花は小粒で色も控えめ。
別名は盆花。祖先の霊を迎える気持ちに寄り添う様な優しさが感じられます。
うろこ雲掛かる空
うろこ雲が掛かる空の下、夏の終わりを告げるツクツクボウシの声も微かに・・
厳しい暑さは続いていますが、秋が着実に近づいている事を実感しました。
ツバメシジミ
真新しい翅を持つツバメシジミ。今日は数頭を目撃しました。
強烈な真夏の陽射しには耐えられそうもない感じの優しげな姿。
秋の昆虫ステージに向けて続々と誕生中の様です。
サトクダマキモドキ
葉っぱの上で休息していたのは、成熟したサトクダマキモドキでした。
獰猛な雰囲気を漂わす物が多いキリギリスの仲間ですが、ツユムシ族は別格。
なよなよとした秋の草に止まる姿が絵になりそうな静かな佇まいを見せています。

※8/8に都内で撮影

潤す迄には・・2014/08/09 22:48

潤す迄には・・
大型台風の影響でしょうか。すっきりしない空から時折雨が降り注ぎました。
しかしほんのお湿り程度。オンブバッタが居た葉上の雨滴もこの通り小粒でした。
この程度の雨では、乾ききった自然を潤すまでにはいかない様です。
でも油断は禁物。西日本の豪雨状況を見るにつけ今後の進路がとても気掛かりです。
カラタチの木にて
長く続いた猛暑が一休み。昨日迄息を潜めていた昆虫達にも元気が戻った様です。
カラタチの木の周りをクロアゲハが忙しく飛び回っていました。
クロアゲハの産卵
カラタチのトゲに狙い定め、お尻を曲げて産卵のポーズに移行しました。
カラタチはナミアゲハも産卵対象にする木で、これ迄何度も産卵を目撃しました。
幼虫の食欲は旺盛。今は繁っている葉っぱですが、その惨状を近く目にする筈です。
セグロアシナガバチの採餌
近くの草むらで目にしたのはセグロアシナガバチの採餌シーンでした。
巣で待つ幼虫の為に、捕らえた芋虫をダンゴにして持ち帰る習性があります。
今日の獲物は芋虫ではなくて、どうやらハラビロカマキリの幼虫の様でした。
小さいとは言え獰猛なカマキリを捕らえるとは・・上には上がいるんですね。

※8/9に都内で撮影

笑い顔と怒り顔2014/08/10 19:05

笑い顔と怒り顔
草むらで昆虫観察中の私に異常接近してきたシオカラトンボ。
これ幸いとお近づきショットをパチリ。この顔、どう見ても笑ってますね。
草いきれムンムンのこんな所に来るなんて、物好きだねぇって笑われていたのかも。
クルマバッタモドキの顔面
黒いサングラスを掛けたこわもてはクルマバッタモドキ。こちらは笑ってません。
カサカサに乾いた荒れ地にうまく擬態した積もりだったのに、見破られて怒り心頭か。

※本日撮影の画像ではありません(8/9に都内で撮影)