草地で、木立で・・2014/10/10 20:24

草地で、木立で・・
枯れ色が目立ち始めた草地で、褐色タイプのショウリョウバッタに出会いました。
真夏には多数の生息を確認できたこの種も、ピーク時期を遥かに過ぎた感じ。
この様に、周囲の色の変化に適応出来る個体が細々と生き続けている様です。
でもまだまだ大丈夫。カメラの接近を嫌い、結構勢い良く飛び去りました。
ハラビロカマキリのメス
セミの声が止んだ木立。太い木の幹にハラビロカマキリのメスが止まっていました。
これ迄は草むらでの遭遇が多かったのですが、今はこんな場所での出会いが殆ど。
秋も深まり、昆虫達に残された時間が少なくなっている事の証明です。
さて、このメス、カメラとのにらみ合いを暫く続けた後にとった行動は・・
産卵に向かうハラビロカマキリ
やおら方向転換。幹の上方に向かって登り始めました。
このカマキリは樹上性。産卵も木の幹や枝に対して行う習性を持ちます。
お腹の大きなこのメスも、産卵時期がだいぶ切迫している様です。
適切な産卵箇所をめざして、いざ!。
産卵に向かうハラビロカマキリ
おーい、どこ迄行くんだい?って声をかけたくなる感じ。
どんどん遠ざかって行きます。
残念ながら、このメスの産み落とした卵鞘を間近で観察する事は不可能でしょうね。

※10/10に都内で撮影

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