鮮やかさとは無縁でも2014/12/21 19:54

鮮やかさとは無縁でも
地表に落ちても、暫くの間は樹上にあった時の鮮やかさを保つカエデの葉。
紅葉の季節のフィナーレを告げている様で、目を奪われます。
草地の今
一方、草地の今の眺めは、鮮やかさとは全く無縁。
ただ、終末期の寂しさを漂わせているだけの様に思えるのですが・・
自然観察を楽しむ者としては、むしろこちらの方により強く惹かれます。
オオカマキリの卵鞘
興味の対象は、例えばこんな物。
ぽっきり折れた草の茎。でもオオカマキリの卵鞘は産み落とされた状態のままです。
期せずして、お隣同士になっちゃったって言うところが面白い。
春が来る迄にはまだ色々な事がありそう。でもがっちり固定のこの形なら多分大丈夫。
クズのつるの葉痕
様々な昆虫達の越冬の姿に出会える草地ですが、植物そのものにも見所あり。
今の時期、私が興味を惹かれて観察するのが、クズのつるに出来た葉痕の形です。
どれにも、人の顔を思わせる面白いパターンが浮かび上がっています。
それぞれが微妙に違う表情を見せているので、見飽きる事がありません。
今日見たこれは可愛い子ちゃん系?・・

※12/21に都内で撮影