親ごころを見る2015/02/03 21:15

親ごころを見る
草地で見つけたまん丸のボール。ナガコガネグモの卵のうと思われます。
感心したのはその産み付け方。周囲の葉っぱを糸で繋いで、茎にがっちり固定。
産卵時には緑色だった葉っぱも今や枯れ色。カラカラに乾いてこわばっています。
卵のうをがっちり支えるのに、十分過ぎるほどの強度を持っている筈。
こうなる事を見越して産み付けたとすれば、大いに先見の明あり。
次世代に確実に命をつなぐ為の、親蜘蛛の知恵を感じる光景でした。
オオカマキリの卵鞘
常緑樹の葉裏にあったオオカマキリの卵鞘も、親虫の知恵の産物と推測されます。
この葉っぱは散らないので、冷たい冬の雨や雪の直撃をよける上では有効。
さらに天敵である野鳥の目に止まる危険も少ない・・って言う事で、ここに決定。
この推測、あながち的外れでもない様に思えるのですが・・
ハラビロカマキリの卵鞘
樹上性のハラビロカマキリは、あまり深く考えずに産んじゃってる様にも・・
この様に、目に付きやすい枝に、あっけらかんと産み付けているケースが多い。
ただ産み付ける箇所の高さに、知恵を働かせていると言う説あり。
雪が多く降りそうな年には、出来るだけ高い所に・・所謂カマキリの積雪予報です。
私の観察によれば、今年は結構高い。さて、当たるか外れるか・・

※2/3に都内で撮影

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