ゴーイング・マイウェイ2015/05/06 20:51

ゴーイング・マイウェイ
晴れ日が続いた今年のゴールデンウィーク。
草地を抜ける道もからからに乾いて、早くも真夏の雰囲気さえ感じられる程でした。
草の繁り具合も、春のそれとは大違い。
この先更に背丈を伸ばして、歩く人を圧倒する夏草の繁みに変貌する筈です。
見つけたのはツチイナゴ
汗をかきながら歩いた道。私の足音に驚いて、繁みの中に逃げ込む者あり。
そーっと後を追ったら、この時期にしては珍しい見応え十分の飛び跳ね系でした。
ツチイナゴ。枯れ色に紛れる体色から察しがつく通り、成虫で越冬をした個体です。
ツチイナゴ
この種は、普通のイナゴとは真逆のライフサイクルを持っています。
他のイナゴが死に絶えた冬の草地で生き続け、初夏に繁殖行動をして一生を終えます。
いよいよ、これからが、多くの昆虫にとっての最良の季節なのに・・
なぜ、敢えてそんな難しい生き方をするんだろうと、不思議に思ってしまいます。
ゴーイング・マイウェイ。このイナゴにはこのイナゴなりの理由があるんでしょうね。

※5/6に都内で撮影

容疑者は?2015/05/07 20:33

容疑者は?
旺盛な繁茂ぶりで、夏の草地を席巻する勢いさえ感じさせるクズ。
いよいよ幅広の葉を、随所で目にする様になりました。
でも完全無欠な葉は少なく、多くがこの様に端からキザギザに食い荒らされています。
こんな盛大な食い跡を残す大食漢は一体誰?
このシーンでは、葉裏にいるナナフシモドキに、当然容疑がかかるのですが・・
コフキゾウムシ食事中
それは誤解で、ホシはこれ。クズの葉が大好きなゾウムシ・コフキゾウムシです。
背中にちょこんと乗っかったオス。メスはそんな事に関係なくムシャムシャ・・
繁殖行動中であろうとお構いなしの猛烈な食いっぷりを見せていました。
こんな風ですから、この先の展開は容易に推測できます。
ギザギザの傷だらけになった葉っぱが、草地を埋め尽くしそう。
スグリゾウムシ
数を増やしつつあるゾウムシの仲間。その食性は種別ごとに様々です。
丸っこくて可愛らしいスグリゾウムシの好みは、フサスグリやミカンの葉なんだとか。
小型ながら、くいっぷりの見事さには目を見張る程のゾウムシたち。
いよいよ本格始動って言う事で、食われる植物たちの悲鳴が聞こえて来そう。

※5/7に都内で撮影

初夏の光満ち溢れる頃2015/05/08 21:32

初夏の光満ち溢れる頃
初夏の光、満ち溢れる頃。
強まる陽射しを受け、水草や岸辺の樹々の若緑が輝いていました。
この眺めを目に出来るのは、今の時期だけに許された贅沢と感じます。
ジャコウアゲハ
逆光状態での予期せぬ出会い。
間近な葉に止まるジャコウアゲハの筋状斑紋がくっきり浮かび上がっていました。
ゆったり翅を開く
この葉が余程お気に入りの様子。ゆったり翅を広げての翅休めに移行しました。
小形の蝶では感じられない、威厳さえ漂うその姿。
やはり大形の蝶は見応えがあるなぁと・・
ジャコウアゲハの裏翅
順光状態で見ればこの通り。黒光りする翅を持つただの大きな蝶にしか見えません。
蝶の観察では、光線状態が大きなポイントなんだなと改めて実感しました。
光溢れる今の時期、もっと沢山の蝶に出会いたい気分に・・

※5/8に都内で撮影

恐ろしい事するなぁ2015/05/09 19:53

恐ろしい事するなぁ
透き通る様な若緑色の葉をたくさん付けているエノキの木。
そこで目にした、見るからに恐ろしい姿の大形のハチ。
葉から葉へ伝い飛びして、必死に何かを探し回っている様子でした。
セグロアシナガバチ
やがて、何かを大事そうに抱えて、目の前の葉に止まりました。
捕らえた昆虫を団子状にして、巣で待つ幼虫に与える習性を持つセグロアシナガバチ。
さっき一生懸命探し回っていたのは、今の時期、葉に多くいる芋虫だったんですね。
してやったりって言う感じで、団子作りに奮闘中。
ところでこの画像にはもう一匹昆虫の姿が・・右側に小さなハエが写っています。
恐ろしい事をするなぁ
拡大してみるとこの通り。
”恐ろしい事するなぁ” って言う感じで、遠巻きに見つめている様にも・・
アシナガやスズメ・・人にとっても要警戒の凶暴なハチが続々とデビュー中。
小さな昆虫たちにとっては、油断大敵な日々の訪れです。

※本日撮影の画像ではありません(5/8に都内で撮影)

お馴染みさんと新顔と2015/05/10 20:26

葉っぱの先のナナホシテントウ
冬の間も、陽溜りで日光浴する姿を、ちょくちょく見かけたナナホシテントウ。
いよいよ草の繁みの中で、活発に動き回る時期を迎えました。
これは葉っぱの先端にいた一匹。向こう側の草をじーっと見つめているみたい。
さて、この後とる行動といえば当然・・
いざ離陸へ
推測どおり、大きく翅を開いて、いざ離陸へ・・
目指すは、餌となるアブラムシがいっぱい居そうなあっちの草か・・
やっぱヤメタ
・・と思ったら、くるりと方向転換。すたすたと下方への移動を開始しました。
草の繁茂が進むと共に、草にたかるアブラムシの数も急激に増加しています。
ナナホシにとっては、どの草にしようか、目移りが激しい毎日の様です。
餌獲りに苦労した冬の日々に比べて、何とも贅沢な悩みでしょうね。
ショウジョウトンボ・未成熟個体
ナナホシテントウは、この観察地では、毎度毎度のお馴染みさん。
一方、この黄色いトンボは、私にとっての嬉しい今季初遭遇です。
真夏の水辺の定番キャストとも言えるショウジョウトンボの未成熟個体。
全身真っ赤に染まった雄の姿を、水辺で目にするのもそう先の事ではない筈です。

※5/10に都内で撮影