チビからデカブツへ2015/06/16 19:25

チビからデカブツへ
生い茂った夏草に止まっていたデカイ奴。成虫化したキリギリス(雄)でした。
ピンピンと飛び跳ねて花びらをかじっていた幼虫時代の面影は、今や全くなし。
威風堂々としたその姿に圧倒される感じでした。
キリギリス成虫の面構え
キリギリスと言うと「アリとキリギリス」の物語からも弱々しいイメージですが・・
しかし、この顔つきからは、そんな印象を全く抱く事はできません。
事実、この世代になれば、肉食性に転換。そこいらの昆虫を餌食にします。
夏の草むらに生きる昆虫たちにとっては、新たな脅威が誕生したと言う訳。
ハラビロカマキリ幼虫
威厳を漂わすデカブツが登場した草むらですが、未成熟なチビもまだまだ多数。
その代表格とも言えるのが、このハラビロカマキリ幼虫。
吹けば飛ぶような姿で、草木の葉の上を徘徊中です。
このチビはじーっと上を見上げていました。
小さな子供は何にでも興味を示すもの。この幼虫のポーズも正にそんな感じ。
他の昆虫たちにとって脅威の存在となる迄には、まだ暫く時間が掛かりそう。
ハラビロカマキリの抜け殻
しかし、そんなに悠長に構えていられないかも・・
これは蜘蛛の網で目にした抜け殻。風に飛ばされてこの網に引っ掛かったらしい。
チビからデカブツへ・・そのプロセスが着々と進んでいる事は間違いありません。

※6/16に都内で撮影