風は北から南へ ― 2015/10/25 19:28
時折吹く強い風を受け、激しくなびく水辺のヨシの穂。
その方向は正しく北から南へでした。
秋から冬へのバトンタッチ完了って言う感じ。 高い枝先での翅休めを好むアキアカネも、今日はそのスタイルを諦めたみたい。
風の影響を受けにくい低い場所の構造物に止まる姿を多く目にしました。
今日はまだ寒さを感じる事はありませんでしたが、北風の強度はこの先更に増す筈。
そんな気象変化に耐えて、出来るだけ長くその姿を目にしたいものです。 やがて落葉するエノキの葉。そこでは今こんな光景を多く目にします。
アカボシゴマダラ(蝶)幼虫の食事風景。
葉が黄変硬化して食べられなくなる前に、沢山食べて蛹にならなくちゃ・・
木枯らし一号が吹いた以上、残された時間はそれ程多くない筈。焦るよね・・
次世代の生命を、卵鞘と言うパッケージにくるんで冬越しさせるカマキリ達も同様。
オオカマキリの卵鞘は既に目撃済みですが、今日はハラビロカマキリのそれも初目撃。
樹上性のこの種らしく、エノキの小枝にしっかりと産み付けられていました。
これを産み落とした親虫にとっては、大仕事を終えて一安心。
でも、この先更に別の場所への産卵が控えている筈。多忙の日々が当分続きます。
※10/25に都内で撮影