終末期の哀愁を・・ ― 2015/11/18 21:57
咲き始めたと思ったら、途端にこの有様。
いさぎよいと言えばそうだけど、もう少しじっくり咲き続けられないものかなぁと・・ 地表を埋め尽くすドングリも今の時期を象徴する眺めです。
こちらは、サザンカの様に性急ではなくて、長い時間を経て成熟した姿。
ただこの様に大量に落下しても、全てが発芽する事は到底無理な定めと言えます。
そんな事を考えると、ちょっと悲しい光景に見えてしまいます。 アキアカネも、ドングリ同様じっくり成熟派。
初夏に平地で生まれ、夏を高原で過ごし、秋に生まれ故郷に戻り次世代に生を繋ぐ。
そんなライフサイクルにもいよいよ終わりの時が近づいている様です。
ここに来て、数の減少傾向に一層拍車が掛かった感じ。
目を凝らしてやっと見つけた個体には、思わずレンズを向けてしまいます。
これは伐採木集積場で目にしたオス。
依然鮮やかさを失わない茜色が、逆に終末期の哀愁を漂わせている様に感じました。
※本日撮影の画像ではありません(11/17に都内で撮影)