忘れ形見に・・2015/11/30 21:04

忘れ形見に・・
現役昆虫の数が激減中の今、昆虫観察での出会いはごく限られた物になっています。
卵や蛹の形で越冬態勢に入った物がその一つ。
そしてもう一つが、既に活動を終えた個体の忘れ形見とも言える抜け殻です。
これは木立の中でよく目にするセミの抜け殻。
鳴き声が交錯したあの真夏の喧騒を思い出そうとしても、もはや遠すぎる記憶の彼方。
しかし抜け殻の姿は当時のままと言う所に、時の移ろいの虚しさを強く感じます。
アカボシゴマダラの抜け殻
エノキの葉裏で目にしたのは、アカボシゴマダラ(蝶)の抜け殻です。
綺麗な状態を保っていますので、秋に向け羽化した蝶の抜け殻かも知れません。
樹液に来たアカボシゴマダラ
これは今回抜け殻を見つけた場所の近くで8月に撮影した画像。
甲虫に混じって、木の枝から噴出する樹液を漁っている成虫です。
この様な賑やかな光景を再び目にする迄には、気が遠くなりそうな長い時間が必要。
そんな寂しい時期が始まったばかりだと言うのに、ほんと気持ちが沈み込みます。

※本日撮影の画像ではありません(11/29に都内で撮影/参考画像は8/2に撮影)