この先ずーっと?・・2015/12/22 21:08

この先ずーっと?・・
冬至の日の空。
基本的に晴天でしたが、雲が掛かると途端にぴーんと張り詰めた寒気に包まれます。
まさに完璧な冬の空気。冬に至ると言う事はこの先ずーとこれが続くと言うわけ。
やはりちょっと憂鬱になります。
キカラスウリの実
枯れ色の中で異彩を放つキカラスウリの実。初冬の風物詩とも言える光景です。
蔓からぶらんと垂れ下がる姿はいかにも所在なさげ。
数を増し始めた冬の野鳥たちにも、あまり人気がないのかなと思えましたが・・
ほじくられたキカラスウリの実
良く目を凝らしたら、近くでこんなのを見つけました。
野鳥の鋭いくちばしでほじくられたと思われる穴が、側面にぽっかり空いています。
すぐそばにある枯れ茎に止まりながら、首を伸ばして犯行に及んだ模様。
名前にある通りカラスがやった?・・
でもあのデカブツが、こんな細い茎に止まるのは無理じゃないかなぁ・・
真犯人については謎ですが、一応人気はあるんだよと言う事で名誉回復の一コマ。
ほじくられたハラビロカマキリ卵鞘
繁殖の為、種を他所に運んで欲しいキカラスウリにとって、ほじくられるのは大歓迎。
でもこれにとっては大迷惑。小枝に産み付けられたハラビロカマキリの卵鞘です。
正面にほじくられた跡がはっきり残っています。
誰の仕業かは大体見当がつきます。過去の目撃記憶から推してずばりシジュウカラ。
小さいけれど、冬越しの昆虫達にとっては、恐るべき破壊者です。
昆虫食いを旨とする野鳥は、この他にも多数。
新しい命が、無事冬を越し誕生に至る迄には、実に多くの危機が待ち構えています。

※12/22に都内で撮影