陽が陰ると・・ ― 2015/12/27 20:17
青空が広がっていたかと思うと急に雲が掛かり、眼前にはモノトーンの眺めが・・
それと共に、ぴーんと張り詰めた冬の寒気が辺りに漂います。 そんな中、目にした意外なもの。
落ち葉が積もった地面から、一輪だけ顔を覗かせていたオオイヌノフグリの花。
顔を向けていたのは、さっき迄地上を明るく照らしていたお日様の方向でした。
急に雲に隠れてしまい ”あれ、あれっ!” って言う戸惑いの表情でしょうか。
他に先駆けて花開いた勇気は認めるけど、今日は日が悪かったかなぁ・・ 近くの落ち葉には、小さなフタホシヒラタアブが止まっていました。
この種は冬の間も活動を続けるタフな奴。
しかし、それは晴れの日限定と言う条件付きです。
こちらも、急な陽の陰りに、”困ったなぁ” 状態か?。
よく見ると、透明な翅をブルブル震わせていました。
寒さに震える人間みたいで、なんとなく共感を覚えました。 身を寄せ合って寒さに耐えるのは、昆虫の世界も同様?・・
これは、ハンノキの太枝で越冬中のヨコヅナサシガメ幼虫の今日の姿。
枝に出来た窪みを埋め尽くす形で身を寄せあっていました。
体温を持たない昆虫でも、身を寄せ合う事での防寒効果あり?。
まぁ、そうしたくなる気持ちは判るけどね・・
※12/27に都内で撮影