視線を上げ下げ2016/02/03 20:50

視線を上げ下げ
被写体探しに苦労する冬枯れの野では、視線を頻繁に上げ下げする必要があります。
視線上げの目的の一つがこれ。樹上性カマキリ・ハラビロカマキリの卵鞘探しです。
画像ほぼ中央に目標物が写っています。それにしても随分高い場所だなぁ・・
産卵時期に、この細枝をエッチラオッチラ登っていった親虫の苦労が偲ばれます。
ハラビロカマキリの卵鞘
孵化の時期には、この卵鞘から生まれた幼虫達が揃って枝下りを始める筈。
登りで終わり下りで始まる。高低差がハラビロカマキリの一生の図式なんですね。
ハリエンジュの葉痕・その1
”視線を上に” だけでは首が疲れるので、下に落として、目の前の枝に注目。
結果、鋭いトゲを持つハリエンジュの幼木で、こんな面白い顔に出会えました。
ズバリ今年の干支を象徴する顔にご対面と言う感じ。
ツノの生えたお猿さんって言うのが、かなりユニークかな・・
ハリエンジュの葉痕・その2
お猿さんの顔が現れるのは、葉を落とした後にで出来る葉痕部分です。
それぞれが微妙に違う顔相を見せてくれるので、結構楽しめます。
面白いので、つい夢中になって近づき過ぎると、鋭いトゲでチクリと・・
その点だけは要注意!。

※2/3に都内で撮影