スズメ思いの(?)・・2016/02/05 21:21

スズメ思いの(?)・・
昆虫の越冬形態の一つとして挙げられるが繭(マユ)に篭る方法です。
これは、木の枝や幹で良く見かけるイラガ(蛾)の繭。
但しこれは越冬中ではなくて、無事越冬を終えて幼虫が誕生した後に残る残骸です。
頂部にぼっかり大きな穴をあけて、幼虫が這い出して行ったと言う訳。
この形から連想して付いた俗名が、雀の小便担桶(スズメノショウベンタゴ)。
発想としては面白いけど、いくら何でも、スズメがこんなのにションするかねぇ・・
イラガの繭
これは以前から注目している、ハンノキの枝に付いているイラガの繭。
無事越冬を終えれば、頂部にスズメの為の用足し穴が空く筈なんですが・・
誰の仕業か?
世の中そんなに甘くはないよと言う実例がこれ。
側面にメチャクチャに壊された穴が空いています。こんなのを目にする事も度々です。
こんなに乱暴な穴あけは、スズメ思いの(?)幼虫の仕業とは到底思えません。
中に潜む幼虫を狙って、何者かが行った狼藉の跡と思われます。
野鳥?、寄生蜂?、あるいは幼虫が釣り餌に最適な事を知っている人間?・・
綺麗な卵形が目を惹くだけに、こう言う被害に遭う危険性は極めて高い筈。
さて、ハンノキに付いたあの繭は、無事難を逃れる事が出来るのでしょうか。

※本日撮影の画像ではありません(2/4と2/3に都内で撮影)